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2013年の大河ドラマの作。幕末に活躍した女性、山本八重を描く。
近代軍備の重要性を説く兄の教えに倣い、砲や銃について訓練を受ける八重は、もともと男勝りであった性格と腕力をもって、会津藩のなかにあってその道の一人者となる。兄を含め、多くの武士が京へ取締りのために駆り出されてしまった背景も重なっている。
いつまでたっても従来通りの刀や槍に固執し、銃の力を受け入れなかった藩は、結局は幕府に振り回される形で、最終的には城に攻め込まれて降伏の道を選ぶ。そのとき、最新式の砲によって敗戦したことは大きな皮肉である。
男が支配する世にあって、既存の枠にとらわれず力強く生きている姿に感動。次に続く「維新銃姫伝」を読みたくなった。
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藤本ひとみさんの作品を読むのは2作目。初めて読んだ作品が、読みやすく、引き込まれたので今回も期待しながら読みました。
今年の大河ドラマの主人公の小説を探していて知った作品でした。この巻では、会津藩が降伏するまでのお話し。京都と会津、二元で進行していくので、八重さんのお兄さんの覚馬さんのこともよく描かれています。銃のこと、大砲の設置についてなど、ことに戊辰戦争に突入して、会津藩が白旗を上げるまでの流れは、臨場感があふれ、自然、読む速度があがりました。
この小説の中で描かれている「山本八重」という人のことが好きかどうか、と問われると、素直にうなずくことはできないけれど、あの時代に誕生すべくして登場した人なのかなとは思います。むしろ、お兄さんの覚馬さん、そして、最初の結婚相手であった川崎尚之助さん、そして、あまり多くの場面には登場しなかったけれど、照姫の言動に心惹かれました。
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今年の大河ドラマの元?
面白くサクサク読めた。でも、八重より兄覚馬の方に関心が行ってしまう。
時代との関わり方も、やっぱり男の覚馬の方が断然深いし、興味深い。
覚馬主人公の話を読んでみたい。
新撰組の斉藤一が出て来たけど、コレはイメージが違う。
木内昇の「幕末の青嵐」の斉藤一が好きだ。
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NHK大河ドラマ『八重の桜』観てます。面白くてハマってます。毎週毎週、思うようにいかなくてままならない現実にモヤモヤしてます。むきー!!
そしてですね。
私にしては珍しく、ドラマと同時進行で読んでるのがこちらの小説。
このたび大河ドラマで取り上げられたから一躍脚光を浴びて、文庫化されて書店で平積みなんかされて目立っちゃってるので私も気付いたんですけど。
私この本、大きいサイズで新書コーナーに並んでた、・・・えーと2年前くらい?3年前? 立ち読みでパラパラっとめくって気に入ってて、【今は無理だけどいつか読みたいリスト】として携帯のテキストメモにメモっていた本なのでした。
こんなところで平積みで、しかも新しく「2013大河ドラマヒロイン八重の生涯」なんて帯まで着けられてPRされてたなんて驚きでした。
でもなんといっても驚いたのは。。。
この小説がノンフィクションだったってことです!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
だってそんな、私歴史には超疎いし、疎くない人たちにとっても会津の新島(山本)八重って人はかなり歴史に埋もれがちで、あんまり注目集めてなかったって言うか、会津藩自体が埋もれてたっていうか・・・(会津の皆さんスミマセン)
幕末の騒乱の世の中に、銃を持って自ら戦ったジャンヌ・ダルクみたいな女の人の話なんて、絶対フィクションだと思うじゃないですかー! ねえ??
もともと私は高校生の頃から藤本ひとみさんの小説は大好きで、コバルトシリーズの少女小説を書いてらした頃は女子ウケを狙ったイケメンお兄さんたちがわんさか出てくる小説が主だったんだけど(笑)、登場人物のイケメンぶりはともかくとして、史実をもとにした本格ミステリーや、推理小説作家というくくりではないのにあのクオリティーは本当に面白くて、すっごく惹き込まれて読んでたんですよね。
その後も藤本さんのミステリー小説は時々買って読んでたんですけど、西洋史とか特に、本当に歴史物は苦手意識が強かったので、藤本作品でも全然手を出してなかったんです。
ところが大河ドラマのおかげでこの再会♪
現在、鋭意読書中です。
ドラマも見ながら、小説も読みながら、NHK出版の大河ドラマガイドブックで人間関係図をおさらいしながら(笑)、名前とか役職とかいろいろ確認しながら読んでます。
役者さんたちの顔で人間関係を確認しながら小説を読むと、歴史が苦手な私でもすごく頭に入って来やすいので、ますます面白くなってます。
職場に大河ドラマやフィギュアスケートの話で盛り上がれる趣味の合う人がいて、私が読み終わったら次その人にこの本を貸す約束をしてるので、頑張って早く読み終わらなきゃ。
「ドラマが終わるまでには貸すからね」と言ってあります。
ドラマが終わるのは今年の12月ですけどね。。。( ̄_ ̄ i)
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主人公は女の子らしくない八重とお兄ちゃんの覚馬です。そして幼馴染みの大蔵。会津藩として、武士として様々なことに挑みます。
中盤まではしっかり読まないと、少し面倒になって1行飛ばしてしまうものなら物語の内容が急にわからなくなり、読み返したりとしっかり読まないと結構大変でしたが、終盤では内容が盛り上がり、とても面白かったです。
歴史をもう少し勉強しておけばより楽しめたと思いました。
主人公などの登場人物の顔などの描写が少ないので、どういう人物かわかりにくいところが多かったです。
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2013.8.17~27 読了
先に大河ドラマ「八重の桜」を見ているせいか、そのトレース以上の感想は湧かない。勝海舟が西郷隆盛に倒幕思想を吹き込んだことになっていて、その結果、薩摩は長州征伐から薩長同盟へと変化してゆく。公武合体の参与会議をつぶしたのは慶喜で、徳川幕府再建しか眼中に無かったとも勝海舟に言わせている。
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八重の目線からの幕末を書いた話
子供の頃から力持ちで、とても「女」としはうまく生きれないと思っていた八重が、兄のおかげで道を開き、そして会津藩の一人として終戦を迎えるまでの話
最後のほうはもう、会津の無念とか、覚悟とかがひしひしと伝わってきて苦しいほどだった
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八重は「武士は人ではない」と語る。女として生きてきた八重のその言葉にリアリティーを感じる。幕末の動乱で武士を捨てきれない者たち。その中で八重は、やはり女であることを貫いたのだと思う。どの藩よりも雄々しい会津の女を。