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日本ラグビーGMが語る、日本ラグビーの現在地。W杯で惨敗し、パシフィックネーションズカップでも負け、バーバリアンズにもボコボコにされ、ようやくこの秋のヨーロッパ遠征で一縷の光を見せ始めたジャパン。バーバリアンズとの再戦には負けてしまったけれど。
あまりに海外で勝てないジャパンの背景を考えつつ、やはり勝つしかない、という結論に至る。ラグビーの現状抱える問題…勝てない、人気がないetc…はいろんな要因が複雑に絡み合ってるけど、まずは勝つところからはじめないと、もう、どうしようもない。そういうところ。
2時間ドキュメンタリーとかにしたい内容でした。
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高阪剛さんをラグビーの全日本特別コーチに招いた岩渕さんの著書。岩渕さんのような30歳後半位の世代が組織の中枢にいるのは良い事だと思う。
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自らの言葉で語っているのは良いところ。ただし明確なシナリオとまでは行っていないような。それは彼個人の問題よりも日本ラグビー協会自体の問題が大きいと思う。
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2019年、日本で開かれるラグビーW杯。それまでに強化が実を結ぶか!。私もジャパンラグビーメンバークラブ。日本ラグビーの願い、若いGMの熱意と方向性を見守りたい。
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ラグビーにあまり関心のない人たちに読んでもらいたい本です。
難しいと思われるルールのことは皆無、現在の日本ラグビーの問題点とこれから進むべき日本ラグビーの方向性が書かれています。
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日本ラグビー協会日本代表GMの岩渕さんの著書。
全体的にスポーツマンらしい熱い文章と冷静な分析からなっていて、岩渕さんって頭いいんだろうなぁというのが垣間見える。
2019年のラグビー日本W杯へ向けての取り組みが中心なんだけど、ぶつかり合いのスポーツであるラグビーでフィジカルに劣る日本がどうやって行くのかなどニワカラグビーファンの自分も考えさせられることが多かった。
また、チームワークなど実社会にも生きる考察も多く、なかなか楽しめた一冊でした。
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日本対世界を論じているのに、それはステレオタイプだよと思わない書き方が印象に残った。著者が世界を実際に肌で感じているから読んだ側もそう感じるんだろう。
日本ラグビーのことでよく批判される部分も著者は内側の人間としてヒシヒシと感じていることも読み取れる。
様々な畝りの中での、今日、目の前の試合、と考えるとまたラグビーの試合を見るときに新たな視点になりそう。2019年に向けての戦略的な計画、実際にどうなるか楽しみです。
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素晴らしい本だった。2012年10月の本なのであるが、過ぎ去ってみた過去から、読み返す、というか、やはりこの人はその時点でこれだけの危機感でもって臨んでいたんだな、と、改めて確認したわけで。
夢をカラーで描く、という話を何度か聞いたことがあるが、徹底的に考えた結果として、当時こうした書籍をもって表現していたことが、2015年2016年を過ぎたからこそ、改めて深い洞察力だな、と感服する。
15人制だけでなく、セブンス、女子ラグビー含めて、ものすごい底上げを為された岩渕さんに感謝するとともに、やはり15人制が気になるものとしては、2019に向かっての日本ラグビー文化の革新が不安です。
もっともっと日本ラグビー盛り上げていきたい!
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"ラグビー日本代表の岩渕さんの本。日本におけるラグビースポーツ全般について幅広い視野と今後の展望が語られるかと思い購入した。期待が大きく肩すかしをくらってしまった。
日本ラグビーをどのようにしていきたいのかが、見えてこない。まずは世界の舞台で勝利を挙げることでその先の展望が見えてくるということをいいたのだろう。
確かに実力をあげていくにはトップリーグでの切磋琢磨も必要だろうし、日本代表チームでの練習も必要だろう。しかし、ラグビーは企業スポーツであり、協会も企業の助けなしには何もできないのが現状。こういった話は一切でてこなかった。このまま企業に負担ばかり掛け続けてきたら、本業の業績次第ではチームがなくなることもありうるのではないか?足下の基盤強化も重要であり、日本のラグビーをどうやって支えていくのかも大切なこと。
また、ワールドカップが日本で行われるが、その具体的なビジョンも語られていない。秩父宮ラグビー場で本当にワールドカップが開催できるか私は疑問だ。収容人数以上の人が訪れたときの安全対策含めてどうするつもりなのか?何箇所かに分散しての開催とのことだが、準備を始める時期に来ているのでは?
すでに、お考えのことばかりかもしれないが、こうしたことも語ってほしかった。
"
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日本ラグビー代表GMの「岩渕健輔」が日本ラグビーを再生させるための意気込みを綴った『世界で勝たなければ意味がない―日本ラグビー再燃のシナリオ』を読みました。
ラグビー関係の本は昨年末に読んだ「大友信彦」のノンフィクション作品『釜石ラグビーの挑戦』以来ですね。
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負のサイクルは断ち切れるのか?
