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上巻ではゆっくりゆっくりの展開だった謎が、下巻に入り徐々に明らかになってきます。
現代に生きる画家が描き続ける謎の絵と、19世紀に生きた女流画家の禁断の恋の行方、精神科医マーロウ自身の恋の行方など、それぞれ全く違う世界に生きてきた人たちの物語が、謎が明らかになるうちに、1本の糸で繋がっていくようです。上巻には出てこなかった、隠された絵画の存在など、下巻も上巻に負けず、新たなミステリーも飛び出します。
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気軽に読めるので、いいかと思うのだけど。ミステリとしてはそんなに面白くはないかも。
ロバートがしたかったことは何か、したことは何か?を最終的にマーロウは突き止めることが出来たけれども、結果、では何故ロバートはその行動を取ったのか?の謎が残った。
マーロウの物語としては、彼自身はハッピーエンドになったから良かったんじゃないかと思うけれども、本の主題はぼやける感じがする
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なかなかじらされたわー。ちょっとねー、地引き網長すぎだわ。現代のアメリカに住んでる精神科医、患者。その患者が画家で、19世紀の女流画家に心酔し、精神異常を起こしたために、医者は原因を探りにあちこち出歩く。我々も時系列ぐちゃぐちゃに振り回される。そして最後も絵画の謎は解けたが、いきなり患者が治って旅立つのは変だろ。しつこくロマンチックに書いてる割には、雑だ。絵画好きにはおすすめするが、謎解きミステリーを期待すると非常に疲労する。しかしなんだかんだ自分も久々に絵が描きたいなどと思っていたりする。