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■トップ1%の人だけが実践している思考の法則 感想
本書では5Aサイクルという基本概念を名企業の実例を挙げて解説している。5Aサイクル自体は目新しいものではなく、それを体に染みつけて実践している成功企業の実例をわかりやすく解説されているのを見る事でビジネスの場で実践できるフレームワークを学ぶ事ができる
■要点整理
▼概論
ビジネスを成功させるための5つのビジネスプロセス
「5Aサイクル」
①AWARENESS認知
新たな顧客ニーズの認知と市場機会の発見
②APPROACHアプローチ
問題解決のために従来とは異なるアプローチを検討する
③ACTION実行
小さな実験でもいいので、仮説を立てて誰よりも早く実行する
④ANALYTICS分析
仮説と実行結果の差異を分析し、新たな仮説を立てる
⑤ADJUSTMENT適応
市場環境に合わせて自らを修正・適応させる
▼5Aサイクルの中心軸は理念
5Aサイクルを超高速回転させるにはブレない軸が必要
それが理念(Ideal)
顧客価値の創造と利益の追求を理念にする必要がある
▼プロとは経験量ではなく、コミットメントできるかどか
楽天の三木谷氏の考え、人間には2タイプしかない・
①Best Effort Basis
現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間
②Get Things Done
様々な手段をこらして何がなんでも物事を達成する人間
コミットメントとは「必達目標」
▼世界の1位ではなく1位になれる世界を発見する
昔とは異なり今は1強100弱のネットワーク社会
1つの市場には1つの勝者(ex.facebook)
もし今の市場で商社になれないのであれば、別の市場で勝者になる。
ユニクロ柳井氏:日本で1強100弱から世界で1強100弱になってきている
▼着眼点の変更
どうやったら顧客はうちの商品を買ってくれるだろう
→うちの商品を買ってくれる顧客の共通点は何か?
どうやったらプロジェクトの遅延を防ぐことができるのか?
→時間通りに進行するプロジェクトリーダーの共通点は何か?
つまり着眼点を変えてみることが大事。
▼オズボーンのチェックリスト
1.転用:他に使い道はないか?
2.応用:他からアイデアが借りられないか?
3.変更:変えてみたらどうか?
4.拡大:大きくしてみたらどうか?
5.縮小:小さくしてみたらどうか?
6.代用:ほかのものでは代用できないか?
7.置換:入れ替えてみたらどうか?
8.逆転:逆にしてみたらどうか?
9.結合:組み合わせてみたらどうか?
▼逆設定法
お題となる対象において常識とされてる問題のあえて逆を設定し、そこから問題点を導き出すというものです。
[常識]中古車は時間とともに値段が探す
[逆設定]値段の下がらない中古車はないか?
[実現アイデア]販売日があらかじめ確定できれば金額はそれ以上下がらない
▼機会費用
ある行動を選択した場��に、最善のけ亭をしなかったために、逃してしまった利益=機会損失
直接目に見えて現金が出ていく訳ではない為「見えないコスト」と呼ばれる
ex.クロネコヤマトの時間指定配達サービス、留守宅への配達
▼リストラクチャリングと「選択と集中」
経営資源を「負け犬」から花形や問題児に移していく
可能性のある領域に集中する事でその領域での収益を拡大させる
▼リバース・イノベーション
新興国発のイノベーションが先進国へと逆流する現象のこと。
世界一低コストで作らなければ採算のとれない新興国で新しいイノベーションを興して製品を作り、それをブラッシュアップして世界を席巻していく
これまでは先進国のダウングレードを新興国に送れば良いと考えられてきた
▼「ハイ・ロー戦略」と「EDLPエブリデイロープライス戦略」
・ハイ・ロー戦略
キャンペーンやイベント時だけ低価格で普段は通常価格
・EDLPエブリデイロープライス戦略
常時低価格で安さをブランディングする
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成功した企業が歩んだプロセスを、自身の考える「5Aサイクル」に落とし込み分かりやすく解説されていた。
自分はPDCAサイクルを重要視・利用してきたが、著者の唱える「5Aサイクル」も非常に論理的で、これからの時代に必要な新しい思考かもしれないと共感することができた。
また、リスクを避けるあまりに保守的になりがちな自分だが、「小さな実験」を取り入れながらチャレンジしていく勇気が得られたように思う。
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逆転の発想で、新規事業を軌道にのせる。
リストラは、効率化するだけでなく、
浮いたものをどう活用するか、まで考える。
1位と2位の違いは、天地の差、ならば、Only1に拘る等、自分の考えを再考するのに、ピッタリ‼
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著者の永田豊志さんの肩書きは「知的生産研究家」らしい。確かに他の著作を見ると、「図解思考」とか「思考力」などのキーワードが目立つ。課題に対する考え方、方法論が得意な方なのかもしれない。
大学卒業後はリクルートで新規事業会開発を担当したらしいが、その後独立。現在は企業のeマーケティング改善事業に特化した会社、ショーケース・ティービーを立ち上げた。
この方の本で一番説得力があったのは「あとがき」にあった最後の言葉。「私自身が試行錯誤の中で得た教訓があるとすれば、これだけです。絶え間ない小さな実験を繰り返し、他の圧倒するスピードで軌道修正することが生き残る技術、だと」。これはいいねぇ!
