投稿元:
レビューを見る
日本人として最後にレオと関わったとも言える板橋区立美術館副館長松岡希代子氏によるレオの仕事紹介。なぜに絵本、なぜにスイミー、なぜに谷川俊太郎。日本人に馴染み深いレオの人となり、作風をうまく紹介している。
投稿元:
レビューを見る
「自分とは何か」それを問い続けたレオ・レオーニ。彼には芸術で人に喜びを伝え、子ども達に自分なりの創造性を導く。自分しかできない役割、それを私も見つけていきたいと思えた。
投稿元:
レビューを見る
教科書に載っていたスイミーでおなじみのレオ・レオーニ。
絵本もたくさん出版されていて「職業絵本作家」という
先入観を持っていたのですが、見事に覆された一冊でした。
芸術家一家に生まれながら
ユダヤ人だったために戦争に翻弄され、職を転々とする。
後にグラフィックデザイナーとして成功をおさめ
初めての絵本を出版したのは40代になってからと遅咲き。
波乱万丈な人生の中で
ずっと「自分は何者か」を問い続け
芸術家として生きることを決意。
以降は「芸術の尊さ」を謳い続けていた。
崇高なまでの姿勢に心を打たれました。
本文は白黒ページがほとんどで写真や図案も少ないです。
「絵本のレオ・レオニ」を期待して手に取ると
ちょっと的外れかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
「あおくんときいろちゃん」
が 書棚の一角にある人なら
もう 無条件に
お薦めの一冊ですね
その一冊が世に生み出される瞬間
そして
その一冊の生み出される背景が
綴られる
その部分だけでも
この本に目を通す値打ちは
ありますね
いゃあ 堪能しました
投稿元:
レビューを見る
レオ・レオーニの「あおくんときいろちゃん」についても本書では触れてます。
この絵本の英語の原題を見ると、『「小さな青と小さな黄色」( Little Blue and Little Yellow )』っていう題名にもできるけれど、これをあえて、「あおくんときいろちゃん 」って日本語で訳したのはなんでだろうって思っていたけど、そんな疑問もこの本では解消されるかと思います。
投稿元:
レビューを見る
「あおくんときいろちゃん」「スイミー」などの作者、レオ・レオーニの生前最後の展覧会を企画したうちの一人がこの本の著者。
打ち合わせのためにイタリアの家へ通い、交流を持つことでふれた彼の人格や考え、家の様子なんかも書かれている。
ふとしたきっかけで絵本を作り始める前はアメリカでグラフィック・デザイナーとして事務所をひらいていたそう。ユダヤ人であるがゆえに戦中ヨーロッパを脱出せざるをえなかったという背景はあれど・・・。
どこか哲学的、思索的なところのある絵本を思うと、最初から子供向けの絵本作りを志していたわけではなかったことも頷ける。
著者個人の体験に基づいているので伝記と言えるほどではないけど、サッと読めてレオ・レオーニの足跡を知ることができる本。
投稿元:
レビューを見る
15/03/12
レオ・レオニがとても好きなので表紙を見てすぐ読もうと思った。内容はざっくりしすぎててあんまり評価できない。けどレオが人柄溢れる素敵な人だと改めて客観的に知れる。個展またやらないかなあ。
P143
子どもの絵本の作者には、ほかの人のために世界を「見る」義務があります。絵本作家には、そういう能力が備わっているからこそ、美しさとものごとの意味を人々のために明らかにするという使命を持っているのです。
投稿元:
レビューを見る
本の形をしたファンレター。親しみが伝わってくる。
個人的にはエリック・カールやムナーリとの関わりをもっと深く知りたかったかも。
投稿元:
レビューを見る
スイミーなどの絵本で有名なレオ・レオニーの生涯を綴ったもの。初めての絵本出版は50歳近くという事、あのエリック・カールやブルーナ・ムナーリとも交流があったのは驚き。88歳までクリエイティブな事に貪欲にいられるのは素敵!
投稿元:
レビューを見る
やっぱ読んだんだったわ
レビュー書かなかったのでまだ読んでなかったかと思ったけど、
又々レオの世界に会えて嬉しかった
投稿元:
レビューを見る
レオ・レオーニの人となり、人生、作品へ込められた思いなどが、展覧会の企画などで深い付き合いのあった筆者により、記されています。
様々なエピソードや、引用されているご本人の言葉などから、絵本や芸術にかけていた思いの強さや、芸術家としての誇りなどがとても伝わってきました。
投稿元:
レビューを見る
「スイミー」「フレデリック」
誰もが一度は読んだことがあるであろう物語だと思います。これらはレオ・レオーニという一人の芸術家によって描かれました。この本にはレオの波瀾に満ちた生涯や彼の人柄など、絵本だけでなく彼についても多くのことが語られています。クラシック・デザイナーとして働いていたレオが名作絵本のアイデアを生み出すきっかけになった出来事など、細かいエピソードが書かれています。「小さい頃に読んだあの絵本はこうして生まれたのか!」と新たな発見ができます。デザインだけでなく、アイデアを出すことは簡単なことではないけれど、この本を読んで何かを創り出す楽しさを改めて感じることができました。
投稿元:
レビューを見る
あおくんときいろちゃんやスイミーの誕生秘話、ねずみの絵本が多い理由が明かされる。波乱万丈なレオ・レオーニさんの人生を紹介しつつ、作者のレオ愛も伝わってくる。
NDC 726.6
投稿元:
レビューを見る
忘れてはならないのは、小さなスイミーは自分の心のなかに大きなさかなのイメージを持つことができたとうことである。イメージを持てること、それは小さなスイミーにあたえられた、特権とも言えるのかもしれない。
(P.115)
投稿元:
レビューを見る
「スイミー」の絵本で有名なレオ=レオーニに関する本。
図書館で借りた。
美術館の学芸員の著者が生前のレオ=レオーニに接した思い出や人柄のあれこれ。写真も多く絵本も多数紹介されていたので、読み応えがあった。
いつか絵本を作りたいと絵も習い始めたから、興味深く読んだ。