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「変身のニュース」を読んだときは「面白い!けどオチがワンパターンだな・・・」と思っていたのですが、
この作品は、全くそんなことを感じさせないぐらい豊かで、ほろり切なさもキュン度も高くなってます。
予想もつかないところから、ぐいっとすくわれるところが気持ちいい。
次回作も期待です。
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前作と比べると一般受けされそうなお話になったという印象です、それでもやっぱりすごいです。ありそうで絶対にない世界観など、物語と別に描き込まれてる背景もとても好き。「朝のバス停」「俺のサメハダを出せ」がお気に入りです。
時々ぽっと入る、関連性のないセリフがやけに頭に残りました。
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UFOにみかん入れるとすごい旨い
変身のニュースのようなダークな重さがちょっとなくなって、優しくなった感じ。
この作者さんの独特なひりひりした作風すきだなあ。UFOにみかん…みたいな突然現れる台詞もすきなだなあ。
おじいちゃんの遺した自由帳が素敵でした。涙。
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一見へんてこな世界に、ぽつんと置かれた普遍性。『変身のニュース』を読んだときも思ったけれど、奇抜さや大胆さを前面に押し出しながら、その実根っこの部分には、すごくシンプルなことが描かれている。だから、人を選びそうな見た目とは裏腹に、すごく自然に心が揺さぶられる。
今作の場合、『変身のニュース』よりもその傾向がもっと顕著だ。自己と他者。孤独と日常。別離と再生。とか、全ての短篇がだいたいそういうものでまとめられている。角度を変えながら何度も何度も同じものを描いている、と言っても過言ではないくらい。
話の内容も、テーマにとても素直なものが多い。それでも、どれも鮮烈で強烈な印象を残すのだから、すごい。絵やコマ割りなどの、漫画という媒体の持つ強みが、これ以上ないくらい詰まっている。描くものがシンプルになった分、漫画としての凄みのようなものを、より強く感じることができた。
とにかく、私はこの人の描く瞳がたまらなく好きなのだ。いろんな感情が綯い交ぜになって、「言葉にならない」感じが、この人の描く瞳にはある。登場人物の心のなかの世界が、そこに映っているみたいに。
ところで、「兄ちゃん大変だ UFOにみかん入れるとすごい旨い」ってセリフがとても印象に残っているわけだけれど、このセリフをなぜ入れたのか、それを考えるだけで、長い夜を潰せるような気がする。やってみたいとは、思わないけれど。
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読み進められない!むずかしい!
期待してたぶん悲しい‥。
自分にはまだ早かったです。
しかし装丁が素晴らしい。
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またえらいもんを読んでしまった…という気分になった。
この本を買った時にビレッジヴァンガード高円寺店で掛かってた、アーバンギャルドの『都会のアリス』が脳内テーマソングになってしまった模様(174ページから聴き始めるとちょうど良い)。
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変身のニュースに続いて二冊目の刊行
相変わらずキモくて可愛くて洒落乙な魅力に溢れてる。
画面の端々にまで行き渡るセンス!
人物描写が魅力的過ぎて、特に女の子の可愛さはもうそれだけで他の要素とかスルーしてしまえるほど可愛くてヤバい。
もうヤバい。宮崎夏次系ヤバい
読後感が相変わらず似たり寄ったりではある
六話の曜二さんのファッションが歯ぎしりするほどいちいち可愛くて大変
主に自分が
あと頃北先生が作った飛び出す絵本を二人が開くシーンの画面が神懸かり的に可愛いしストーリー的にもうまいなと思う
言葉運びとかセリフのセンスも好き
「あんな本ブコフに10円で売ってやったわ。
しょぼすぎ」
ぱねぇ
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なかなかに好みの作風、画風。
他の本も読みたい。
・線路と家 …… ラプンツェルの変奏。
・朝のバス停 …… 父「僕は問題ありません」
・はねる …… ろくでなしをハネた男はその後。
・俺のサメハダを出せ …… 誰にも名前を憶えられていない男が、クラス会に。
・メゾンド生沼 …… 取り壊し決定マンションから越す女と、居座る男。
・地図から …… 地図から出たことのない男女が。これが最も好み。
・肉飯屋であなたと握手 …… マッド老人を愛する女の子を好きになってしまった男の子。
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今回も期待以上に面白くて一気に読み進められた。
前作よりもやや全体的にシリアスだけど、どれもいい意味であっさりと希望を感じられる終わり方だった。この人の漫画読んでるとそれが心地良くて癖になる。
「線路と家」「朝のバス停」「地図から」「肉飯屋であなたと握手」が特に好き。ほぼぜんぶ!
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話にひとつは感情が爆発するような場面がありますがそこが良いです。作者の画力が活きてきます。小洒落たスタイルを超えたものがたまに感じられて良いです。
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軽いタッチで描かれる、非日常で不思議な世界。
完全に表紙買いで特にタイトルに惹かれたのですが、どの作品もあたたかくて、読後は切ないような柔らかな気持ちになりました。
女の子が電車で引っ張られるシーン、とても素敵です。
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世界とのズレを感じるとき、皆が普通にやりすごす感情を、うまく整理できない時の、あの言葉にできない、わからない人にはわからない、つらさを、漫画にしたとしたら、夏次系さんの漫画になるのでは、と思う。
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本屋で「肉飯屋であなたと握手」の前編部分が試し読みできて、続きが気になったので購入しました。後編の、2人でノートを開いたページが綺麗で好きです。
あと、「線路と家」の鳥を踏んで歩くところも好きです。
全体的に女の子の目がキラキラうるうるしていて可愛い。
お話の内容はまだちょっと私には理解できない部分もあるので、いつか読み返した時にはわかるようになっていられると良いな、と思います。
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やっぱり好きだー。ちょっと変だけど、逆に切ない。淋しいときに救われそう。みんな頑張って生きてるんだよね、っていう、とても基本的なことをしみじみ思い出すんだよ。
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可愛くて不思議ちゃん系のヒロインと ちとブサメンでも一生懸命頑張る系ヒーローがかわいい!ショートストーリ-かつSFっぽいところが星新一さんの世界観を思い出します。