投稿元:
レビューを見る
長く息ができないほど、この物語を好きだと思いました。
短くて、愛おしくて美しくて儚くて。
恋愛というものをこの物語に凝縮されているような。
ひとつひとつのお話たちがとても短くて、けれどひとつひとつが繋がっているからどんどんページをめくってしまう。止まらないほどに。
こういう少女漫画のようなきらめきある恋愛小説を描かせたら島本さんの右に出るものはいないなーと思うほど。デビュー作から島本さんの描く物語が大好きでしたが、これはほんとうによかった。可愛さと美しさがたまらない。
そして島本さんの描く物語の男がやはり大好きだ。永遠を信じない実業家の吉原、たまらない。吉原の吐く言葉とか行動すべてがたまらない。冷淡で実際に居たら嫌な男なのかもしれないけれど計り知れないほどの魅力が溢れてるのがわかる。奈緒もミナも、ほかのみんなが幸せになれて、とても嬉しい物語でした
投稿元:
レビューを見る
短編集なんだけど、すべて繋がってる話だったので、短編苦手な私でも楽しめた。
地味な女性の弟が実はかなりの美形で性格もいい、っていうのができすぎてて、そこだけイマイチ。
設定が弟じゃなきゃよかったんだけどなぁ。
でもラスト好きだったので★3で。
よくも悪くも、ラストはハッピーエンドが想像できたので読後感はよかったです。
投稿元:
レビューを見る
誰の身にも起こりそうな、でも起こらなそうな、そんな日常がいくつも切り取られた小さな物語たち。
いい意味で心に引っ掛かりがなくさらっと読めた。
投稿元:
レビューを見る
ショートストーリーが繋がっていって、一つの話になっている。広告用に書かれていたらしく、おしゃれ。島本理生独特の胸にズキズキくるような文章が少なかったのは残念。それぞれが抱えていることは、ちらちらとは見え隠れしていたが、広告用だとキレイに収めないといけなかいのかなぁ。あっさり、さっくり短時間で読めます。
投稿元:
レビューを見る
短編の方が個人的には好き。SSは初めてだけれど、入り組んだ視点と関係性が魅力的。逃げ場を奪われていく型ではなく、失いかけて失ったところで新しいものが得られる、喪失と再生の密着した話。次へ進むことを大切にする話だと思った。
投稿元:
レビューを見る
振り返れば全部が曲がってるようで、真っ直ぐホンモノに向かっていたのかもしれない。
素直になることが簡単になればいいのに、
本当のことはいつだって、一番言葉にするのが難しい。
投稿元:
レビューを見る
ショートショートって、あっさりしすぎてるからあまり当たりがなかったのだけど、本書は好きだった。
島本さんの恋愛小説の、良い意味でライトな部分がどんぴしゃ。
連作短編のつくりも良かったな。
素敵な偶然や出会いに、素直に温かい気持ちになれる。
投稿元:
レビューを見る
オムニバスの短編というより、ショートストーリー。小説という程の読み応えはありませんでした。
内容はそれなりだけど、この文字数/内容でこの値段かぁ…
こういう売り方は個人的に好きではないです。
投稿元:
レビューを見る
衝動買い。
さくさくっと読めた。
あとがきの「クッキー缶のような」という表現がしっくりくる、
あまくてキラキラさくさくしたものを
一口ずつ食べるような。
難しく考え過ぎてる時に
心がふわっとするような。
投稿元:
レビューを見る
目次を見た時、ショートショートかなと思ったけど違った。
連作短編集というよりは、それぞれで視点が変えて語る、
大人たちの恋愛群像劇といった感じ。
本自体のボリュームもないし、会話が主で1頁の文字数も少ない。
さらさらと読めるんだけど、登場人物が多いのがちょっと大変。
でも、かなり素敵な物語でした。
タイトルから、女性主役かと思ったけど、男性視点もあって
それぞれの恋の(終わりと)始まりがうまく描かれていて
読んでて幸せな気分に。
やっぱりハッピーエンドっていいな。好きだな。
それとね、こんなセリフ、女の子に言われてみてー!
って思う箇所がありましたよ。
夢の中でもいいから誰か言ってくれないかな。
投稿元:
レビューを見る
最近の島本さんの作品より登場人物が好きになれる話だった。いつもの内面まで深くえぐったような書き方じゃないからかな。良い意味でさらっとしている。
でも留加と吉原さんの関係はすごく嫌いだ。
本当に嫌だって思った、なぜか。
もっと踏み込んで読みたいって思っちゃうからやっぱり私は長編がいいな。
投稿元:
レビューを見る
23のショートストーリーが絡まる、連作集です。
吉原さん・・・悪い人ではないんだろうけれど・・・。
私も、あまり好きにはなれない印象です。
ミナと奈緒の、べたべたしていなくて、でも、強い絆を感じさせる友情が、とても素敵です。
投稿元:
レビューを見る
ルミネの広告のためのショートストーリー集。それぞれの物語の登場人物は他の物語の主人公の友達や弟や婚約者で、すべての短編は一つの世界を描いている。ありふれた恋をキラキラさせたような小説。今の自分の恋愛も、悪くないと思えるかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
珍しく明るい印象の話
全てを曝け出すのは難しいことだ
でも
一緒にいるなら程よく開いて
支えあえる関係でいたいと思います
投稿元:
レビューを見る
短い恋の話たち。
[短い恋]の話ではなく短い[恋の話]。
いろいろな目線でいろいろな人の恋が語られる。
温かかったり苦しかったりだけど
恋はいいな。