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電子書籍で読みました。
五輪書全文掲載ではないのは残念だけども、ポイントとなる本文と訳、解説が丁寧に執筆、編集されていて、五輪書の中身や宮本武蔵について知るにはいい一冊。
武蔵のイメージが変わりました。とても現実的な人だったのですね。
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武士道に関する書籍の一つとして読んだ。
剣術とは相手を倒すためのもの。融通無碍で型はあってない空の状態がその境地。この二点が武蔵の主張だと読んだ。
「武士道」と違って義•仁•礼の記述は少なく、修身に関する側面に集中して書かれた書物だ。このことを理解するために新渡戸氏の考えに先に触れておく方が適切だろう。
今度は「西郷南洲遺訓」にチャレンジだ。
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武蔵は頭のいい人だったのだと思う。見直しをしたらしい前半はすごくまとまっている。後半は寿命のため、余り見返せなかったであろうと書いてある通り、やや繰り返しも多い。
全文掲載でないのは残念だが、編者が順番を工夫してくれてあり、非常に分かりやすい。加えられている説明も分かりやすい。悪くないと思います。
武道を何もしていない私なので、理解できていない所は多いにあると思うけれど、武道、そして武道に限らず何かを突き詰めて究明したい人に対するメッセージに近い。
武蔵が兵庫県出身なんて知らなくて、びっくりした。
英語のタイトルがa book of five ringsなのに不満。五輪書はそもそも武蔵が付けたタイトルでないらしい。武蔵は生真面目な人だったことがうかがわれ、各巻を火の巻などと名付ける理由などを物語ってから本文に入っている。五輪の輪はせめて倫ではないかを思う。。。この本には関係ないけど、翻訳を生業とする者として気になる。
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五輪書そのものを浅読みして「ふむふむなるほど」と賢ぶっても時間の無駄。
そんな読み方とは無縁にさせてくれる本。
○なぜ武蔵はこの本を書いたのか?が時代背景とともに解説されてること。
○なぜ五輪書がこれだけ普及しているのか?が時代推移とともに示されていること。
この2点だけでも価値高い一冊。
それにしても、五輪書おそるべし。人生の一冊になりそうだぞこりゃ。
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宮本武蔵は覇権が豊臣家から徳川家に移る日本社会の激動期の武士。
地の巻:実績を記載し、これから自らが述べることに説得力を持たせる。兵法を学ぶものの心意気。
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時代背景と共に、武蔵の精神が理解出来る本。武に生きた漢の心構えは、何か今の時代に必要な事を感じさせてくれる。
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以前からちょこちょこ読んでたやつ。ようやく読み終わったが最初の方はもうだいぶ忘れてる。兵法書だが、その道の人以外にも感じるところはやはりあって、面白い。五輪書の原文・訳と、前後に宮本武蔵の実像についてや、五輪書の現代における位置付けなんかも入っていて、宮本武蔵入門的なところもある。五輪書は完訳ではないが、大部分入っている感じかな。実際に比較したわけではないが、類書の中でもよくまとまっている部類ではないかと感じる。強いていうなら、訳が、原文を尊重するせいかかなり直訳な感じなのは好き好きかも。