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林 公一 (著), 村松 太郎 (監修), 浜畠かのう (イラスト)
本人や家族による実例のほか、同僚や隣人、医師など周囲からの視点によるケースも豊富に紹介。病気をとりまく明暗すべての面を取り上げ、多面的・客観的に統合失調症の事実が体感できる実例集。
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今まで読んだ統合失調症の本の中で一番よい。よく知られた関係念慮・幻聴や妄想だけでなく、陰性症状やストレスによる再発、投薬・投薬中断・無治療などの経過についてケースを上げて細かく説明している。また、診断のジレンマについても課題を解体してひとつひとつ説明していて納得しやすい。
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ネットで著名な林先生の本。鬱病はともかく統合失調症はほとんど知識がないので読んでみた。
知人で、当てはまる人がいる。いずれ発症してもおかしくないなと思う人。ただ、「金槌を持てば全てが釘に見える」という言葉があるので、そういうことだとは思う。
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100人に1人の人が罹患するという統合失調症。卑近な病にもかかわらずその実態はあまり知られていない。本書は豊富な症例をもとにこの疾病がいかなるものかを解明する。放置すれば警察沙汰の大変な事件にまで発展する一方、薬さえ服用すれば症状は緩和するし治癒もする。されど一時的快方には様々な経過があり油断は禁物。まだまだこの病気は未知未確認のことが多いのも事実なのである。
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実例が豊富で、症状を具体的にイメージしやすい。本人・家族・医師など、それぞれの立場から、それぞれの「事実」を語るという構成も面白い。序章とあとがきは、障害特性の説明にも使えそう。フォントが読みずらいのがやや残念。
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事例が具体的で、メッセージもシンプルでとてもわかりやすい内容でした。福祉職が病気や状況を理解するのに良い本だと思います。日本でも、デポ剤がもっと使われてもいいのになと思いました。