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ホラー系ミステリ連作短編集。
いつも通りのロジックミステリーだが、全体通して扱う相手が人外のもので、ホラーテイスト。
個人的に、著者の短編集は当たり外れの幅が大きい。
テーマは毎回大胆・独自に変えてくる一方で、ミステリとしての手順が論理を重ねる形に統一されているので、双方の相性いかんで好き嫌いに差がでる。
今回は意外とよい方向に働いており、キレのある起承転結の後から、ホラーな感触を味わうことが出来た。
最後三作が好み。
3
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どの作品もミステリの中に怖さが滲む短編集。とても好み。
・宙の鳥籠
石持作品にはこういうあっさり系男女多い気がする。まあまあ。
・転校
最高だった。オチはすぐ予想できたものの二段オチにぞくっとした。
・壁の穴
魚住イケメンに感じてしまう~。その推理は至極まっとうというか誰か気付けよって感じだけど。
・院長室
設定も内容もおもしろかった。
・ご自由にお使いください
短く落としてこれぞ短編!
・心中少女
収録作品の中では微妙。箸休めみたいな印象。
・黒い方程式
まあそうなるよなー。恋愛小説になっててびびった。
・三階に止まる
さすが表題作!おもしろかった!!
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設定は面白いと思うのですが、やはり自分には、ちょっと無理矢理っぽい論理でチマチマ説明されるスタイルが好きになれず……ごめんなさい。
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バラエティに富んだ短編集。純粋なミステリもあればホラーよりの作品もあり、夫婦愛(?)が出てくるものも。でも、どれも一癖ある話ばかり。
『二歩前を歩く』の小泉さんが出てくる表題作が一番おもしろかった。謎解き自体は地味だけど、エレベーターのホラーはやっぱ怖い。そしてぶっ飛んだオチ。
その他だと、ちょっとSFチックな設定の「転校」の後味の悪さが印象に残った。真相や、後の展開を明確に予想させておきながら、具体的に書かずにテレビを切るように終わる話が多かったような。そのせいで良くも悪くもすっきりしない読後感になっている。
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表紙が暗く怖い感じだったので不安でしたが、眠れなくなるほど怖いものはなくてよかった…!
どの話も読みやすく面白かったです。
どれも日常からかけ離れた話ではなくって、想像力を掻き立たれました。
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短編どれもがはっきりとした謎ときとホラーな怖さがあって印象にがっつり残ります。
現実にはないとわかりながら転校がゾッとしました。
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2回目の読了
短編集。オチとしては弱いものが多いけど、「ご自由にお使い下さい」は秀逸だったなぁ。これぞ短編の極み。
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1回目の読了:2016/12/04
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ミステリの短編集だと思っていたらそうではないものが混じっていたというのが,読み終わった後に残るもにょもにょ感の原因か.
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ホラーとミステリ混合の短編集。(ミステリ色強め)
「黒い方程式」と「壁の穴」が面白かった。
ちょっとした謎でもホラー要素とかイヤミス的な要素合わせると深みが増す。
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緻密なロジックで築かれたミステリ短篇集。文章は非常に読みやすく、解決に至る手掛かりの提示や論理展開もスムーズで惑うことなく捉えやすい。もう少し広がりと物語性が欲しいとも思うが、曖昧模糊としがちな怪談を論理で仕立てたのは驚嘆に値する。少しだけ不満を言うなら、結末の意外性があまり無かったことぐらいで、論理的には問題のない短篇集だった。
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ミステリ。ホラー。短編集。
「院長室」と表題作は再読。
基本的にはシンプルなミステリ作品で、時折ホラーやSFぽい作品が混ざる。
一作目の「宙の鳥籠」で油断していたら、続く「転校」でビビった。
表題作が一番完成度高そう。結末が良い。
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石持さんの短編は初めて読んだかもしれません。ちょっとホラーな、ラストの余韻を楽しむお話が多く、今まで読んできたものとはちょっと雰囲気が違いますがこちらもいいですね。好みは「黒い方程式」ブラックな落ちを想像していましたが冷静な二人のやり取りと、旦那の本音部分がかなり好みでした。表題作は正直読んでいて背筋がスーッと寒かったです。ラストの呟きががよくて読後感は悪くはないですが。「転校」のラストも好みです。「院長室」は「EDS緊急推理解決院」として読んだ方が楽しめるような気がします。そちらも読んでみたいです。
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2020年1月読了。
失礼ながら暇つぶしのつもりで読んだのですが、
どの短編も読みごたえがあって面白かった。
「三階に止まる」がホラーっぽくもあり
ユーモラスもあって一番好き。
「壁の穴」の魚住くんのキャラが良かった。
彼が主役の別の話はないのかな。
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現実的にありそうで無い、ミステリーとSFが入り混じった短編集。「黒い方程式」は、日常にいながら隔離されていく孤独感が特にSFチックで好み。表題にもなっている「三階に止まる」も同じく、ホラーというよりは大いなる存在を前提とするような謎解きに一風変わった面白さを感じました。著者の別の作品もぜひ読んでみたい。
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あなたの会社やマンションは大丈夫?
誰もボタンを押していないのに、必ず3階で止まるエレベーター。
住民がそこに見たものは……?
(アマゾンより引用)
短編集。
他にどんなお話があったっけな??
でもまぁ面白かった。