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パンダが好きで、外語大で中国語を学び中国で農業大学に行き、二ヶ所のパンダ基地で飼育を経験した人の本。現在は上野でパンダを含む動物の飼育を担当している。
「え!?パンダは肉が大好きだった!!」 http://www.amazon.co.jp/dp/489308755X
という本もあったが、今の上野のパンダはおそらく肉を食べてはいないということ。竹を与えるにもさまざまな選択肢があり、与えた量、食べた量、排泄した量などを管理していることがわかる。
著者がいかにパンダが好きであるかと共に、パンダの飼育、管理の現状もわかる良書。中国で同僚であった飼育員の、パンダは長期的には野生に返すという方針の共感した。
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可愛らしいパンダの表紙に惹かれて読んでみることに。筆者の阿部さんは、パンダ好きが高じて、中国語を大学で勉強し、さらに中国へ留学してパンダ修行したのち、上野動物園の飼育員さんになったというパンダ愛溢れる人。
パワフルな行動力に、仕事に対する熱い情熱を感じました。久しぶりにパンダに会いたくなりました( ^ω^ )
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本書帯に、「そうか!一番好きなことを仕事にすればいいんだ。」の一文。全くその通り、至極当然のことだけど、果たしてその好きなことを見つけられる人、好きなことに気づく人、それを仕事に出来る人はどれほどいるのだろう。
本書は、子どもの頃からパンダが好きだった筆者が、パンダに携われる仕事を目指し、まずは大学で中国語を猛勉強し、中国の農業大学に留学して動物学を勉強し、中国のパンダ基地でインターンをし、そして現在、上野動物園でパンダの飼育員をすることになるまでの過程を、エッセイという形で綴っている。
パンダの生態に関する話あり、中国でインターンをしているときのパンダの写真も満載、上野動物園のリーリーとシンシンにまつわる話もあり、非常に興味深く、読みやすい文体で綴られている。
本書表紙のパンダのショットもなかなか良い感じ。
パンダ好きの人は勿論、職業選択に迷っている若年者にもお薦めの1冊。
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パンダ大好き!な筆者が大学、留学、研修、就職…そして上野動物園へパンダが来るに伴って帰国…と
パンダ好きから飼育員へなった道筋が書かれてます。
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著者のまっすぐ夢に向かって進む姿に、元気をたくさんもらった。パンダのことが、すごーくら好きになりました♡
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現在、上野動物園でパンダの飼育係をされている阿部展子さん。
子供の頃からパンダが大好きだった彼女は高校生の時に“パンダを仕事にする”ことを決意する。
まずは中国語!と中国語学科へ入学。
その後中国への留学からパンダ基地への研修へと移って行く。
そしてリーリーとシンシンの来日に合わせて上野動物園の飼育係となる。
目から鱗だった。
頭でっかちな私が飼育係になろうと思ったら、真っ先に獣医学科を思い浮かべる。
文系の私はここでアウトだ。あっさり諦めてしまう。
ところが阿部さんは違った。
ああ、こんな攻め方もあったんだなと驚いた。
でも彼女にとってはパンダに一歩でも近づく事を考えると自然な流れだったのだろう。
文章は平坦で分かりやすい。
パンダへの愛がそこかしこに溢れ出ていて、彼女が通ってきた苦労がまるでなかったもののように思えてしまう。
夢へと向かって進む彼女のひたむきさとまっすぐな思いが伝わってきて思わず応援したくなった。
彼女にとってのゴールはまだまだこれから。
これからも引き続き頑張ってほしい。
陽気もすっかり春だし、久々に上野動物園にいってみよう!
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パンダの飼育に憧れる人に夢を与える一冊ではあります
パンダの飼育員になるために工程がわかり、ただパンダの仕事に就きたいと思っている人には有益です
ただ、ご家族の支援と金銭的な余裕がないと厳しいと思います
著者は大学時代に仕送りだけでバイトせずに、中国語にとりかかることができました
その間も中国に留学したり、卒業後、また四川に半年語学留学、そのあと四川農業大とバイトなしでは少々、金銭的に難しいと思われます
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子どもの頃からパンダが好きだからパンダに関わる仕事に就こうと決めた著者。けれど詳しく学ぶためにはまずパンダの生息地、中国のことを学ばなければなりません。慣れない中国語の授業、苦手な理系の勉強・・・。憧れの仕事に就くまでには困難な道のりが続きますが、パンダが「好き」という気持ちで乗り越えていきます。
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中国にパンダの飼育係している日本人がいることを知らなかったので、この本を知ってとても驚いた。
子供のころからパンダが好きだからという理由で、日本の大学で中国語を勉強し、中国へ短期語学留学…その中でパンダをもっと知りたいと中国の農業大学への進路を見つけ、卒業後はとんとん拍子でパンダ基地へ就職…そこまでできるなんて、もうパンダファンの極み!
阿部さんがリーリー&シンシンの来日に伴って上野へ来てくれて本当に良かったと思います。
子供たちが自然交配で誕生したのは、最初に阿部さんが尽力してくれたおかげかも。
今は、また中国でパンダが自然に帰るためのお手伝いをされているそうですが、またパンダファンたちのためにいろいろなお話を本にして欲しいです。