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人は生まれた瞬間死へのカウントダウンが始まる。同じように、人は出逢った瞬間、別離へのカウントダウンが始まる。
だからこそ、ありがとう、ごめんなさい。を相手にきちんと伝えておくべき。
伊集院静さんの、社会をナナメに見つつも純粋さが残ったアンバランスな感覚か面白い。エッセイ苦手な方にも楽しんで頂ける一冊。
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「別れる力」って言うより、
日々感じたことを綴った感じ。
伊集院静が言わんとしていることはわかるが、
言い方が独断的で、「大人の男」とは何なのか、
今一つ腑に落ちない。
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私の中で伊集院静さんと言えば、夏目雅子さ
んの事が思い出され、読み始める。今までに
別れなければならなかった人たちのことを語
っている。伊集院静流の大人な考えが満載だ
が、理不尽な話ばかりでは無い。別れる事は
誰しも悲しい事だ。ただ、別れることは終わ
りではなく始まりなんだと思えると人は成長
できるのかな。卒業シーズンだし多くの人が
成長してゆき日本に良い風が吹いてくると…
いいなぁ
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シリーズ3作目にもなると、よくも悪くも飽きが来るのか、そんな一冊。彼の始点や切り込みは嫌いじゃないけど、短編集としては失敗じゃないかな。出版社の方針なのか。「グリーン車に乗るバカな若者へ」や「大人の男だけが座れる場所」は焼き直しだし。でもこう叱ってくれるオッサンが必要なんだろうね、理不尽だなぁと思いながら。
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読みやすく、最近時々読んでいる伊集院さん。
時々すごく心に染みるどきりとするいい言葉があります。が、
時々すごくだめ親父っぷりを感じさせられる言葉もあり。
そのバランスが絶妙です。いい味出ています。
でも正直、書評の絶賛っぷりを読むと、「イやそれ程でも」と思う。
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伊集院静のエッセイはやはりおもしろい。人間は、誰かと何かと別れることで成長し、前に進めるのだと感じた。東日本大震災以降、著者の言葉は身に染みる。
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別れというより、伊集院静が世の中について思ったことを述べてる感じ。
彼の考えてることがダイレクトに分かるし、いろんな経験をしたからこそ言えることなど…なかなか面白かった。
ただ、なぜタイトルが別れなの?という感じだったから、むしろ別れる力の前作とかを読んでみたいな、と思った。
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さらっと気晴らしに読む分には面白い本。ただし、随所に男尊女卑の記述が目立つ。毎日必死に働いているのは男だけではない。
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別れる力を強く意識しすぎて読んでしまった。 以前のエッセイの続編。 全てとは言わないけれど 現代では見慣れてしまった不条理、不義理を批判している箇所が多いように感じた。 確かに彼のようながんこ親父、見ないなぁと思う。 普段、生活の近くに居て、頻繁に顔をあわせなければいけなかったら煩わしさを感じるかもしれないが こんなおじさんも良いと思う。
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この人は大人だなあ、としみじみと。
弟さん、奥様、と近しい愛する人を亡くしたゆえ、なのか。
つらいことが人を「大人」にする。
私にはまだもっとつらいことがこれからある、ということなんだな。
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タイトルに惹かれますが。
、より、エッセイ本。
一貫して!
【生きろ】って。
別れを経験して。
人は、それでも
【生きる】生き続ける。
何かを得て【生きる】生き続けていく。
って。
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お年寄りが今の世の中を切る!ってかんじのエッセイでしょうか。
頑固おやじの説教を聞いている感じでおもしろくなかった。
情緒を重んじるのも大切だけど、時代の流れに身を任せるのも必要だと思うが。20130520
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前妻である夏目雅子や自らの交流ある人との色々な別れと生き方を紹介し、男の人生と付き合い方を勝手に定義付ける、大人の流儀シリーズ第3弾。
場末の酒場でオヤジがくだをまきながらぶつぶつ言ってるだけと判断するか、そんな勝手な独り言の中にも一本確かに芯が通った納得できる文言を見つけ出すかはご自由に、ということだろうか。これも一つの成熟した大人の生き方なんだろう。納得できる箇所も多かったので、まぁ面白かった。
ただ独り言風だからといっても、余りにも散文形式で読みづらいのは勘弁して欲しいwこういうコラムはやっぱ雑誌で流し読みして勝手にひとりごちる方がいいな。
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ある日の王様のブランチで紹介されていた一冊。
恥ずかしながら、伊集院静さんが故夏目雅子さんのご主人だったことを
その時に初めて知り、読んでみたいと思い手にしました。
『別れることは、悲しいだけではなく
人に新たなる力を与えてくれるものだ。』
『人生には決して無駄な事はない。』
私自身が別れを経験した時に感じた事と
同じ思いを綴ってあり、「うんうん、そうだよね」と
読み進めてみたものの・・・
正直、伊集院さんの文章がどうも好きになれず
後半は読むのが苦痛に。。。
内容どうこうの前に、文章の切り替え、比喩、全てにおいて
私好みではありませんでした。
残念。
エッセイは、内容よりも文章力なのだと気づかされた一冊です。
残念ながら、伊集院さんの本を読むのは当分はなさそうです。
私はこの世で一番好きなエッセイ
向田邦子さんの『父の詫び状』を無性に読みたくなりました。
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この人の、聞きたい言葉があり、
このシリーズを読めば、
やさしく、ときに厳しく、それらの言葉を聞く事ができる。
その幸せ、を、かみしめながら読んだ。
あたたかい人は、いつだって、
大きく、ときに鋭く、厳しく、そしてやさしい。