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いよいよ、こんな段階まで来てしまった…。
もうすでに遅い(咳してるから)んだけど、「せいちゃん、早く!早く気付いて!」と心の中で叫びつつ…。
平助から「話がしたい」とあったけれど、総司、その裏には気付いてるかな。
自分の病状を隠すことに気を取られてないかな。
…とか考えたって、って話だけど。
続きを早く読みたい。けれど読みたくない。そんな気持ち。
結末なんて、とっくに知ってるのにさ。
それでも、渡辺さんがどんな「終わり」を見せてくれるのか、やっぱり見届けたい。
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新選組の歴史を学ぶ上で、どうも納得の行かない
所謂黒歴史的な部分がいくつかある。
山南さんの切腹もそうだし、今回語られる茨木さんたちの
切腹の話もそうである。
自分が知っている史実は、
10人が直参になって不本意なことをさせられるのでは、と脱走。
伊東さんに掛け合うが断られ(打診しなかったとの説もあり)
会津藩京都藩邸に上書を提出。
対応し帰隊を説得するが聞き入れられなかった為、近藤を呼ぶ。
話し合いは平行線。深夜に一度中断し、 茨木らは、高台寺屯所に泊まったとする説もある。
翌日も話し合いが続けられるも佐野が中座。
3名を呼び寄せ密談。しかしいつまでも帰ってこない為
会津藩の人間が見に行くと、切腹していた。
残り6人は追放処分。
というもの。
新選組が斬ったとする説もあれば、主義に殉じる為に切腹した
と見る人もいる。
佐野が恨みのあった大石に斬りかかった為斬い合いとなった
などいうとんでも(だと自分は思う)説もあるほどで、はっきりしない。
守護職邸を血で穢すこともあまり考えづらいことで、なら会津の指示だという歴史家もいるが
自分としては同意できない説であった。
なんとも暗澹たる気分になるだけのこの事件を
男、中村五郎が変えてくれたと思う。
殉職した恰好良い武士たちの姿を見せてもらえた。
このような話に昇華した渡辺先生は、本当にすごいと思う。
実は茨木さんはもう少し黒い人で、一波乱あるのかとも思ったのだが
純粋に伊東さんに心粋していて、中村さんとも男同士理解し合える関係で
ほっとするというか嬉しく思った。
前巻でなんだかんだ言って原田組長が好きという描写があった上だったので
自分を連れ戻しにわざわざ組長も来てくれた、と喜ぶ中村さんに心動かされた。
「武士に二言無し」という中村さんに
「それは闘う武士の心構えで、犬死する為の理由にするな」
と一喝する原田さんが、ちゃらんぽらんなようで男で恰好良いし、
それに「承知」と答える中村さんの表情もまた良い。
佐野さんが口を滑らせそうになって懸命に誤魔化す茨木さんだが
明らかに気がついている土方さんと沖田さんの目が
今後の史実の展開を思うと余計に怖く感じる。
伊東さんに見捨てられ、近藤さんと会津藩士を前に追い詰められ
泣く泣く逝ったと思うよりも
端から覚悟の上、逃げで犬死するのではなく、
闘いきって笑顔で逝けたのならどんなに良いか。
これが史実であればいいのにと願う。
そして、どこか純粋さもある風光るの伊東さんというキャラであれば
あまりのショックに近藤さんを恨んだというのも筋が通る気がする。
山南さんが切腹した時、屯所の引越しを急いだ土方さん。
漫画の中には描かれていないが、故郷への手紙に追伸のようにほんのついでにしか
そのことを書かなかった沖田さん。
それを、冷たいという歴史家もいる。その程度にしか山南さんを思っていなかったのだ、
邪魔に思っていて���いせいしただけで、悲しんでいなかったのだと。
だが、この風光るのような受取り方もあると思うし
触れられないほど辛かったという方が、自分には納得がいく。
ただ、それが同時代に生きていたとはいえ
外側の人間に伝わるかと言えば然にあらず。
藤堂さんの気持ちが揺れ動くのも無理はない。
斎藤さんの言葉で少し楽にはなっただろうが…。
藤堂さんが近藤さんたちを恨むような展開にならないで欲しいと祈るばかりだが
それも難しいだろうか。
言うとすれば「人は地位や身分で変わるものだろう」だが敢えて聞きたいか?
変われなくてどうする
地位や身分に伴うものは責任だ
いつまでもクヨクヨとしていられた”一介の道場主”と
”直参。新選組の局長”が変わらなくてどうするんだ?
