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前半が子ども編。後半が大人編。
子ども編はルビが振ってあり、子ども向けに書かれています。たまに難しい表現とかありますが、頑張って読めということでしょう。
大人編は子ども編の内容を膨らませた感じ。いや逆かな、大人編の要約が子ども編になっているのかも。大人編に内田先生の稿がなかったのが残念。
8人の識者の「勉強」に対する考えがわかって面白かったです。対比することで着目点の違いや、彼ら自身のタイプも少しわかったような気がしました。でも一番興味深かったのは、彼らの体験話ですね。瀬戸内寂聴さんのお母さんの話とか、荒俣宏さんのギフチョウの話とか、体験にもとづいた話題は頭の中に入りやすいですね。改めて実感しました。
さらりと読める本です。子どもが「どうして勉強しなくちゃいけないの?」と言ってきたらこの本を一緒に読もうと思います。
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8者8様でどの先生のご意見も面白い。けれど、どの先生も「学校の授業ばかりが勉強じゃない」という点で伝えたい根本は同じなのかな?という気もしました。なかでも福岡先生のご意見にモーレツに感激しました。スバラシイ!
前半が子ども編、後半が大人編になっていますが、内田先生は子ども編のみ。そういえば内田先生はかつてどこかで「子ども向けにかみ砕いて書けといわれてもそんなことはしない。意味がわからなくても読めば、その意味がいつかわかる(かも)」みたいなことを書いていらっしゃったことを思い出しました。なんの本だったかな?ニュアンスは違ったかもしれないけれど、わざわざ子ども編と大人編を書き分けなかったのはそういう事情かな?と勝手に思ったり。
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もっと8人8様の意見が読めるのかと思いきや、案外というか当然というか、結論はみな同じことを言っているように思う。生きるための術を手に入れる、その「手に入れる」ということのために、本来、人は勉強という行為を選ぶしかない。少なくとも何人かの著者が触れている人類の始祖においての「勉強」の意味はそれに尽きる。それにおそらく子供も、勉強とか練習とかが必要なことは実はわかりきっているのだと思う。ところが現在「手に入れる」といえば、まず「金で買う」ということから思いつくものだ。金で瞬時に手に入れる。だから、表題のような疑問が発せられる本当の意味は、本質的な理由のことではなく、なぜ「苦労して」、なぜ「めんどうくさい」「まわりくどいこと」をしなくちゃいけないの?という隠されたワードにこそ潜んでいるのだと思う。
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あとがきに、「本書を読んで、勉強や教育の目的に対する思い込みや勘違いを思い知らされた大人の読者は多かったのではないか」とあるが、そうかもしれない。自分も、思い知らされた部分はある。
頭ではわかっていても、子どもに対してはなかなかうまく表現できないので、そういう意味では今後の子どもとの会話で役に立ちそう。
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勉強すると自分にとってなんのうまみがあるのか。今やれば自分に返ってくるものが明確ではない場合に、面倒だと思ってしまうことは大人の方が良くあることのような気がしてきました。研究のフロントラインに立っている人で、自分のために勉強している人はいないような気がします。未来永劫、世界のみんなと分かち合う知恵のために、ずっと勉強しているのだと思います。
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子供が自分から勉強できる力を身につけられるようにするには、どうして勉強しなければならないかを子供自身が納得する必要があり、そのために親のかかわりが大切だということは、当たり前のことだけれども、なかなかちゃんとできていなかったと反省させられました。
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それぞれに書いているが子供編が面白いかどうかは人によりばらつきが大きい。うちのだとこれじゃ無理かなあ。
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子どもにもわかるように、具体例をあげながら説明されてます。
8人のお話が、同じようなことを言っていて繰り返し説得されている感じしました。
普段、子どもたちに話していることと大きな違いはないけれど、親が言うのと他人の言葉では、子どもの受けとめ方も違うと思うので、親子で読んでみるといいと思います。
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これはおもしろかった。けど、書いているひとが多すぎて、一回読んだだけでは飲み込みきれない。
勉強するのは自由になるため、生き延びていくため、とおっしゃるひとはけっこう多かったと思うのですが、それがいちばん腑に落ちる。
まあ、それを子どもに教えようとする、伝えようとするからむずかしいことなのですが。
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未来のため、っていうのが素敵。
子どもたちをみてると、未来のために私が頑張らなくちゃあって思うんです。
小学校教員目指しているから、この本はとても役に立ちそうです。
とりあえず受験勉強もこの本読んで、楽しみながらやります!
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高く登れば登るほど遠くまで見渡せる様になります。それと同じで、不自由極まりない山道を登ってこそ、自分にとっての自由が何処にあるのかが見えてくるのです。 福岡伸一先生、さすがです。少し薄ぼんやりしていた私の自由の見つけられるように頑張ります!
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8人の著名人に子供が勉強する理由を聞いた本。
前半は子供向けに、後半は大人向けに書かれている。
子供になぜ勉強しなくてはいけないのか聞かれてもはっきり答えられなかった。内田樹さんが述べている、「大人も勉強する理由を本気で考えたことがない」はその通り。
8人それぞれであるが、共通している意見があった。
人類は他の動物と違って勉強して生き残ったこと。人間の歴史が長くなれば長くなるほど、勉強の量が増える。未来のために勉強しなくてはいけない。
これ以外にも、塾ではなく小学校の重要性を説いていた。
子供たちがこのことから、福岡さんや藤原さんの「自由になるため」、養老孟司さんの「好きなことをやれば勉強が必要になる」ことまで子供が理解できれば本当に有益であろう。
題名からは子どもに特化しているが大人にも役立つ。
ただ、子どもがこの本を手に取って読むかどうか?この本を読もうとする子は、すでに勉強をしっかりやってそうである。
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高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=4822223825
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著名人8名が、勉強について語っています。
前半は子ども向け、後半は大人向けです。
勉強は、結果ではなくプロセスと僕は思っています。養老孟司氏の「くだらないこと聞くんじゃない!」という話しがしっくりきました(^^)
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疑問に答える8人の識者の顔ぶれがすごい。
大人になれば勉強の大切さは身をもって感じるだろうけれど、子どもにそれをどう感じさせ、やる気にさせるかというのはとても難しいことだと思う。
きっと、この本を読んでも子供は勉強の大切さを真に感じることは難しいと思う。
大人の側が子供に無理強いしていないか、自分の状況を再確認するのにいいと思う。
勉強というと堅苦しい感じがするが、もっと柔軟に興味のあるものからの派生といった形で学べることが理想的だと思う。
子供より、大人が読むべき本だと思う。