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初読みする作家さん。まず絵が綺麗。
かつ廃墟×少女とか、テンション上がる。
箪笥少女の描き込み具合と背徳的雰囲気がなんとなく乱歩のパノラマ島奇譚を思い出した。
淡々と心理的推理が進んでく感じも嫌いじゃない。
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絵が本当に綺麗!
ちょっと怖い話しなのかと思ったら
ホロリとくる話しばかりでした。
世界観も大好きです(*^ω^*)
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幻想短編集。裏表紙の解説によると「『廃墟』『こわれゆくもの』をモチーフに」した「超幻想オムニバス」。
4編収録されてますが、どれもこれもが美しくて少し怖いお話。
全編をフルカラーで読みたくなるほど繊細で印象的な世界で満ち溢れていました。
現実的なことは一切忘れて、幻想的な世界に浸って読んでほしい作品。
内容はというと。廃墟で忘れ物を探す少女二人の話、音楽が映像化して見える音楽家のおじさんの話、箪笥の中でしか安心できない少女とその主治医に成りすました男の話、迷い込んだ廃墟の中で帽子を作る職人の話。
最後の職人の話だけはコメディ色強めですが、ほかのお話はシリアスで幻想的な雰囲気にどっぷりとはまることが出来ます。
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タイトルと表紙を書店で見て、音速でレジへ向かった。中身は直感に違わぬすばらしさ。どの話も耽美でレトロな雰囲気がおいしく、特に表題作は完璧。
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尚月地さんの絵に惹かれて読みました。とても細かくて素敵な絵でした、!
話としてはいい話として終わっているんだけれど感動はしなかったかな。
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艶漢から。
描かれている女のこたちがほんとうにかわいらしい!
廃墟を舞台といっても実にさまざまな廃墟がでてきて、その世界観に惹きこまれる。箪笥少女は特に好き
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絵が本当に美しくて眼福でした。独特の世界観が素敵。特に「音楽が見える男」の主人公が見る音楽は幻想的で引き込まれた。どの短編もいい話だった。
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美しい!表紙見ただけでも美しさが分かりますが、中身の描写も美しかったです!
廃墟と少女とか、箪笥と少女とか、組み合わせがツボ過ぎる。
白黒のはずなのに、まるでフルカラーマンガ読んでるみたいな気分でした。
天使や妖精や花や廃墟の描きこみが素晴らしいです!
これ、本誌で読みたかったなあ。
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全く存在を知らんかったんやけどもジャケ買いしちゃった。
話自体はそんなに好みではなかったんやけど、表題作は少女のまま時間がとまるっていうよくある少女象が描かれててよかった。
廃墟の絵はすごくきれいだったよ。
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『艶漢』という漫画が評判良く、なにかのランキングみたいなものに取り上げられていたのでBooklive!で購入してみました。
・廃墟少女
男勝りな感じの少女・風子。
彼女は三年前の夏、町外れの工場廃墟に五日ほど閉じ込められており、その間の記憶を失っていた。
(男勝りと言うか、偉そうなだけと言うかなんと言うか。クラスメイトの噂話に対して、いきなり机を蹴り飛ばしてウルセェ!と叫ぶ人間なので、心が寄り添わない)
百花という、大人しく可愛らしい少女と仲が良い。
百花の家は自営業で、最近調子があまり良くないらしく、それを心配する風子。
そんな折、百花に誘われ彼女の家に泊まることに。
両親に連絡をし、百花の家に向かう最中、風子はいきなり背後から殴りつけられ気を失う。
目覚めた先は以前閉じ込められた廃墟、眼前には百花。
どうやら百花は、風子に三年前の記憶を思い出して欲しいらしい。風子も自身の記憶に興味を持ち始め、おのれの記憶を辿り始める、というお話。
凶悪な目をする、という前フリからのいきなり椅子で殴りつけて気を失わせるって、だいぶアクティブだな……。
・音楽が見える男
音楽教師、澄田。うだつの上がらない教師。
彼がオルガンを弾いて演奏しようとしたり、誰かの音楽が聞こえたりすると、彼にのみ見える映像化された音楽たちが現れる。
彼自身が演奏をしようとすると悪魔が現れてしまい、演奏することができない。
周りは嘲笑する。
困り果てたそのとき、変な男に声をかけられ押し問答をしているうちに変な薬を飲まされ、過去の自分と向き合うことになる……。
サクセスストーリーというか、自分の汚い部分と向き合って前に進めたお話。
・箪笥少女
双子の兄は医者だった。一週間前に亡くなっていた。それを知らぬ患者が、往来で兄だと思って声をかけてきて、いきなり涙を流し始めたので、慌てて家に連れてくることになった。
彼女・こづえは、兄から無料で診察を受けており、二ヶ月前から来なくなったので探し回っていたのだと言う。箪笥の中でしか安心できないと言う、一風変わった彼女。
初恋のお話。姉が凶暴過ぎたと思いつつ、まあまあ好きな作品。
・帽子の上の丘
帽子職人の主人公。たいへんにスキルがあってたいへんな売れっ子。お金儲けが大好きで仕方ない。
あるとき国王から依頼が入り、喜び勇んでお城に向かうものの迷ってしまいたいへんな目に……。
コメディ色がだいぶ強い。
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廃墟作品が好きなのでちょくちょく検索しているうちにたどり着いた一冊。
短編集ではあるが、一応全ての作品に「廃墟」めいたテーマを共通させている。
事件があり、謎があり、解決がある。
こういうテーマにこった作品集は、結末ほぼ焼かして投げっぱなしにする作品が多い印象だけれど、この作品はどれも綺麗な結末へ至っていて嬉しい。
・廃墟少女
・音楽が見える男
・箪笥少女
・帽子の上の丘
あらすじを書くのも野暮なので控える。
タイトルにピンときたらおすすめ。
「艶漢」というシリーズが有名らしい。
タイトルが妖しいが評判はいいようなので遠からず読んでみたい。