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日本の捜査機関の腐敗ぶりは村木さんや、小沢一郎さん、足利事件などで明るみになりましたが、まだまだ、冤罪事件は多くあると思う。袴田事件や鈴木宗男さんの件もぜひ再審してほしいなと感じます。ゴビンダさんやネパールの人には日本を嫌いになってほしくないです。
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東電OL事件について関心があって読んでみたけど、期待はずれだった。
読売新聞社のスクープ自慢か?と感じました。
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記者発表されるべき資料の内容を読売新聞が早くにスクープしたのかと思ったらさにあらず。読売のスクープが無かったら鑑定資料を検察が公開しなかった可能性もあったとは。
積み上げられた多くの情況証拠の脆弱性は事件直後に書かれた佐野眞一さんの著書に詳しい通りで「オセロのコマのように」鑑定資料の示す事実が情況証拠のシロクロを逆転させてゴビンタさんの有利な資料に覆る。
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ニュースで知っているレベルでは、検察や裁判官がいい加減なことをしたのだろうと思っていたが、これを読むと事件に対する印象が変わった。最終的には、Xのほうが犯人と思われる証拠が多いが、微妙な面もある。弁護士の作戦ミスなのか、被害者に過去に会った数回の日時の証言があいまいすぎる面などもある。逆に、Xのほうが逮捕されていても、別の可能性を消せず冤罪だ言い出す状況になってもおかしくないようにも。証拠が少ない場合どうするのか難しい。
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本書は2012年度新聞協会賞を受賞したスクープのドキュメントだそうです。新たなDNA鑑定が事件の闇を暴き出し、再審への流れが新聞社ならではの筆致で描かれております。いまだに謎の多い事件ですが…。
15年の歳月を経て再審が可決した「東電OL殺人事件」事件当時の様子や、被害者であったA子(本書に倣いここではこう記す)の日常から話題となった事件で、ゴビンダ・プラサド・マイナリという一人の人間が容疑者とされ、長きに渡る拘束の末に釈放され、家族の下へ帰ったというニュースを聞いたときには、本当に胸をなでおろしたことを覚えております。
ここでは、読売新聞の社会部がこの事件の「真相」を追ったスクープの記録です。新聞社の人間が書いた文章ということで、この事件の存在を一躍勇名にした佐野眞一氏の『東電OL殺人事件』のようなぐいぐいと引き込ませる『情念』のようなものは感じられなかったのですが、詳細な取材を丹念に積み重ね、『真実』をあぶりだそうとするその姿勢はとても頭が下がる思いでした。
DNAによる情報解析に基づく捜査が格段に進歩したおかげで、この結審が出たのでしょうが、現在でも謎の多い事件であることは間違いありません。僕自身がいまだにこの事件に執着しているのも、その禍々しいまでの『業』の深さによるものなのかもしれません。
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読売新聞の記事をきっかけにネパール人受刑者の疑いが晴れた経緯が描かれています。人の一生がその時々の捜査方法や予算に左右される可能性があると知り、恐ろしいことだと思いました。DNA鑑定に予算があるなんてびっくりです。
今回は「ゴビンダさんは有罪ではない」ということが決まっただけですが、状況は劇的に変わりました。今度は当時の捜査関係者や裁判官らがどう考えているのか知りたいです。
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途中から斜め読み。ゴビンダさんが再審のため釈放されたのは読売新聞のスクープがきっかけだったようだ。きっかけというか、きっかけとなったDNAの結果をスクープしたということか。こんなに有名な事件なのに、結局『売春婦が外国人に殺された』というどっちも下に見ていた検事の怠慢か。しかし、検事が選んだ証拠しか発表しないというのはすごいね。悪だ。しかし結局これも未解決だもんな。
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この事件は、被害者のスキャンダラスさが注目されてしまい、最終的にどうなったのかまったく分からなかった。まさか、冤罪事件になっていたとは。
事件から20年が経過しており、真犯人がすでに死亡している可能性も十分にある。
真相にいきつくのは難しいのだろうと思う。DNAの検査制度が向上した昨今ではありえない捜査だったのだろうが、いかに最初の捜査が重要かを思い知ることになった。