あと、この方の根本にある考え方は「5Aサイクル」によるイノベーション。5Aサイクルとは次の5つのステップ。
① 認知(Awareness)
② アプローチ(Approach)
③ 実行(Action)
④ 分析(Analysis)
⑤ 適応(Adjustment)
これを循環的に何度も何度も繰り返すことが大切だということ。
子飼弾も言っているけど、固定化することではなく循環させることが大切。変化することが世の真理であるならば、答えはいつも仮留め。そこを足がかりにして、さらに次に向かう。循環しながら進むということだろう。
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顧客の抱える問題の「認知」Awareness→問題解決のための従来とは異なる「アプローチ」Approach→アイデアのスピーディーな「実行」Action→仮説と実行結果の差異に対する「分析」Analysis→マーケットニーズに合わせた柔軟な「適応」Adjustment、というプロセス(5Aサイクル)を何度も繰り返す事によって、より精度の高い顧客価値を生み出すことのできるビジネスプロデュース力が高まる。試行錯誤と適応を繰り返しながら生存能力を磨いていくことが5Aサイクル。
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「バッティングフォーム」をまず提示してくれます。それに基づいて仮想の問題を解きながら読み進めるスタイルの本。
問題事例も楽しい。読みやすい。
5Aサイクル
awareness
approach
action
analysis
adjustment
が紹介されていました。
しかしながら、「いつもとは異なる」アプローチとか「早い」行動、のように、その修飾語もまた重要だなという気がしました。
さあ、この形容語句をどう実現するか。
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トップ1%の人の考え方というが、個人のビジネススキルアップ方法かと思いきやちがった。
この本の対象は経営者や幹部クラスの人向けで、いかに会社を長く存続させ、成長させるかという内容だった。
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『5Aサイクル』という一つの説明だけでしたが、様々な企業の例を取り上げており、分かりやすく読むことができました。今一度、私自身の仕事を見直そうと思います。
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企業のイノベーションの実例を引用して、イノベーションを引き出す思考について書かれていた。日常の不満を解消することがビジネスチャンスになること、日常の中にビジネスチャンスが潜んでいるので何気ない風景の中で観察力が大切、従来のビジネスモデルの逆を狙う、実行のスピードが大事で、とにかく小さな実験をなるべく早く、多くやること、市場環境に合わせてタイミングよく軌道修正する必要があるといったことが書いてあった。
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本書で紹介されるのは「5Aサイクル」。
認知Awareness、アプローチApproach、実行Action、分析Analysis、適応Adjustment のサイクルを回し続けること。
実例に基づく質問への2択の答えを考えながら、ビジネスに生き残るための5Aサイクルの思考法が例示される。
サイクルの中心に確立すべしとされる理念Idealをどのように身につけられるかが課題かもしれない。
13-82
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著者は、これから確実に必要なのは、効率化のスキルではなく、自らイノベーションを生み出す力である、と指摘しています。
いろいろな成功した企業や起業家たちのケーススタディを追い求めた結果、「成功者はみな、あるビジネスプロセスを何度も、高速回転で循環させていた」ことにことに気づきます。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=1363
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・やってみること。小さいことでいいからやってみて判断して修正すること。
・異分野からアイデアを見つけられるよう日々アンテナを高く持つこと。
・継続して、修正すること。
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会社が存続するのは、経営理念が大事。この軸がブレなければ何が起こっても大丈夫。
トップになる人は、「5Aサイクル」というプロセスを高速に循環している。
1.顧客の抱える問題の「認知」(Awareness)
2.問題解決のための従来と異なる「アプローチ」(Approach)
3.アイデアのスピーディな「実行」(Action)
4.仮説と実行結果の差異に対する「分析」(Analysis)
5.マーケットニーズに合わせた柔軟な「適応」(Adjustment)
このプロセスは、経営者とは限らず、営業担当、経理担当などすべてに当てはまる。
ブレない理念を軸にこの5Aサイクルを身に付けていれば、どんなビジネス環境にも適応できるようです。
ついつい、目の前のことを流してしまうようでは、いけないと思いました。
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著者は知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。著書に「知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100」「頭がよくなる図解思考の技術」等多数。
これまで一般的に考えられているスキルが、必ずしもビジネスを成功させる優位性にはならない。誰もが知るようなビジネス的大成功を生み出した人、イノベーションを起こした人には、頭が切れるとか、論理的思考ができる、といったこととは違う、共通の行動規範があることがわかった。
著者はその循環システムを「5Aサイクル」名づけ、以下の5Aサイクルを元に2つのパートにわけてその優位性を紹介している。
①顧客の問題を認知する
②問題解決のための異なるアプローチ
③誰よりも早く実行する
④予測との違いを分析する
⑤顧客の求めに応じて、環境に適応する
1.最強の武器を手に入れるには?
