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「物語でわかる」というタイトルにひかれ図書館で貸し出し。
期待していたような内容ではなかった。
まず物語がどうしようもないくらいのクオリティ。はっきり言って物語とはいえない内容で、まったくのめりこめない。肝心のファイナンスに関する解説もお粗末。ベンチャーファイナンスというよりかは、会計やファイナンスの基礎を用語を並べて説明してるだけ。
著者は大学で教鞭を執っているようだが、この本の内容からすると、相当退屈な授業をしているに違いない。
こんな本に2000円も払うビジネスマンはきっといない。
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http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=TB10070851
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「ベンチャーファイナンス入門」を銘打っているがベンチャーの成長過程をサンプルとしたファイナンス基礎理論の解説。教授と生徒とのコミカルなかけあいやキャッチーな例えを用いるなど読者に対してファイナンスに関心を持ってもらおうとする工夫が随所にみられる。ただ対話のパートに対してファイナンス解説はがっつり理論めいた話になる。序盤の現金管理の大切さと後半の企業価値のΣ部分のレベル感の差はやや違和感があり、ファイナンス苦手の初心者にはやや難しいし中級以上には普通の基礎理論の話だし読者層が定まっていないように思う。
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物語でわかるベンチャーファイナンス入門
著:中井透
起業から始まり、株式公開(あるいは売却)という最終目標までに展開される企業の成長物語を通じて、その過程で必要とされるファイナンスの知識を学ぶことができる。
本書は以下の13章から構成されている。
①事業計画とファイナンスの役割
②会社を創る
③おカネの流れを管理する
④成長に応じた資金を調達する
⑤利益と現金を区別する
⑥仕事とおカネは反比例
⑦仕事の成果を評価する
⑧利益目標を立てる
⑨発展に向けて投資する
⑩おカネのコストを意識する
⑪企業の価値を測る
⑫株式の公開を目指す
⑬別の出口を見つける
簡単に捉えにくいファイナンス。
点ではなく、面で、そしてストーリーとして学ぶことで流れと全体を掴むことでその理解も進む。本書は初学者に対して記されてはいるものの、網羅性からも初学者だけではなく、全体から見直して理解を確かめたい人にもうってつけの一冊である。
簡単ではなく、難しいファイナンスをかみ砕いて読み易く、楽しく読めるように読み手への優しさを感じることができる。