という斎藤さんの言葉は、本当にそのとおりだと思うのだが。
外部からは悪い意味での「人は変わる」としか言われないことが多いだろう。
一介の道場主が将軍に拝謁できる身分になる。
これがどれほどすごいことなのか
現代の私たちには、本当の意味で理解することは出来ないのだろうと思う。
どれほどの感動であったろうか。
遂にここへきての沖田さんの発病。
一番初めに知る羽目になるセイ。
伊東さんに使われているとは知らない藤堂さん。
悲しい未来しか見えない中でも、今回の中村さんの一件のように
素晴らしい描写でこの先も魅せていただけることを期待。
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総ちゃんついに、発病。小花めーーー!!怒 酷すぎる置き土産だよorz 分かってても、ここから先は辛すぎる!いや、悲恋って分かってて読み始めてますけどさっ!
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とうとう…とうとうここまできてしまった…! 今回は緊迫してるシーンも多いし、先がわかってるだけに読んでいるのが苦しくもなります。なんだかほんわか微笑ましいシーンですら、今後を想像するとちょっと切ない…!
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大好きな風光る新刊。
ついに沖田先生が労咳を発症…
ここからは私の単なる予想だけど、
労咳発症→それでもいいと結婚→沖田死去→そこへ斎藤さんが!!
という、斎藤一贔屓な私の予想。実際、沖田はもうすぐ死ぬことは確定してる。明治政府になっても生き残ってるのは土方だし…斎藤さんはどこまで生きるんだろ?斎藤さんの恋が報われるのを全裸待機!!!
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読んだと思っていたが、読んでいなかった^^;
沖田さんの症状が、顕著になってきた…‼
><
そして、もう33巻か…‼
97年から読み始めて…16年位…⁈
高1だったなあと…^^;
すごいことです。
新選組物としても、
少女漫画としても…
長いよねと。
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今日、たまたま「レ・ミゼラブル」を観てきまして、
いつの時代でもどこの国でも
激動の時代には若者が翻弄されるものだなと
悲しくなりました。
仲間を想い、信念を貫き、散っていくのは
美しいけれど、悲しい。
でも、その悲しみの上に
今の時代があるのだなと思います。
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この巻あたりから一気に新撰組に不穏な空気が流れてきます。
とにかく史実を知っているので読んでて辛いです!中村の切腹や沖田先生の苦しそうな咳をしてる姿、かっしーに操られてる平助ー!!!
せめて、法眼の言うとおり早く結婚して夫婦になってほしい…(:_;)
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みなさん同じ意見だと思いますが、とうとうここまで来てしまったのか…と。
この33巻で新撰組は、とても短いピークの期間を迎えています。この先のことを考えると本当に切ない。
なんとなく自分的にお西さんから不動堂村にお引越ししてからは、あっという間なイメージがあって。
歴史物は独特の切なさがありますよねー(T_T)
ワクワクだけで見れてた最初の方が懐かしい…笑
本来セイちゃんみたいなタイプのキャラクターは好きじゃないのですが、セイちゃんは何故か応援したくなる。幸せになってほしー!
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武士っていう生き物は現代人には理解しにくい性質があるけれど、そういうところがちゃんと描かれた巻。悲しいけれどこういうものだと思う。
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いよいよ来るべき時が来たか、という巻。毎度のことながら緻密な構成によりかなり気になるところで終わってる辺り、コミック派には焦れったいのだけれどトシ好きにとってはこの事実を彼が知った時どう思うのだろうということが怖い。あああ久しぶりにその辺りのくだり読み直したいなぁ(;´д`)
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中村五郎編ラスト。
そして沖田にもついに恐れていた異変が……。
男所帯の中のヒロインという私の大好物が抵抗感なく描かれていること。
丁寧に時代や背景が描写されているところがこの漫画とっても好きです。
この後に続くのは儚くも切ない有名エピソードばかりなので、できれば救いの多いラストに落ち着いてほしいと願うばかりです。
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もしかして本当にこういう経緯だったんじゃないかと夢をみたくなるくらい、いつも物語展開が素敵です。そうして刻一刻と、時は進んでいく。どうか幸せになってほしいと、叶わぬと知りながら。
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気づけばもう33巻。
そして、とうとうこの時が来たかと。
できれば来ないで欲しかった、でも避けては通れない道。
でも、最後までついていかせていただきます!
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2013 1/12読了。WonderGooで購入。
中村がすごく格好良く、退場する巻。
・・・うおぅ、史実でここらへんにあまり注目していなかったので、ここで退場するんだとは知らなかった・・・最後、すごく格好良くなってきてただけに、これは惜しい。
それに本気でキレる伊東甲子太郎もいいキャラしている。
後半はせいの配置換えと、ついに沖田の体調が・・・。