これまで全大会に出場し、一勝二分二一敗。
そのラグビーワールドカップが、二〇一九年に日本で開催される。
黒星続きでファンを失望させてきた日本ラグビーにとって、いまこそ再生のラストチャンスだ!
海外で選手経験を積み、三六歳で日本代表GM(ゼネラルマネージャー)に就任した著者が、個と組織で世界と戦う方法論、世界トップ8入りへのロードマップを語りつくす。
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2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ… 未だにワールドカップで1勝しかできていない日本ラグビーを、どう強化しようとしているのかを知りたくて本書を購入しました。
ラグビーに馴染みの少ない人にも読みやすいように、、、
世界の中で日本ラグビーがどのような状況に置かれているのか、
これまで世界の中で日本ラグビーはどのように闘ってきたのか、
2019年ワールドカップに向け、どのような目標を持ち、どのように取り組んで行くのか、
等を、以下の構成で、自身のラグビー経験を織り交ぜつつ、日本代表GMという立場から解説しています。
■序 日本にワールドカップがやってくる
世界3位のスポーツイベント
そのときピッチに立つのは誰か
世界で勝負したい、世界に勝ちたい
日本代表GMの役割
■第1章 世界への挑戦が日本ラグビーを変える
日本代表はまだ世界の相手ではない
世界の勢力図
負け続けてきた日本代表
大学ラグビーの功罪
「勝てない日本」に人気がかげり始めた
国民的スポーツの条件
代表選手にロイヤリティはあるか
代表チームで選手を鍛える
成果を積み上げてこなかった日本代表
日本代表である限り絶対に負けられない
世界トップ8へのロードマップ
強くなればもっと強いチームと戦える
■第2章 世界と戦うということ
原点はタッチラグビー
少ないチャンスを生かす発想力
人生にはオプションが多いほうがいい
初めての日本代表ジャージ
ラグビーがうまいだけでは選ばれない
バーシティマッチのシーズンがやってきた
勉学か日本代表か
修士論文を書き上げる
出場できなかったウェールズ大会
サラセンズへの入団
外国人枠の壁
個性的な選手をまとめる監督たち
戦略以前の体づくり
代表チームにかける思い
挑戦の舞台を日本へ
■第3章 戦うための組織をつくる
日本代表は一つだけではない
急速に変わりつつある女子代表
GMの役割はチームの方向づけ
GMのスケジュール
練習は強度と密度
科学的手法を取り入れる
日本人選手の強みを生かす
何かで傑出した選手が必要
teamworkとチームワークはどう違うのか
激しい議論も辞さない風土
スポーツにおけるお国柄
意見を出せば責任が生まれる
ラグビーのキャプテンに求められるもの
コーチングが一方的なティーチングになってはいけない
選手とコーチの間に緊張感はあるか
活発なコミュニケーションができる環境
国際試合に必要な力
ラグビー全体のコミュニケーション
オールジャパンの体制をいかにつくるか
コミュニケーション・ラインをシンプルに
どんな選手を選び、育てていくのか
スタッフこそ常に評価の対象にせよ
最後の責任はGMの私にある
■第4章 「勝つ文化」の創成
組織の前に個の戦いで負けない
日本のラグビー選手はアスリートだったか
より大きく、強く、速く
世界の潮流を押さえる
選手のモチベーションを高める
チームの力を確認する
世界一のアタッキングラグビー
正しい状況判断ができるか
「そこそこやれた」では意味がない
「勝って当たり前」のメンタリティ
ライバルはいてくれたほうがいい
日本の外でラグビーを経験する
格下相手の試合をうまく使う
状況判断力はゲームでしか養えない
いかにプレーに余裕を持たせるか
■終 2020年の日本ラグビー
目標の先にある大きな理念
ラグビーは日本に根づくのか
■あとがきに代えて-小さくて大きな勝利
ラグビーって、他の14人のプレーヤーとコミュニケーションを図りながら、相手のプレーを予測し、そして状況に応じ一瞬一瞬での状況判断を続けるということが肝要… 身体を動かしながら、相手をぶつかり合いながら、常に考えることを続けなければいけない競技ですから、勝つためには、そして、強くなるためには、フィジカル面が大切なんだってことを改めて感じましたねぇ、、、
フィジカルを高めることにより、プレーに余裕が出て、判断力が高まる… 逆だとミスが出るんですよね。
一生懸命も大事だけど、それだけじゃ勝てない。
GM「岩渕健輔」、ヘッドコーチ「エディ・ジョーンズ」の体制になって、確実に実力が向上していると感じています。
現状を打破し、目標とするトップ8入りを達成することは非常に困難なことだと思いますが、実現不可能な目的ではないと思います… 強い日本ラグビーを、この目で見たいなぁ。