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中央銀行が、紙幣を発行する意味が理解できた。
「和同開珎は、奈良の平城京をつくるまめの土木、寺院、貴族の館の建設の代金と労賃を払うためにつくった。経済学者が言う取引の利便性のためではない。」のくだり、読んでいてぞくぞくっとした。本質を教えられて、感動しました。
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現金の流れだけを追うのが単式簿記(家計簿や小遣い帳)で、複式簿記は貸方・借方というバランスシート方式で資産は負債+資本と必ず一致する。このため複式簿記の方がインチキをしにくい。実は初心者用の複式簿記本しか読んでいないので、その程度しか理解できておらず(涙)。それでも資本主義が借金で回っている事実がよく見えてくる。
http://sessendo.blogspot.jp/2014/07/blog-post_21.html
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日本の最初の政府貨幣は和同開珎。銅銭。それまでは物品貨幣。それ自体で商品価値があったもの。
信用貨幣は、コトバの発生にいている。部物交換が不便だったから貨幣がうまれたわけではなく、公共事業をする資金を得るため。
共同体を超える交易では、金がマネーとなった。
増税は封建時代でも難しい。貨幣の増産でインフレを起こした。それが増税。
政府貨幣の用途は、公共事業の代金を払うため。取引の利便性のためではない。
マネーサプライの上昇に比例して物価が上がる。
江戸時代の武士は今の公務員などと同じ割合。1割程度。
デフレの要因は、給与の減少。99%の相関がある。
ルーブルの増発による高いインフレ率でソ連が崩壊した。
穀物は世界ではインフレ。日本では円高で見えなくなっている。
金保有の裏付けのない預かり証券が貸付金を生んだ。
信用によって偽の証券を発行したことが銀行の始まり。衣装を預かった洗濯屋が貸衣装屋を始めたのと同じ。
シニョレッジ利益は、インフレから掠め取ったもの。
GDPの3倍の金融資産がある。
低金利は、財政が破綻しない限りは続く。高金利になると払いきれず破綻する。金利を3~4%に上げることはほぼできない。
中央銀行が増減できるのはマネタリーベース。
デリバティブは、過去の確率で将来の金額を見積もったもの。
国債を紙幣に取り換えれば、金利はつかない。フランスのジョンローが行った方法。
スタンプ通貨は失敗する。他国通貨や金に逃避。
真似たいゼーションでは、国民の貯蓄で帰る以上に発行すると、インフレ要因になる。
BIS銀行=国際決済銀行、は中央銀行の中央銀行。
円安は、円の国債が売り越しになること。金利が上昇して、経済が上昇する前に破綻する。
乗数効果は、公共事業を受ける会社が利益を出す有効なもの、でないと生まれない。河川の堤防などは災害の孫不を防ぐもので、効果は少ない。
アメリカは全労働者の60%がが個人事業など。知識と技術は個人のものだから。マーケティング3.0.インターネットを使えば個人の技術で戦える。
金融の大きな変化は8月15日を中心に起こる。バカンスシーズンだから。
100%の確率で財政破綻を起こさないのはドイツとスイス。ドイツ債は、ユーロ建てだからユーロが下がれば下落する。スイス債は、フランが下がらないので下落しない。