紙の本
子供に寄り添い共に考える
2016/02/21 10:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どや - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は中学教員や大学教授を経験しているだけに
語られる内容に説得力がある
もちろん著者が中学校教員時代と現代では
置かれている環境は同じではない
でもこども時代に思いつく疑問は
自分や周りの人たちの実体験からみて
現代に共通する部分もある
どうして勉強しなきゃいけないのか
なぜ働かなくちゃいけないのか
どうして人を殺しちゃいけないのか
答えは必ずしも明示されない
答えはひとつではないから
こどもと共に考えて一緒に見つければいい
自分の子供時代にこんな先生に出会いたかった
投稿元:
レビューを見る
読んでいて、泣きそうになりました。自分が大事にして来たことを、尾木ママに肯定してもらったような気持ちです。尾木ママありがとう。
生きていく上でやはり、信頼関係を築くということは大切なことであるということを再認識しました。子どもの気持ちに寄り添うこと、子どものありのままを受け止めることで子どもが安心して育っていけるのかなと感じました。
いつか結婚して子どもを産んだとき素敵な母になれるように、今からできることを頑張りたいなと思いました。そのためには、勉強をして、自分はどう生きていきたいのか考え、様々な情報の中から自分なりの答えを選べるように、判断できるようになることが必要だと考えました。
あと、「なぜウソをついちゃいけないの?」で二種類の嘘があるという話がありましたが、これは勉強になりました。二種類の嘘があるということを理解できたら、柔軟に考えることができるようになると思いました。
今日この本に出逢えたことを感謝いたします。
投稿元:
レビューを見る
どうして勉強するのか、なぜいじめはいけないのかといった、子供が当たり前に感じる疑問に大人がどうこたえるかを中心に書かれた本。
情報を取捨選択できるようにするためなど、当たり前のことがかかれているが、当たり前が故にはっと気付かされる。
頭の中がぐちゃぐちゃになったときにこの本にもどると、思考が整理されるのではないでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
勉強したくなくて買いました。寝っころがりながら1時間ぐらいで読破しました。とても読みやすく、タイトルの「どうして勉強しなきゃいけないの?」に留まらない疑問への尾木ママの考察がかかれてありました。理想論ではあるかもしれないけど、こういう考え方ができたら、ちょっと生きるのが楽になりそうだなと思えました。
投稿元:
レビューを見る
2014.7 市立図書館
尾木ママの本は、読みやすい。
どうして?の質問には答えを押し付けるのではなく一緒に考える。
「どうしてだと思う?」
「どうしてそう思ったの?」疑問を持った根っこを聞いてみる。
投稿元:
レビューを見る
週刊女性2011年11月29日号から2013年4月23日号に掲載された連載「教えて!尾木ママ教授♡」の内容をもとに、再構成したもの。
~~抜粋~~
②どうして学校に行かなきゃいけないの?
「学校に行かなければ学んでいない」
確かに現在、日本では公立か学校法人立の機関のどちらかしかしか学校として法律上、認知されていないの。ホームエデュケーション、つまり家庭での学習も学校だと認められていないのよ。
ところが教育の進んでいる国々はまったくの逆の考え方を持っています。
例えば、スウェーデン。ここでは新入学の際に、各家庭は学習場所を選択できるようになっているんですね。
「来年から小学校ですが、学校に来られますか?それとも家庭での学習にしますか?」
家庭学習を選んだ場合には、学校と同じように指導の先生がいます。(中略)アメリカのワシントン州ではおよそ10家庭のうち1家庭くらいはホーム・エデュケーションです。
つまり「学校へ行くかどうか」は選択肢の一つ。「勉強する場所」の問題にすぎないということなんです。教育が論じられる際に、たびたび取り上げられますが、実は「不登校」問題も多くが、場所の問題なんです。
(中略)
学校に行かない、行けないというだけで子どもの学ぶ機会が奪われるということは、あってはならないこと。それは子どもの友達づくりの機会や、未来を奪うことです。
(中略)
自分に合った形で、学びを続けていけばいいんですよ。
そのかわり、学びたい子どもたちが思いっきり学び続けられるような環境や制度を国や自治体、大人社会が整える必要はもちろんあります。
~~~~~ここまで抜粋~~~~
2011年の時点から、早くもこういう話題を取り上げられていたとは知らなかった。今、一番必要な提言だと思う。
投稿元:
レビューを見る
過去記録
簡単なようで難しい16の疑問。
図書館でふと目に止まり、尾木ママの本を初めて読みました。子供が抱くであろう疑問に、軽快に答えていきます。ご自身が教師としての経験の中で得てきた価値観や考え方が記されています。文章から、子供にまっすぐ向かい合う真摯な姿が伺えました。人として、親として、疑問をもつこと、自分なりの考えをもつことを大切にしていきたいと改めて思いました。いつか子供に疑問を投げかけられた時、子供が自分なりの考えを見つけられるよう、寄り添うことができる親でありたいです。
1.どうして勉強しなきゃいけないの?
2.なぜ学校に行かなきゃいけないの?
3.どうしていじめちゃいけないの?
4.なぜ暴力はいけないの?
5.どうして誰とでも仲よくしなきゃいけないの?
6.なぜ人を「好き」になっちゃうの?
7.どうして謝らなきゃいけないの?
8.なぜウソをついちゃいけないの?
9.どうしてズルいことはいけないの?
10.はぜ約束は守らないといけないの?
11.どうして夢を持たないといけないの?
12.なぜ働かなきゃいけないの?
13.どうしてみんな神様にお願いするの?
14.なぜ死ぬってこんなに怖いの?
15.どうして人を殺しちゃいけないの?
16.なぜボクたちは生きているの?
2016/4/20
投稿元:
レビューを見る
尾木ママの本は初めてでした。
勉強以外にもいじめや生死について等10代の子供が抱くであろう疑問や葛藤に優しく答えてくれている。
同じ内容で子供向けの本があったら思春期前に読んで欲しいと思った。
投稿元:
レビューを見る
もう10年近く前の本だが、当時の問題はさらに大きくなっている気がする。
今も変わらず大切なことが書かれていた
言われればとても大事なこと、シンプルなこと
でも子育て、仕事とバタバタしながら、1人で考えると様々な思考が混ざり、それが導き出せなくなる。
そこをスッキリさせてくれる本