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お話の「造作」が上手い、と
2014/05/23 08:04
9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レイローズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロインが喪服のまま担ぎ込まれたのは修道院だった。彼女は両親と姉、家族全ての葬儀の場から逃げ出してきたのだった。
彼女が逃げ出して来たのは悲しみからだけではない。愛する人がフィアンセにと望んだ姉が死んだことを喜ぶ醜い心から逃げ出したつもりでいた。
修道女になって一生祈りを捧げて生きるつもりでいたヒロインを俗世へと引きずり戻したのは、姉の婚約者そして自分の初恋で今なお愛しいヒーローその人だった。
彼は、彼女に「君は私に償わなければならない。・・・嫌とは言わせない。私は君のせいで婚約者を失ったのだから。」そう言って、強引に身体を繋げたのだった---。
ヒロインが初めに見ていたストーリーと、しだいに明らかになっていく真実との違い。ネタバレになるので書きませんが、そこがとても面白いです。
Hシーンもお話にきちんと絡んでいて無駄なエロが無いと思いました。また、礼拝堂という神聖な場所で無理矢理なのに身体は喜んでしまうといシーンは印象的で象徴的な場面でした。
ヒーローの腹黒粘着もヒロインへの愛ゆえなのです。
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腹黒さがいい!
2013/10/23 17:22
8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koro - この投稿者のレビュー一覧を見る
これくらい腹黒い男性がいたら、だれも敵わないかも。
「やっぱりいい人」とか「かわいい人」よりもかえって清々しいです。
また富樫聖夜さんで読みたいな
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ある意味 王道です
2017/08/14 20:17
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あじらのうず玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
嗜虐的な愛、そのものです。
まさにソーニャに求めている部分は、完璧にカバーしてくれます。
すごーく盛り上がってる場面(特にエロ場面)で、
「えっ?何でこの挿し絵??」
に出くわすことって割りとあるんですが、この作品にはそれがない。
イラストは、綺麗だし求めているエロさで、期待を裏切らない。
購入して損なしです。
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歪んだ愛がテーマのソーニャ文庫ですが、途中まではアルベルトにそれほど歪んだ愛は感じられず、普通に読んでましたが、最後のエピローグで、やっぱりソーニャ文庫と納得しました。
姉レオノーラを自分のせいで亡くしたと罪の意識で修道院に逃げたシルフィス。そんな彼女を強引に連れ戻したアルベルト。
姉の死の真相はのちのち明らかになりますが、姉の婚約話の裏とか両親が何を思ってあんなことをしてしまったのか、なんかミステリーっぽくて、ほんとに最後まで読まないと予想外の展開がいっぱいでおもしろかったです。
最終的には、アルベルトもシルフィスもお互いを愛していたし、姉レオノーラにライナスという恋人があのタイミングで現れなければ、普通にそのまま結婚していたんだろうなっていう思いもありますし、シルフィスとレオノーラの両親としても、恋心で周りが見えなくなっているレオノーラをライナスから引き離すためにあんなことをしたんだっていう親心を考えると、ほんとに不幸が重なったとしかいえません。
よく考えると、ライナスが一番悪いようにも思えますので、エピローグで彼がひどい目にあってしまうのは、自業自得かなぁと。
イラストもアルベルトの容姿は私の好みとは異なりますけど、意外とこういうのも悪くないかなって思いました。
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色んなレビューで「ラストのエピソードに驚いた」とか「最後のひと言が凄い」とか書いてあったので、ラストを見たい願望に耐えつつ、最後まで読み終わりました(笑)
読み終わって「なるほど」と思いました。
ネタバレになるので敢えてここでは書きませんが、これぞソーニャ文庫だな、という感じでラストを締めくくってくれてました。
清純で無垢な修道女が快楽に堕ちていく様子はかなりエロいなって思いました(笑)
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期待しすぎたかなあ。(他の方の言及にもありますが、ラストにあるどんでん返しにやられた、的感想を多くネットでみていた)もうひとつインパクトあるエピソードがあればなあ、とちょっと思ってしまいました。
ですが、話の筋が最低限通っていたし、箱入りで純粋な貴族のお嬢様(馬鹿ではなく少しばかり世界が狭い)という造形のヒロインはとても可愛かった、ので、読んでいてヒロインに気持ちが沿えたので読んでいて面白かったです。
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なんちゃってヒストリカル。
両親と姉を1年前に亡くした伯爵令嬢のシルフィス・コリンソン17歳と、姉の婚約者だったアルベルト・ディーステル辺境伯27歳。
姉の代わりに子供を産むんだと無理やり体を奪われるシルフィス。
言葉足らずからすれ違ってる二人で、よくあるパターンと、好きな作者なのにガッカリ、ヒロインが悪いの?とラストまで読み、星3ねと思っていたら…。
エピローグで打っちゃりでした。最後の10ページで影の薄かったヒーローがくっきりとして評価は★4へ。
しかし、そこまでは平凡に進んだ物語なので、最後まで楽しさを隠してきた部分には不満有りです。
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目指せハーレクインとのことなのでハッピーエンドですが、ですが、ですがヒーロー腹の中真っ黒だぜ(笑)ヒロイン従兄弟もとんだ食わせ者だぜ!ま、ヒロインは一生ヒーローの側にいると宣言しちゃったし、ヒーローもそれが当たり前やんみたいな感じなので、ヒロインが事実に気づかず幸せに暮らせるならいいですよ(笑)
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ただの擦れ違いものかーハイハイハッピーエンドハッピーエンド、とサラッと読み流そうとしたら
最後の数ページで足元すくわれた。
黒いヒーロー素敵・・・