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働く頑張る20代女子の日常第2巻。
今回の主役はサックス奏者のプロを目指す三谷佳奈子。
合コンの出会いをきっかけにオーディションを受けることに。
遙希も合コンの出会いをきっけかにデートをすることに。
舞衣は店長のことを引きずっていたが、店長の過去を知ることに。
テンションのアップダウンが激しい展開だった。
意気込んだり落ち込んだり。
でも最後は前を向く。
これは恋物語ではなく、女の友情物語である。
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仕事人間で男の影もない遥希。
恋愛第一、可愛さを武器に世を渡る舞衣。
周りに流されやすく、夢見がちな加奈子。
バー「シュガー&ソルト」で織り成される、タイプの全く違う3人の女子の仕事と恋と友情の物語第2段。
今回も面白かった!
「女の友情って、みんなが言うほど悪くない!?」というコピーにもある通り、メインテーマは三人の友情。
男である私にとって女の友情とはおそらく一生かかっても理解できないジャンルですな。
今回の物語の中心加奈子は、プロのサックス奏者になるという夢を持ち続け、しかしその機会にも才能にも恵まれず、進むことも戻ることもできずに悩み続けている女の子。
感情のコントロールもうまくなくまだまだ子どもな性格で、「めんどくさい女」とすら称される始末。
しかし、二十歳を過ぎ大学を卒業しても夢を持ち目指し続けられる人がどれだけいることか。
…個人的に私も中学時代から抱いていた夢がありその実現に向けて進んでいた時期があったので、加奈子には非常に共感が持てた。
好きだけじゃやっていけないこと。自分の才能。理想論じゃすまない圧倒的現実。
悩むよなー自分を見失うよなー。
それだけに、悩みを振り切ってきちんと立ち上がる様は立派の一言。
三谷加奈子というサックス奏者がここにいるぞ!
三谷加奈子という一人の人間がここにいるぞ!
そう主張しながら演奏を行う姿のなんとカッコいいことか。
しっかり自分を見つけた加奈子には遥希でなくても憧れを覚える。
そんな加奈子を支えたのが遥希と舞衣。
イライラをぶつけ合い一時期は仲たがいをするも、夜の公園で本音と軽口を織り交ぜた語り合いで雨降って地固まる。
この本音をぶつけ合いお互いを思いあう3人の女の友情には男の私でもうらやましさを覚える。
女の友情っていうとどこか悪いイメージがあるけど、こんな友情は「悪くない」。
いやむしろ素敵だ。
お互いが影響しあい成長しあう。素敵な関係。
濃厚なストーリーも派手なアクションもラストのどんでん返しもわかりやすい萌えものないこのシリーズ。
結局のところ3人が好きになれるかどうかが評価の決め手でしょう。
誰か1人でも好きになれれば、他の二人も自然と好きになれるはず。
3人がお互いを大事に思っているように。
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王道だけど、王道なのだけど、好きだなぁ。遙希と店長の関係とか、佳奈子に乗り越えさせる遙希とか。だけど、お友達からでいいですか、でもよかったと思うの……、果たして次の恋のチャンスはあらわれるのかしら。
夢を持って、夢に向かって行動し続けているのはすごいことだと思うんだよなぁ。描かれてはいないけれど、実際だったら親兄弟からのプレッシャも少なからずあると思うし。
まぁ、とにかく、騙されているわけじゃなくてよかった。
そうか、今回、サブタイトルは「絶対に後悔しない夢の諦め方」だから、主題は恋じゃなくて夢だったんだなーと読み終えた後で思った。遅い。だって、舞衣は恋に一直線だし、遙希も若干恋を引きずっている感じだからさー……。さて、恋、夢……ときて次は仕事になるのかしら。でも、遙希、佳奈子……ときたら、次は舞衣だよなぁ。……はてさて。
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女の子って本当にめんどくさい!自分達もそんなことはわかっているのだ。恋愛観にしても、夢にしても、うだうだと悩んで、どうしようもないことをただ傍にいてくれるだけでいいから聞いてほしくて。めんどくさい生き物、故に愛おしい。3人とも強かで可愛らしいです。
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2巻目もぱっと目を惹くかわいい表紙でした。
1巻ほどではなかったけれど、誤字がなくなれば
もっといいのにと少し残念でした。
内容は、女子として生きていたら必ずや経験するであろう
友情・仕事・恋の物語でした。
いろいろ曖昧さを残して終わるところが
彼女たちにはこれからも何かが待っているのだと
いう感じで続きが知りたいと思いました。
3巻目は出るのかな?出たらきっと手に取ると思います。
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恋も夢も友情も、世の中にあふれる歌にも物語にも普段の会話にだって、こんなにみんな求めてるのに、なんでうまくいかないんだろう。後悔しないなんてあり得ないけれど、それに向き合った先に何があるのか。そんな話。難しいよねー。
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綺麗ごとでは生きていけなくなった女性たちがそれぞれ答えを選びながら成長して生きていく作品。大人になるとはどういうことでどのように生きていくのか、その深いテーマを重々しくならない程度に描いている作品だ。男性でも楽しめるのではなかろうか。