2.ビジネス思考力を磨く18の質問
論理的思考、フレームワーク
ほんの数年前であれば、それを知っている、少しは実践で使えるというだけでまわりとの違いから一歩先へ行っているような感覚を覚えたのかもしれない。
しかし、現状それが出来て当たり前。
それがあってもスタートラインに立てたようなもののように変わっている。
時代の移り変わりは激しいもので私たちビジネスマンに求められる能力も日に日に高まっている。
そして私たちはそれにこたえるべく、日々の積み重ねの中で新しい事へチャレンジし、そしてそれを自分のスキルとして習得し、実践で応用していくことが求められる。
どんなスキルもそれを覚えただけでは役にも立たない。
活用しそしてレベルを上げていき、時にはそれさえも捨て去りもっと良いとされるものに変更していく柔軟な考えも必要になる。
どれが自分に役立つかはやってみないとわからないが、やらないよりは手を出していくしかない。
誰よりも早くそれを習得することによって先行者利益を得、そして失敗すれば違う新しいスキルを習得する動きをすれば良いだけのこと。その動きは無駄ではなく自分のゴールへの遠回りではないはず。
動かなければ変わらない。
動けば何かが変わり自分の成長にもつながる。
そんな前向きな思いを抱かせてくれた一冊となった。
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不の解消
顧客はネガティブなものを解消してくれるサービスを好む
(顕在しているもの潜在的なもの)
不安の解消
不満の解消
不便の解消
a 現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間
b 様々な手段を凝らして何が何でも物事を達成する人間
コミットメントは単なるお題としての目標ではなく、必達目標である。
アイディアにオリジナルはない方法にはきしょうせいはある
他に真似できない強みーコア・コンピタンス
visionary company
try and err の繰り返し
コアとなるスタイル、スキル、強みを残したまま、環境変化に合わせて変態できるかー生き残りの技術
企業らしさブランディング力
ビジネス・コンセプト
パレートの法則とロングテール
amazon.comとzara
ネットワークの外部性
いったん利用者が増えると、利用者のメリットがさらに増え、そうでないサービスとの差が広がる
市場全体を支配下に置くマーケットリーダー業界最大手
リーダーを狙う二番手チャレンジャー
リーダーのやらないような小さな分野で小さくビジネスをやるフォロワー
前述3社のやらないニッチな市場固有のマーケットに対して製品提供を行うニッチャー
顧客サービスは短期的にはコストだが長期的には投資
オズボーンのチェックリスト
物事の抜本的な解決を行う時に逆転のアプローチ、業界慣習の逆を行くというアプローチは非常に効果的
・営業の手間が大変なら、顧客にこちらに来てもらうサイトを検索エンジンに最適化ーアクションの逆転
・動物園の営業時間を昼夜逆にしてみるナイトサファリー時間軸の逆転
・店舗の品揃えを増やすのではなく最小限に絞る百貨店のバイヤーおすすめー量の逆転
機会費用
機会損失を最小限にするビジネス
選択と集中
携帯電話に懐中電灯機能
インドでは停電が日常的で必須
価格競争に巻き込まれないビジネスを作りたければ
同じコーヒーであっても、マクドナルドで100円、ドトールで200円、スターバックスで340円、高級ホテルでは1000円くらいする
どんなタイミングでコーヒーを提供すれば顧客にとって価値が高まるのか
ライバルを考える時目に見える競合よりも新規参入と代替品