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いつも通り、野村監督の他の著作と重複する部分が多い。しかし、指導には、普遍的部分を抽出し、それを現代の選手達に合うようアレンジする力が指導者に必要など、ヒントになる記述も多かったです。
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野村さんの、タイトルそのままの本。
無視、賞賛、非難という育成の三つの要諦が印象的。
それ以外は、たぶん他の著書でも言うてることと同じようなものでした。
ちょっと手前味噌な感が否めないけど、野村さんの実力を考えるとさもありなん、と思う。
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野村節。借りてきた言葉と、懐かしのエピソードが満載。一度でよいかな、読むのは。
<気になったポイント>
信は万物の基をなすという言葉があるように、信頼はすべての基本である。「この監督についていけば勝たせてくれる」監督は選手にそう思わせなければならない。ただし、信頼とは選手に好かれることではない。信頼とは、闘いのなかから築かれる。P39
「教えるべきとき」というのは、確実にある。それは、選手が自分の間違いに気づき、選手に監督やコーチのアドバイスを真剣に聞く態勢が整ったときなのである。このタイミングを指導者は絶対に逃してはいけない。P89
よく観察するために必要なのは「愛情」なのだ。部下のことが分からないのは、私に言わせれば愛情が足りないのだ。P96
「らしく生きる」とは徹すること、プロフェッショナルであること。自分の果たすべき役割と責任をしっかり把握し、すべきことを全うするP122
育成の要諦は、「無視・称賛・非難」であるP126
人間は三人の友を持て。すなわち、原理原則を教えてくれる人、師と仰ぐ人、耳に痛いことでも直言してくれる人だ。P153
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野村監督をより魅力的に感じることができる作品。
ご自身の経験、結果からの内容は、明確さがあり、
読んでいて実に気持ちがいい。
定期的に読み返すべき作品である。
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チームは生き物。未来想像力を持つことが大事。チームを持つ持たないに限らず、未来想像力は大切。将来の姿をイメージしてそこにどう向かっていくかということ。
野村さんの考えに納得というか、こうありたいと思える一冊。「覚悟を持って」という言葉の大切さを感じる
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落合監督の「コーチング」と並行して読んだが、共通している部分が多かった。
共通して重要視していることは、「部下を本当によく観察し、適切なタイミングで的確なアドバイスをする」ことである。
野村監督のほうが、気持ちが本に乗っていて、読み手に伝わってきた。
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本人になんとかしたいという意識が芽生えないと、周りがいくら教えても身につくものではない。→馬を水辺に連れて行くことはできても水を飲ませることはできない。
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危機管理能力
リーダーこそ慢心せずに常に成長すべし
自分以外は全て尊師、満足、妥協、自己限定を捨てて常に理想を追求せよ(理想がないものはリーダーをしてはならない)
高山の嶺には美木なし
計画より実行、実行より確認
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ボヤキとも言われる野村語録、多くのマネージャーや経営層に刺さります。
ジャックウェルチばりの名言の数々が、五臓六腑に染み渡ります。
・金を残すは三流、名を残すは二流、人を残すは一流。
・勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
・好かれなくても良いから、信頼はされなければならない。嫌われることを恐れている人に、真のリーダーシップは取れない。
・信は万物の基をなすという言葉があるように、信頼はすべての基本である。ただし、信頼とは選手に好かれることではない。信頼とは、闘いのなかから築かれる。
・「教えるべきとき」というのは、確実にある。それは、選手が自分の間違いに気づき、選手に監督やコーチのアドバイスを真剣に聞く態勢が整ったときなのである。このタイミングを指導者は絶対に逃してはいけない。
・ナポレオンは「人間を動かす二つのテコがある。それは恐怖と利益である」と言った。私はこのふたつにそれに「尊敬」を加えたい。
・「計画」「実行」「確認」は、どんなことでも通用する仕事の三要素である。
・計画より実行、実行より確認。
・「どうするか」を考えない人に、「どうなるか」は見えない。
・人徳は、才能の主人。「才能があっても人徳が備わっていなければ、家に主人がおらず、使用人が好き勝手に動いているようなものだ」
・部下を「信じる」ということは、リーダーの重要な資質。
・人間の才能なんて、どこに隠されているか分からない。相手の話を聴いてみる。それが第一歩。そこから組織の活性化が始まる。
・人を判断するときは決して結論を急がないこと。
・メモをつけよ。メモすることが癖になると、「感じる」ことも癖になる。
・組織はリーダーの力量以上には伸びない。
・不器用な人間は苦労するけど、徹してやれば器用な人間より不器用な方が最後は勝つよ。
・「もうダメ」ではなく、「まだダメ」なのだ
・心配とは行動の不足から起こるものである
野村監督がなぜ世間から愛されたのか。その理由のひとつは、ダルビッシュ選手が訃報について語る動画でわかるのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=ZcNYasaRDug
動画の内容の大半が野村監督の「器」についての話であり、自分の時代を過度に美化せずに今の若い選手を公平にリスペクトしてくれていたことを話されています。是非ご覧ください。
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理事長に勧められて読みました。
昨年、リーダーとしてうまく行った実感がなかった為、リーダーとしての視点で読んでいましたが、リーダーを支える側の視点で読んでも大変面白い内容でした。
リーダーの抱える孤独はリーダーにしかわからないと思いますが、自分が人として一人前になる姿をみせる事が出来たらなと思いました