投稿元:
レビューを見る
木皿泉。
夫婦2人組の脚本家。
お二人の会話は、他のムック本などで読んでいて
楽しいし、好きだったから、安定のおもしろさで
読み進めた。
軽妙な会話タッチに進められるエッセイの中で
ドキッとするような、
生きること、創ることに
大切なことが語られる。
たとえば
私達は自分には才能なんてないということを知っている。それが大きな武器になるんじゃないかな。(中略) 自分は自分でいいんだと思えるところからしか、オリジナルなものは出てこないと思う。
こんなふうに、ごく自然に受け止めていたことに
はっとする気付きが与えられる。
これからもお二人の作品から目が離せない。
投稿元:
レビューを見る
面白かった!夫婦で本を書いているんですが、今回はエッセイ。ゆるーく社会の出来事を語ったり、心がホッとするような読み物です。
投稿元:
レビューを見る
木皿泉 といえば
ドラマ好きなら誰でもご存じの脚本家。
かっぱさんと大福さん 二人で一人(組?)。
パートナーと二人で書く なんて
実にうらやましい。
私にも大福さんのような旦那様がいたら
書けるのになあ…
などと思ったりする私は勘違い野郎。
「やっぱり猫が好き」に始まり
「すいか」「野ブタ。をプロデュース」は
大傑作でした。
処女小説をドラマ化した
「昨夜のカレー、明日のパン」も
すてきでした。
この本は
10年前のエッセイとお二人の対談。
暮らしぶり 書きぶりが
のぞき見できてうれしい。
当時流行った新型インフルエンザのことを
お二人で話しているのだけれど
え?そんなのあったっけ などと思ってしまった。
私はインフルらしきものにかかったことが
一度もないので 当時 インフルのことなど
まったく気にもかけていなかった。
そしていま。
コロナの世の中をかっぱさんと大福さんは
どんな風に生きていらっしゃるのだろう。
大福さんは大丈夫かな。
こんな世の中を お二人が
どんな風に描くのかが観てみたい。
投稿元:
レビューを見る
ああ、いい夫婦だなぁって感じ~(エッセイですから野暮はやめて)シナリオの書き方ってのが後半にまとめてあるけど中身はない~夫婦のシナリオライターってどんなのかと思ったら、亭主の方はポリオの影響で車いすの生活が長くて、10年前に脳出血していて、奥さんは長年のOL生活の果てにシナリオ書きになったけど、それほどの才能を持たないことを自覚している人…でした