紙の本
素晴らしい作品でしたが……(ネタバレ含みます)
2013/07/10 20:57
5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sakuragi - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は姪から薦められ購読しておりました。
オタク趣味こそ持っているものの、長らくライトノベルというジャンルに
手を出していなかった私ですが、本作はホームコメディとして非常によく出来ていて、
年甲斐もなくはまりこみ、TVアニメについてもBlu-rayを購入し、姪と一緒に観賞することも
しばしばございました。
一人っ子の姪は特に京介がお気に入りで「こんなお兄ちゃんが欲しかった!」とよく言っていたものです。
私も、身を挺して妹を守ろうと奮闘する京介の姿に何度も感動させられました。
しかし、この最終巻によって状況は一変してしまいました。
「いいお兄ちゃん」だったはずの京介が、いきなり妹を恋愛対象とする事を宣言して、二人だけの結婚式まで
あげてしまうという展開に、読み進めていて「自分は違う作品を読んでいるのだろうか?」とまで思うほどに、
違和感を覚えました。
確かに、京介の行き過ぎたシスコン振りはある種異常ともいえるものでしたが、それも「妹を守るお兄ちゃんの奮闘」と
捉えれば美談になる、そう思っておりました。
しかし、実際には京介は妹を恋愛対象として見ており、「妹の為に頑張るお兄ちゃん」などいなかったのです。
しかも、信頼を勝ち得ていた父親や母親に対する後ろめたさを欠片も見せずに「近親相姦上等!」などと
叫ぶ始末。
私の読解力不足なのかもしれませんが、京介がはっきりと妹を恋愛対象として見始めたきっかけも描かれていなかったので、
余計に最終巻のこの展開には、違和感を覚えてやみません。
どうやら姪も同じ気持ちだったらしく、先日会った際にはこの「俺妹」の原作本も全て処分しており、
自分で集めたり私がプレゼントした関連グッズも、乱雑にダンボールに詰め込まれ、部屋の隅に
追いやられていました。
「もういらないの。おじさん、プレゼントしてくれたのにごめんね」という姪の言葉と悲しそうな表情が
今も忘れられません……。
作者様には作者様の書きたい世界があるのは重々承知しておりますが、私どものように、
「京介に裏切られた」と感じ傷付いた人間もいる事を、どうか心の片隅でもよいので
置いていただければ幸いです。
電子書籍
これはないわ
2023/01/26 13:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分を好いてくれる女子を全員振って妹とつきあうとかありえん。最後の最後に非現実的妄想話になって残念。やっぱ4巻で完結させとくべきだった。
投稿元:
レビューを見る
結末に賛否両論っては確かにそうかもねー
でも落としどころとして、この作品の流れからならありなんじゃねー、というのが感想ですw
黒猫とあやせたんどっちかなんて選べないですよ、偉い人にはそれがわからんのです!www
投稿元:
レビューを見る
最終巻。
ネタバレ無く感想書くのは不可能ですね。
いやいや、これは酷い最終巻…と思ってはいたんですが。
最後にちょっと持ち直しました。
あのまま終わってたら☆1でしたけどねw
正直、伏見つかさらしくない気持ち悪さだと思いましたね。
もっと無難に書いても充分面白い作家さんだと思うんですがねえ…
実際、合間合間の会話の掛け合いなんかは、
普通に面白かったんですがねえ…
シリアスパートは軒並み読み飛ばしたくなるレベルでしたね。
最後の最後で辻褄は合わせましたが、
ちょっと遅すぎる。
気持ち悪さを感じてしまったものは修正不可能。
残念です。
まあ、キャラや設定的に飽きてきてたシリーズではありましたし。
新作が読めるってことをポジティヴに喜びましょうか。
投稿元:
レビューを見る
京介さんのツッコミがキレキレで、端々では大いに笑えたのが良かった。
全体としては駆け足な印象。
もうちょっと一人ひとりを掘り下げた方が良かったと思うけど、ページ数との闘いがあるんでしょう。
エンディングについては、想定され得る中では最も正道な終わり方だったように思う。
作品としては綺麗にまとまったと言って良い。
ハーレムエンドの真裏で、爽快感みたいなものは何もないけど、様式美を感じた。
残念だけどしょうがない、という納得感。
もったいなかったのは、ラスト一巻だけで結末に至るまでの決断を書いてしまった点で、そこに葛藤らしい葛藤がなかったこと。
爽快感のないエンディングに向かってストレスを描くという選択肢は取れなかったのだろうと思うけど、そこをしっかり書いていたら重みのあるラストに出来たのになぁ。
結果として、ラノベらしくない結末をライトに書いてしまうという中途半端な印象になってしまった。
後日譚で短篇集とか出せばいいんじゃないかな。
その時はあやせたんがもうちょっと報われる形で。。。
投稿元:
レビューを見る
きっちりと幕を引くなら、やっぱりこの終わり方しか無いんだろうなぁ。
感動したとか、良かったとか言うより、長い間お疲れ様でしたという感じ。
