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■お人好しの青年と不思議なうさぎが織りなす一風変わった『縁結び』の物語。
大学の自治会で忙しく働く毎日を送っていた青年・波多野ゆかりくんは、あるとき謎の白うさぎと出会いました。いきなり喋った彼もとい「うさぎさん」は、なんとその自慢の長い耳で人の『縁』の紐を結んだり、ハサミのようにちょきんとやったり出来るのだそうです。そしてうさぎさんは、ゆかりくんにもその『縁』を見る力があると言います。そうして二人は、恋人や親友、家族など様々な『縁』のトラブルに巻き込まれ……?誰かの『ご縁』をめぐってゆかりくんとうさぎさんが大活躍!? とても愉快でちょっと切ないハートウォーミング・ストーリー登場。
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大学生の波多野ゆかりは、ひょんなことから、人の「縁」をつないだり切ったりする神様(のようなもの)であるうさぎさんに出会う。
うっかり切られた自分の縁を再びつないでもらうため、ゆかりはうさぎさんの仕事を手伝い、人の縁を繋ぐべく奔走する。
文体は軽く、サクサク読める。
随所にシュール系の笑いを織り交ぜてくるが、若干の上滑り感が拭えない。
「縁」というテーマは面白いけれど、欲を言えば、ストーリーにもう一捻り欲しかった。
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ほっこり。な言葉が良く似合う本だと思う。可愛いうさぎさんの親父声と身近に居そうな大学生達。ハラハラやドキドキでは無いけれど、心地良く手に取れる本。自身でも色んな縁を感じる日々、うさぎさんと一緒に見てみたいものです。
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主人公がお人よし!うさぎさんかわいい!
でもまさか最後までちゃんとハートフルストーリーとは…。てっきりオチがあると思ってました。良かった。
自転車の話が好きです。実物が見てみたい。
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野崎まどということで(いい意味で)不安だったけれど、そんな期待は裏切られた感。
しかしこれがまた面白いから、「野崎まど劇場」と同じく作者の幅の広さが素直にスゴイと思える。
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野崎まどの書く話がこのまま終わる筈がないと、油断せずに読み進めたが何の驚きもなく読み終えた。何の仕掛けも無いということに驚いたけど。
うさぎさんとの掛け合いや魅力的な登場人物となど「普通」の小説としてもかなり楽しめた。
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野崎まどは人の精神にメスを入れることを生業にする作家だと思っていたけれど、この物語はそんな印象を覆すかのような謳い文句どおりのハートウォーミングストーリーだ。
軽妙な掛け合いや文章のテンポは少しも損なわれていないが、これまで野崎まどを追いかけてきた人には物足りない、ある種のヌルさを感じるかもしれない。
ほんの数十ページも読めばわかることだが、この作品においては"縁"が物語を進めるための非常に重要なファクターとして扱われている。
しかしその一方で、彼ら彼女らの関係性において結ばれた"縁"がどの程度影響を与えるのか明確に指し示すものは無い、どころか縁を操作する「うさぎさん」自身が"縁"は"縁"でそれ以上でもそれ以下でもない、というようなことを言ったりする。
主人公ことゆかり君はことあるごとに"縁"に意味を見出そうとするのだがその都度うさぎさんに注意を受け、頼まれもしない面倒事を引き込んでしまう。
人と人との出会いにおける偶然、それに名前を付けるなら"縁"ということになるのだろう。それを尊いものと感じ、維持しようと努力するなら"良縁"にもなりうる。
要は心の持ちようだ、と言っているだけなのだが、その突き放した感じはむしろ野崎まどらしいなと思ったのだった。
あと眼鏡を持ち上げるネタがいい加減しつこいなと思った頃に笑わされたのでこの辺りの絶妙なセンスはさすがだった。
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遠い昔である大学時代を懐かしみました
誰かの思い出のような居心地の良い世界
ですが、すべてはスーパー”できる西院”の
物語に収束していく
絶対に読まなきゃ損する作品です
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「この作家さんなら何処かに落とし穴、罠が仕掛けられているはずだ。ホンワカふんわり表紙絵に騙されちゃいかん。」と気構えて読み始めたら、文章の面白さはあいかわらずで最後までハートウォーミングでした。大学生の波多野ゆかり君は大学の山で“縁”を切ったり結んだりする、喋る白ウサギと出あった事で人々の“縁”に関わる事になりますが、縁結びと言っても恋愛ばかりじゃなく、友情・家族愛もあり良い話でした。野崎まどさんの灰汁の強さとか驚きの顛末を求めちゃいかんお話w。
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前にパーフェクトフレンドを読みました。
そのまえにアムリタを読もうとして挫折しています。
野崎まどの作品は、読み始めたら読めるんですが、読むまでが中々…。
今回も挫折しそうになったんですが、一話読んでしまうとスラスラーと読み終わりました。
うさぎさんの態度のでかさと、ゆかりくんの誠実さがかけ合わさって面白作品です。
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あらすじの"ハートウォーミング"という言葉に「でもどこかで変わるんだよね?」と、終盤までいつもの野崎まどを期待していました。
結局今回は最後までほのぼのしてました。こういうのもありっちゃありだけどもね。。。
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何が良いってうさぎさんが可愛い!
大学生あるあるみたいなのも所々にあって最後までページが止まりませんでした!
ゆかりくんの人を思う気持ちが優しくて好きですねー
続編出ないかなー、あるのかな
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可愛いうさぎさん可愛い。
会長に愛されてどんどん丸くなればいいと思うよ。
可愛いお話やった。
続編があるなら読みたいって思うくらいの可愛いお話。
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主人公の男の子にしか見えないうさぎ( )の持つ縁結びが人を繋がりどんどん話が発展してゆき、最後には……‼︎‼︎
そのうさぎください(。ノ・ω・)ノ
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読後感スッキリの、とても癒される作品でした。縁というテーマを上手く際立たせていた印象です。他の方のレビューにもあるように、この作者の著作としてはややインパクトに欠け優等生的に感じましたが、読んで損はないと思います。