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重い、ホントに
ヘヴィーさでは、前作の『金色のガッシュ』を超えている感がある(ただ、扱っているテーマが微妙に違っているので、視点を変えると互角か?)
面白い、愉しい、の次元にない漫画とも言える。もちろん、「漫画」を娯楽を提供するモノと定義するならば、この『どうぶつの国』は十分な質を誇っている
しかし、前述したとおり、洒落にならないほど重い内容が、読み手の心を容赦なくブン殴ってくる
正しい意味で自己主張が烈しい漫画、とも言える
師匠譲りの極太で荒々しくも、乱れていない効果線、紙にインクを叩きつけているようなベタ
この11巻はバトル中心どころか、バトルのみなので、雷句先生の『色』がよく視える
この『どうぶつの国』は純粋に楽しめる一方で、どの巻を読んでも、命とは何か、生きるとは何か、正しい世界の形とはどうあるべきか、を本気で考えるべき、と思い知らされる
特に、この11巻はそれが顕著。犠牲(もちろん、本獣ら、キリトビ・ザラス、そして、ドウゲンにはそんな意識など露もないのだろうけど、だからこそ、私はこの二文字を用いたい)の多い巻だからか?
弱い者が虐げられ続けている、今のような世の中だからこそ「読んで欲しい」と勧めるのでなく、「読むべき」と訴えたい、本物の迫力がある少年漫画
印象に残っているシーン、どれもこれも、特に『次』に見事、繋いだ動物たちの勇姿は網膜に焼き付けられるほどのインパクトがあるのだが、あえて一つなら、141pの3コマ目
己が心底から忌み嫌う姿であっても、本当に大事なモノを守り通したいのなら、臆せずに曝け出せる強さを持つべき、と教えられた
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命の繋がりを最後の一瞬まで忘れない動物たちの闘いに心打たれました。
無念の命を無くすキリトビ。自分の身体が切り裂かれようとも、牙を折れようともタロウザと約束した未来の為に心を折らず命を賭して戦う。なんともカッコいい姿ではありませんか。未来のために自らの血を使い切る。自分の死をも無念ではなく未来の世界のために繋ぐ、キリトビは正に誇るべき先人としての姿そのものだと思いました。
そして、未だなお繋がる自分の子孫のために戦うドウゲン。力に酔いしれ、孤独を知り、希望を感じ、また絶望を味わったドウゲンの過去は凄まじかったです。どうぶつの国にでてくる肉食動物のほとんどは同じ苦しみをもっています。どうすれば自分たちの本能を止められるか、その一点のために悩み苦しむ。そんな繰り返しを止めるためにタロウザが導く未来へ命を繋げる。どいつもこいつもカッコいいですねホントに。
ギラーの過去、タロウザの復活、まだみぬジュウの行方、ハイエナのニナ参戦など気になることでいっぱいですが、次巻はまた半年後…最近のどうぶつの国は密度が高い分次が気になってしょうがないです。
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ぶっ続けで戦闘シーンだけど、大丈夫なのか雷句さん。結構書き込んでるぞ。
仲間を増やす下りを省いたせいか、三回連続で、回想(走馬灯)しながら、 決死の戦闘という流れになってしまっているのがワンパターンでちょっと残念。
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ひたすらバトル巻なので、失われていくものばかりで熱いけど切ない。
ほっとできたのはサラダうどんとタカミネって名前が出た瞬間くらいで、後は息が苦しい。
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キリトビさんと、
ドウゲンさんの壮絶なラストを描いた11巻。
凄い!
でも、
おいらは早くギラーの秘密が知りたい!
早く12巻を!
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最初から最後まで涙が止まらず、大変でした。
キリトビ、ザラス、ドウゲン、つなぐよ!。+゚(*ノ∀`)
ホント重くて、、読んでて苦しくなる。。
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心臓を撃ち抜かれたタロウザを救うため、ココノたちは力を尽くしますが、そこへギラーの放った3体の強力なキメラが襲いかかってきます。
まずはクローバーが、つづいてベルヘルムがタロウザにとどめをさそうとしますが、彼の思いをつなげようと、イタチのキリトビ、ナマケモノのザラス、そしてトラのドウゲンが、みずからの命をも顧みず、最強クラスのキメラたちと戦いを繰り広げます。
今回はほぼ全編息もつかせないバトルです。