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待望の新版.
第二版を使用し始めたのは,出版からすでに7年近く経過しており,微妙に情報が古かった.
魚類学会所属の人たちには『もうすぐ出る』と言われ続けて数年,かなり難産だったようだ.
基本的には版の更新なので,様式への感想は特にない.
いくつかの分類群の名称で大きな変更があり,一部混乱が起きているようだが,鱗翅目→チョウ目への変遷同様に,一部で不満は燻り続けるものの,大体は受け入れられていくのではないかと思う.
以下まじめなレビュワーに怒られそうな妄言.
『フィールドでは使わないでしょ?』『頭にたたき込んでおくでしょ?』というプロの方々には怒られてしまいそうなのだが,個人的には電子版を出して欲しいところ.
そう思って,2部買って裁断・自炊してみたものの,書籍と電子版とでは使いやすいフォーマットがあることを再認識.
順番にページめくりしないような書籍は,タブレットとの相性が非常に悪い(ハイパーリンクを使っても厳しかった).
東海大学出版会の人がここを見ていることはまずないと思うが,もし電子版を出すなら,Google mapみたいに,科ごとに大きな一枚絵にして,スワイプでたどっていけるようになったら…と思う.