投稿元:
レビューを見る
学校で習った懐かしいものもありつつ、特にシャガールと木の葉がすごく好きだ、と発見した。
読み手も当時の状況も様々あるから、いつ読んでもきっとひっかかるものがあると思う。
投稿元:
レビューを見る
初めて、詩集というものを購入した。詩は小学生の時にそこに書かれている真意が読み込めなくて苦手だった。そのイメージが拭えなくて今まで手に取らなかった。前回、マーシャル・ブラウンの本を読んでみて、年を重ねて、文章に対する解釈や感覚が変わっていたことに気づき、読んでみると面白い。そして、何より自由だった。
投稿元:
レビューを見る
「どんなおおきなおとも
しずけさをこわすことはできない
どんなおおきなおとも
しずけさのなかでなりひびく」
投稿元:
レビューを見る
谷川俊太郎さんの詩は日常の景色を特別な素晴らしいものに変えて、わたしを退屈という監獄から解放してくれました。
投稿元:
レビューを見る
わからない。良さがわからない。一回閉じて、もう一回閉じて、2回開いてちゃんと読んでみるも、わからない。
投稿元:
レビューを見る
谷川俊太郎さんの詩は読んできたが、実を言うともう一つの感があった。「自選」ということで、期待を込めて手にしたこの本。今回、この本を読んで初めて、谷川さんを「感じ」た。
30篇ほど気に入ったのがあったが、長いものは避けて、短いものだけをアップ。
〈詩集から〉
なんにもいらない ばあさま
なんにもいらない ばあさまがいた
いえはいらぬと ちかどうぐらし
きものはいらぬと ふゆでもはだか
かねもいらぬと まんびきばかり
じぶんもいらぬと あっさりしんで
しぬのもいらぬと またいきかえる
にじ
わたしは めをつむる
なのに あめのおとがする
わたしは みみをふさぐ
なのに ばらがにおう
わたしはいきをとめる
なのに ときはすぎてゆく
わたしはじっとうごかない
なのに ちきゅうはまわってる
わたしが いなくなっても
もうひとりのこが あそんでる
わたしが いなくなっても
きっとそらににじがたつ
ごちそうさま
おとうさんをたべちゃった
はなのさきっちょ
こりこりかじって
めんたまを
つるってすって
ほっぺも
むしゃむしゃたべて
あしのほねは
ごりごりかんで
おとうさんおいしかったよ
おとうさんあした
わたしのうんちになるの
うれしい?
ひこうき
ひこうきの つばさ
ナイフみたいだ
ごめんね そら
いたいだろう
でも がまんして
おとさないで
あかちゃんも
のっているから
おばあちゃんとひろこ
しんだらもうどこにもいかない
いつもひろこのそばにいるよ
と おばあちゃんがいいました
しんだらもうこしもいたくないし
めだっていまよりよくみえる
やめてよえんぎでもない
と おかあさんがいいました
こどもがこわがりますよ
と おとうさんがいいました
でもわたしはこわくはありません
わたしはおばあちゃんがだいすき
そらやくもやおひさまとおなじくらい
おばあちゃん てんごくにいかないで
しんでもこのうちにいて
ときどきわたしのゆめにでてきて
おっけーとおばあちゃんはいいました
そしてわたしとゆびきりしました
きょうはすごくいいてんき
とおくにうみがきらきらかがやいて
わたしはおばあちゃんがだいすき
投稿元:
レビューを見る
ゆっくり読む。自分のペースでゆっくり読む本。
分からなくても先を急がない。分かろうとはしないことが大切だということを教えてくれる本。
投稿元:
レビューを見る
強い。
すんなりイミが入ってこなくても、繰り返し繰り返し読むと何かが入ってくる。
研ぎ澄まされた言葉たち。
投稿元:
レビューを見る
わざわざ買って手元に置いていたくらいなので谷川俊太郎の詩に興味があったのだとおもうが、しばらく積読にするうちに、すこしだけ「読み頃」を逃したのかもしれない
あきれるほど多彩なスタイルで詩を書いているが、どのようなスタイルであっても谷川俊太郎らしさが感じられるのは流石というべきか
投稿元:
レビューを見る
心の詩D、が印象に残りました。
「私は心の手で触れることができる
魂のマチエールを求める」
マチエールは仏語でmatière, 材質や質感のことなのですが、詩作には直接魂が震えるような体験が必要,
ということなのでしょうか。
それはおそらく特別な体験ということではなく、詩人の感じ方、自身の心の膜を通して見たときの世界の在り方、ということなのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
心に残った詩は、只。
お金のかかるものと、ただで手に入るものを列挙しています。
ただで手に入れられるものこそ、本当に大事にしたいと思いました。真の愛。本当の友人。深い思想。
ただだけれど、手にするのはとても難しいと思っています。
最後のことば「のはずだけど」に作者の思いが読み取れました。
投稿元:
レビューを見る
日本の現代の詩人で、一番有名な方(たぶん)の自選の選集だけあって、言葉の宝石箱のようなすばらしい詩集でした。(こんな使い古された表現しかできないのが、もどかしいです)
もう、おなかがいっぱいで、たいへんでした。
全部読んでしまうのが、とてももったいなかったです。
特に気に入った詩に、付箋をつけていったら、付箋でいっぱいになってしまったので、その中から、かなり減らして、今の私が好きな詩だけを数編だけ選びました。
私の感想なんて、とてもつけられないほど、すばらしい詩ばかりでした。
好きだったもの。
「悲しみは」
「くりかえす」
「ほほえみの意味」
「そっとうた」
「あなた」
「陽炎」
「ぱん」
「足し算と引き算」
「十二月」
「願い」
「できたら」
次に読み返すときは、また違うものがよいと思うかもしれませんが。
巻末の山田馨さんの解説も、谷川さんの私生活などが、垣間見られて、興味深い内容でした。
投稿元:
レビューを見る
1度読んだだけではない理解しきれないものが多かった。
けれど、読むのが止まらなかった。
繰り返し読んで意味をつかめる詩を増やしていきたい。
投稿元:
レビューを見る
谷川俊太郎を断片的に読んでいたが、この詩集で改めて谷川俊太郎の言葉の幅の広さを知ることができた。自選だからこそ、こちらも一つ一つの作品を真剣に読まないと勿体ないので、夜中に時間をかけて拝読した。約60年に渡って書かれてきた詩がこの本に凝縮されているので、形態が目まぐるしく変わっていき、表現の豊かさに圧倒される。図書館で借りたのだが、期限を延長している。購入するべきだった。追伸、このコメントを書いてから約4ヶ月。やはり諦めきれずに購入してしまった。これからは好きな時にいくらでも読める。
投稿元:
レビューを見る
全く詩に明るいわけでもない自分がレビューもおこがましい気もしますが。。。
言葉や世界の捕まえ方でハッとさせられることがたくさんある本でした。
歳を取るに従ってだんだんとそういう世界の眺め方が一定方向だけに固定されたり狭まっていってしまう感覚があり、そんな中でとても刺激になりました。
願わくばいつも世界を新しい目で眺められたらです!