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『ガンはブドウ糖がないと生存も増殖もできない』
という テーゼから、
ガンの発生と増殖のメカニズムを説明し、
その中で、ブドウ糖がどんな役割をしているかを
解明する。
きわめて、論理的な 考察で なるほどとおもわせる。
ガンについては なぜ起こるのか ということの研究が
多いが、ガンの増殖を増やさないためにどうするのか?
と言うのは、放射線治療や抗がん剤などの薬の対策があるが、
ガン細胞の成長をしているものを取り除く方法もあっていい。
がん細胞を破壊する方法では、本質的に解決しない。
それよりも、がん細胞を成長、増殖させないために
がん細胞の増殖のエネルギーである ブドウ糖を
削減もしくは絶つことで、がん細胞を増やさなくて、
縮小させることが できると言う。
ブドウ糖を絶つことと それに対する具体的な対応は
『中鎖脂肪ケトン食』によって、
さらに 改善することができると言う。
キッセイ薬品のマクトンオイル(MCT85%)や日清オイリオ社のMCTオイル。
フラックスシードオイル(亜麻仁油)と紫蘇油(エゴマ油)、クルミはω3不飽和脂肪酸のαリノレン酸を多く含む。
魚の油に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)もω3不飽和脂肪酸。オリーブオイル、アボガドは、ω9不飽和脂肪酸。
沢山の脂肪摂取によって、ガンが起きるという説は
あくまでも 糖分を取ることによって起こると言う。
糖分をとらなければ、脂肪分は取っていい。
イヤー。おもしろいなぁ。
医療の現場から 本質的な提起があるのはいい。