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語り部となっている有名バンカーについての紹介を纏めたもの。新書でコンパクト。
著者の北康利氏は富士銀行→みずほ証券→退職後作家活動。
感想。
まあ。自分が情報不足の部分なので、うまくまとめてくれてて助かる。
備忘録。
・「銀行」の由来。「銀」の「店(=中国語で「行」と書)」。
・渋沢栄一
第一国立銀行(後の第一銀行)の創業者。日本で最初の株式会社形態(合本)をつくる。
・安田善次郎
公債を担保として公金を集め成功、公金の富士と呼ばれる。「善事は小なりとも必ず行い、悪事は小なりとも必ず禁ずる」。
・中上川彦次郎
福沢諭吉の甥。三井銀行中興の祖。東本願寺からの回収、王子製紙の再生とかで不良債権処理を進める。
・池田成彬(せいひん)
中上川彦次郎の甥。危機管理の人。ドル買い事件。
・小林中(開銀)
富国生命→東急(→後に解体)→開銀初代総裁。帝人事件。
・中山泰平(興銀)
鞍馬天狗。公取委と交渉し、新日鐵誕生に尽力。
・磯田一郎
向こう傷を恐れるな。住友銀行を収益トップ都市銀行にする。ラガーマン。マツダの再建、安宅の伊藤忠合併、マッキンゼー活用、イトマン事件。
・松沢卓二(富士)
ドライな理論家。
三菱や東京銀行は記載なし。知りたいんだけど。
そんなとこ。