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冥界と現世の境界のひとつ、それが舞台となった登天郵便局。
この思いつきは非常に良かったと思う。
が、内容が良くない。
ノスタルジックな装丁と、「ブクログ、読書メーター読みたいランキングダブル1位」というコピーに魅かれ読み始めた。
集中力が切れ、途中投げ出そうといたこともあったが、何とか読了。どのエピソードも陳腐で、心惹かれるところが無かった。
シリーズ化され、最新作『幻想映画館』も刊行されてるようですが、当然、私は読みません。
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初堀川アサコ作品。久々のタイトル買い。
突っ込みどころはたくさんあるのに、そんなばかなと思っても許せちゃう、まるで朝ドラホラーファンタジー仕立て。
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就職浪人中のアズサ
履歴書の特技欄に書いた「探し物」が目にとまり、郵便局でのアルバイトが決まる
“登天郵便局”
地元の小さな山のてっぺんに、ぽつんと建つそれは、郵便局とは似て非なるもの
冥界と現世をつなぐ不思議な場所で、アズサは“ある物”を探すことに
ほんわかと進むのかと思いきや、怨霊(?)と友達になって、犯人探しもして...
思っていたファンタジーとは、違った。
でも、彼岸と此岸をつなぐ郵便局、人は亡くなっても、消えてしまうのではない というのは素敵だと思った。
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生き方がわからない。したいことは、見つかるものよ、と笑う両親の言葉に、ため息しか出ない主人公。彼女の特技は、失せ物を見つけること。履歴書に書いたら、郵便局からの採用通知が届く。
ワクワクして初出勤したら、三途の川の先にありそうな花畑を見つけ、郵便局の窓口ではお局ならぬオカマパンチパーマのおっさんにいじめられ…。そして、焦げ臭い美女・真理子さんに取り憑かれ、謎の巫女にも取り憑かれた。
ギャー!すぐさま辞めようとしても、なぜかFAXも送れず、すでに給与も振り込まれてて、どーなってんだ、ここ!?と思ったら、登天郵便局は、あの世への入り口なのでした。
真理子さんのかわいい不気味さにほっこりしたり、マリヱ大奥様にギョッとしたり、恩師に泣いたり、最後にどんでん返しがあって笑ったり。
怖さの中に和みがある、生死の間の優しい物語。
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ほんわかかと思ったら、ミステリーにホラーにファンタジーにもちろんほんわかに、いろんなものが詰め込まれてた。
けどごっちゃじゃなくておもいかえしてみれば、かね
続きもあるの?すきだな
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著者の作品初読みです。最近流行り(?)の妖し見えるファンタジー系かと、楽しく読んでいたら・・・え?これって推理小説だったんかいっ!ぐぐっと引き寄せられました。安直視してて、すみません。
チョウチンアンコウに会ったように、明るい部分に付いて行ったら、人間の暗部に出くわさし、それでも筋を通すアズサに人の大切な本質を見た気がしました。
個人的にはアユムくんで泣きでしたが・・・。
サクサク読めるのでもう一冊も読んでみます。
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不思議な物語風味でもあり、ミステリー風味でもあり、軽い感じで読め、楽しかった。が、一方で若干物足りなくもあった。
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名前に惹かれて読んだのは白状します。彼岸と此岸を結ぶ場として郵便局を設定。功徳を通帳として扱う、というのも、考えられるストーリーですが、そこに当てはめた主人公の存在が、面白みをつくっています。そのうち、どこかのアイドルで映画化されるのかもね、そんな作品でした。
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生と死を繋ぐ郵便局。
何もかもが不思議な展開で、途中少し混乱した。
少し怖くて、でも何か温かくて…そんなお話。
2013.5.12
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あの世とこの世の境目にて郵便業
(死者そのものの郵送?も含む)を営む郵便局と、
そこに採用されたバイトの主人公。
設定と登場人物の性格も
ほのぼのしていて好みである。
ちょっとした推理要素があるのも良い。
ただ、郵便局と神社の確執って
結局なんだったの?という感じ。
そこの流れだけ最後まで読むと
急展開過ぎてよく分からなくなった。
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この世とあの世をつなぐ郵便局。こんな不思議な設定を思いついた時点で、この小説の成功は約束されていた・・・
笑いあり涙あり、そしてちょっぴり怖いファンタジー?小説、幻想郵便局。
コミカルでユーモラスながらも、なかなかに奥が深く感じられるのは生と死、そして生きる意味、が物語の奥に隠されているからか。
あの世があると信じて功徳を積むべく努力する人と、あの世の存在を信じず人の道を外れる者。
天国に行くにはある条件が必要なようだ。
小説の中でのその対比が自分には面白く感じられたが、実際にそんな仕組みだったら戦慄する人は多いのでは、と感じながら読んだ。
霊界の存在を信じていない人でも、きっと思わず引き込まれてしまう不思議さが堀川アサコの小説にはある。
彼女の次回作に期待したい。
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不思議で、暖かい話。そして少し怖い。
生者と使者の境があいまいな話、好きです。旅立つ人が、重苦しくなく、本当に軽く旅に出るように行ってしまうのが、寂しくもあり切なくもあり。
幽霊の真理子さんの描写は、ドラマ「怪奇大家族」のようだなと思ってみてましたw 実際にいたら絶対好きになれないタイプだろうけど、不思議とにくめないんだよなー
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この郵便局には,あなたの失くした物が届いてる.就職浪人中のアズサのアルバイト先はちょっと不思議な郵便局だった.ちょっと笑えて,ちょっとウルッとする,癒し小説.こういう題材は嫌いじゃない.良かったです(*^^*)
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あの世とこの世を結ぶ郵便局が舞台。最初は期待したのだが、あまりにファンタジー過ぎて、私にはなじまなかった。少しだけホラー要素も含まれてはいたが怖いという感じはない。4章の「心霊スポットとか、心霊現象とか」の立花先生の件はとってもホロっと来たが、狗山比売が出てきたあたりから、超ファンタジーの世界になってしまい、趣きも奥深さもまったくなくなってしまったのは残念であった。
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途中は展開が読めず、各エピソードが少しずつつながっていることが分かるまでは面白さがわからなかった。終わってみるとミステリーの要素もありで単に怪奇ものではない。成仏できない真理子さんがどこかの映画館へ行ってしまった?これが第2弾の幻想映画館につながるのか?でも、もう読まないと思う。