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なーんの取り柄もなく就職活動もうまく行かない女の子アズサは唯一の特技『もの探し』を見出され、山の上にある不思議な郵便局で働くことになった。そこは彼岸と此岸を繋ぐとても特別な郵便局で、赤い顔をした大きな局長、オネエの局員に郵便を得意とするおじいさん、スーパーマンのような用心棒が働いていた。訪れる客は生きてるものから亡くなった人まで様々。そんな職場でアズサはある探し物の依頼をされる。それは古来からその土地にいる神様との土地争いの際に得た権利書であり、物語を通してアズサは他の局員や幽霊の女性マリコと共にその争いに巻き込まれてゆく。天国と現世を繋ぐ話はたくさんあるけど、郵便局がその橋渡しをしてるのは素敵だと思う。神様との土地の権利争いにただの人間の女の子が選ばれて巻き込まれてゆくなか、彼女が戸惑ったり焦ったりととても現実的な雰囲気もあった。不思議な話だったっていうのが全体的な印象。この郵便局にいってみたいと頭の中で綺麗でおしゃれな外観や内観を想像しながら読み進んでた。とても優しい雰囲気をもったミステリアスなお話。
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ほっこりかと思いきや、殺人事件の犯人と一騎打ちとドキドキの場面もあり、後半の場面は前半と違う話かと思うような、急展開。
でも最後土地神に葬られた登天郵便局のみんなが、廃墟となったドライブインの場所で以前と変わらずいたこと、変わらないその空間がとても嬉しく安心しました。
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読み始めは、よくある感動の押し売り話か〜と思ったのですが、実際は意外とスッキリ楽しく読めました。
真理子さんのキャラが良かったです。
最後はもう少し掘り下げて欲しかったかな。
あと、「命あっての物種」の誤用に初めて気付きました。堀川さんありがとう!
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就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけど
「なりたいもの」が分からない。
特技の欄に”探し物”と書いた履歴書のおかげでアルバイトが決定。
職場は山の上の不思議な郵便局。
そこで次々と不思議な人々に出会う。
生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。
癒し系というよりは・・不思議系軽いホラー的な感じ
夜読んだら途中ちょっと怖かった
だけどほのぼのとしてるんだ~
最後はミステリー犯人は意外だった
色んな要素は入っていますが、軽く読める1冊でした
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心温まる素敵話。
日常と非日常の交差。
ただ、最後の方が少々飛びすぎていて、
よくわからんくなったかも。
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本屋さんで平積みされていて手にとってみた。
少しコミカルな感じのほんわかしたファンタジーだけど
残念ながらどこに面白さを見出していいかわからなかった。
話がとっちらかっているというか、
あっちいったりこっちいったりして、
どこに着地するのか見えづらかったのが
あんまり話に入り込めなかった理由かなあ。
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不思議で楽しくてほのぼのとしていて、それでいて大切な何かが心に残る素敵な一冊でした。
『就職浪人中の安倍アズサは、「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、なりたいものってなんだかわからない。そんなときに特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書を見て、アルバイト決定の連絡が。アルバイト先は、山の上、ぽつんとたたずむ不思議な郵便局。そこで出あった不思議な人々と不思議な世界とは……。』
主人公は就職浪人中のアズサ。
彼女がふとしたことからアルバイトをすることになったのが、
あの世とこの世をつなぐ場所にある登天郵便局。
そんな設定自体にいきなりググッと引き込まれてしまいます。
主人公の性格がのんびりとしていて天然キャラであるため、
いきなり出て来る心霊スポットでの出来事や登天郵便局での不思議な出来事などが、
ごくごく自然に読み手の中に受け入れられてしまいます。
ともすると、こういった現実離れした設定というのは、
あまりに現実離れしていてすんなり入ることが出来にくいものですが、
この物語は不思議と違和感無く物語の中に入り込んでしまいます。
だからこそ人気があるんだろうなと思います。
冥界と現実との狭間にある登天郵便局。
そこを訪れる人々を巡る思いがけない心温まる話と、
主人公自身を巡る摩訶不思議な導きと役割り。
登天郵便局自体の存在を脅かす謎のと戦いなど、
さまざまなストーリーが入り混じって推理小説のような一面も持った一冊です。
生きるということはどういうことなのか、
死んでしまうということはどういうことなのかなど、
ふんわりと優しい物語の中ながら心にスーッと大切なことを届けてくれる一冊でもあります。
今年に入って読んで本がすでに40冊以上になりましたが、
その中でも個人的にはトップ3に入る素敵な物語です。
皆さんもぜひ一度読んでみてください。
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アットホームでほんわりとする作品だからいいのかもしれませんが、だからこそ終わり方が在り来りな気がする。
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就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、「なりたいもの」がわからない。
特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。
職場は山の上の不思議な郵便局。
そこで次々と不思議な人々に出会う。
生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。
「自分の夢って何?」
皆さんも同じ事で悩んだ(悩まれている)方は沢山いらっしゃると思います。
私もその一人...