ビックリするような展開で〆てくれるかもと、少し期待していたんだけどなぁ(^^;
あり得ないようなハーレム展開に翻弄されてた頃が一番楽しかった。
次回作、首を長くして待ってます。
投稿元:
レビューを見る
思っていたよりも踏み込んだ最終巻だった。
京介や桐乃や麻奈実を始め、本音を隠してたり、考え方が変わってたりする登場人物が多かった印象が強くて、特にこの最終巻に向けての話が展開されてくるあたりから、どこを足がかりにして読むかかなり困惑していたけどなんだかんだでいいところに落ち着いたようにも思う。
投稿元:
レビューを見る
"俺妹"の第12巻。ついにこの日がやってきました、最終巻です。この作品だったら、こういう展開しかないよね。これが実妹を攻略キャラに持ってきてしまった作品の運命。やはり京介はマジキモイ兄貴でした。フラグの回収も思ったよりスムーズでした。でも正直な所、この結末は消化不良な部分がないわけではない。エピローグを読んでもモヤモヤしてしまう。本当にこの選択であってたの?と京介に問いただしたい。あと、沙織と黒猫が良い奴らすぎて泣けた。とりあえず「ばっかじゃないの!?」は用法用量を守って正しくお使いください。
投稿元:
レビューを見る
途中まで読んでいて、これはとんでもない結末に…と思いきや、そこはさすが伏見さん。最後は綺麗にまとめてくれた。全12巻、無事完結の意味合いも含め★5つ。
投稿元:
レビューを見る
評価:☆3
※ネタバレ注意
人生相談から始まったとある兄弟の物語、ついに完結。
ホントに完結しちゃったんですね。
というのもこのシリーズは初期の頃から追いかけてたシリーズなのでとても感慨深い。
今までいろんな女の子ともフラグを立てまくってどういう結末を迎えるのか、全国のみなさまもさぞ気になっていたし期待もしていたことでしょう。
・・・あのですね。
正直に言わせてもらえば、こ れ は な い w
何が一番納得いかないって、期間限定の恋人ごっこで終わっちゃた点よ。
小学生のころから桐乃が抱えてたものはそんなことで晴れちゃうようなものだったのか?
「常識なんて知らねーよ!」という勢いで告白してるのに急に「やっぱ常識的に考えて実妹と付き合うのはヤバいよな」とか掌返しパないっす。
現実的な着地点と言えばそうなのかもしれないけど、釈然としないわ・・・。
京介が「妹にマジ告白する俺も、それをオーケーしちゃうおまえも、相当ヤバい」言っててウケたww
単純に近親相姦気持ち悪いっていう意見もあるし確かにそれはそうだけど、そんなのは今巻に限ったことでもないしね。
全員振って実妹と恋人ごっこして別れて終了っていくら何でも後味悪すぎるだろ・・・。
しかも全然恋人らしいことなんてしてないしね。それ黒猫と別れる必要あった?
てかそもそも黒猫が望む結末って京介・桐乃・黒猫で仲良くしてる絵描いてたよね?で黒猫は自分で別れようっていったのに思いっきり引き摺ってるし・・・。
めっちゃ好きなシリーズだっただけにこのラストはいただけないなぁ。
あ、でもギャグは面白かったです。笑わせてもらいましたw
これアニメこのまま放映したら暴動もんやで・・・後はあやせのポロリをそのまま放送することに懸けるしかないじゃないか!ww
まぁでもこのシリーズには本当に楽しませてもらったことは事実。
伏見つかさ先生、かんざきひろさん、本当にお疲れ様でした。
投稿元:
レビューを見る
全体的には納得いかない部分がありますが、ギャグ等は面白かったです。
あのシーンでは泣いてしまったので、アニメでも泣くかも(笑)
投稿元:
レビューを見る
完結。EDルートは想定内だったけど(というかタイトルがタイトルだし)、最後の逆転には驚いた。終わった感が微妙にしないというか、まだ続きがあってもよさそうな感じ。でも不思議とスッキリした読了感がある。各方面にちゃんとケリは付けてるからだろうか。それぞれのエピソードもシリアスになりすぎず、楽しく読めました。同じ「妹のいる兄の目線」で読めることもあって京介には共感することもあったり、それやりすぎと思うこともあったり(笑)いろいろと面白い作品でした。完走お疲れ様!
投稿元:
レビューを見る
前巻までのところで道徳的にアウトな展開も匂わせた本作も、とうとう完結。
広げた風呂敷はきっちり畳んで、落としどころもつくられています。
やっぱりあの子は腹黒かった…。ナイスラスボス。
果たしてこれがベストエンドなのか…?鬱エンドに近い??
現実はゲームのようにはいかないんですよねえ。
アニメがどう決着つけるかも見守らねば。。。
投稿元:
レビューを見る
その日の内に読み終えてしまいました。
いろいろ批判も多い結末みたいですが、僕自身は納得です。
切なさが漂うところに、ホロリときそうになりました。
投稿元:
レビューを見る
ライトノベルって著者が「書きたいものを書ける。なんでもあり。」だけど、すげえ結末にしたなあって思った。
喧嘩ばかりの兄弟から仲のいい兄弟に戻る。んでもって、黒猫と寄りを戻すみたいなこと想像していたのに。
「お兄ちゃん大好き」が恋愛や結婚感情だとはなあ。
妹攻略ゲームに沿って話を完結させていく。
実妹義妹に関係なく(笑)
個人的にはあやせと付き合って、あやせが超デレてるところをたくさん書いてほしかったなあ。
ironyは一時期すごくはまったのを思い出した。