もしかしたら永遠の課題かもですねヽ(*'0'*)ツ
現実的には「生活の為に夢は...」っと割り切ってしまえる方もいるかもですが、中には自分の居場所が見つからないままの人もいます。
そんな主人公アサコと読み手である私達に何か『同期』させてくれる不思議なお話。
この物語でも
「自分が何をしたいのかわからない」
「就活もうまくいかない」
「なりたいものはなんなのか」
という最近ではよくあるタイプの女性が主人公。
そんな主人公が,有り得ないけど懐かしく感じる摩訶不思議な出来事に巻き込まれていきます。
ほのぼのと心が和み,面白可笑しくて,でも,どこかホロッとくる内容。
しかし、それだけではなく『生と死』について考えさせられる場面も...
あっという間に読み終える事ができました。
コメディタッチの和風ファンタジーではありますが、いろいろ考えさせてくれた一冊でした。
私同様、お疲れ気味な方には「ほんのり温かい」今作はオススメかもしれません。
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設定に多少むりがあるが死んでしまった人は消えてしまうわけではないというメッセージがこもっていることをしるととてもあたたかい物語のように感じた。
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表紙が素敵ですね。
それだけで手に取りました。
何も予備知識もなく読み始めたのですが結構楽しめました。
堀川アサコさんの作品は確か2作目なので安心してたのかななんて、私なりに解釈していますが・・・・。
「なりたいものになればいい」確かにそうなんですが、それが難しいんだよね。
この主人公もそんなジレンマに陥っているんでしょう。
しかも、不器用とくればなおさら
特技は探し物?
うーん不思議な不思議な物語ですが、死者の行く末とか、生けるもののご有徳とかを考えさせる物語ですよ。
しかも、堀川さん独特のアプローチで無理もない感覚でその感覚にずるずると呼び込まれてゆくその感じが素敵です。
怨霊あり、鬼あり、未亡人あり、殺人者あり、神様ありと何でもありですが最後には納得してほのぼのしてもらえるでしょう。
結構この感覚好きですね。
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■この郵便局には、あなたの失くした物が届いてる。
就職浪人中の安倍アズサは、「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、なりたいものってなんだかわからない。そんなときに特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書を見て、アルバイト決定の連絡が。アルバイト先は、山の上、ぽつんとたたずむ不思議な郵便局。そこで出あった不思議な人々と不思議な世界とは……。ようこそ、登天郵便局へ。
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面白かったです。ちょっとファンタジックで、でも現実にありそうな、そんな世界観がとても良かったです。さらっと読めました。ただ、最後が「え、ここで終わり?!」って感じだったので、続きがあったらいいなぁって思いました。
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久々のファンタジー本。最初はつかめなかったけど、進むうちにハマった作品です。私は青木さん好きです(笑)
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「こんな郵便局があったら行ってみたい!」
個性的なキャラクター経ちが務める“登天郵便局”
布石を沢山置いてからの、一つ一つ丁寧に終盤で回収していく。上手い!と思った。生きるとは、死ぬとは?ファンタジーではあるけど身近なこととして読めた(*´ω`*)