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全体的にPOPな印象を受けるもやっていることは本格ミステリ。
人間に化けた猫を探せ!というフーダニットに加え、それをどのように見破るかというハウダニット。
果ては何故いるはずのない所に猫が!?というホワイダニットにまで謎が展開する。
この手腕はやはり京大ミス研なのかなと。
ただ最後のひっくり返しがやや蛇足気味に思えるのと、化け猫という存在に使われた感があるのが少し残念。
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化けネコ式ビジネス。ネコ達の、ネコ達による、ネコ達のための殺人。
化けネコVS化けネコ feat.探偵。
最後ににゃあにゃあと笑うのはどっちだ。
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書店でスノーホワイトと並んで文庫版がたくさん置いてあって、あらすじと絵で『絶対自分好きなやつ!』と購入。年末のお供にするつもりがすぐ読み終わって、翌日スノーホワイト買って年明ける前に読んでしまった(笑)
キャラもいいし、視点が主人公じゃないのも新鮮で楽しい。
後から文庫じゃない方見てそっち買えばよかったと後悔したくらいで、あとは満足です。買う方は表紙で決めてください(笑)
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特殊なルールのもとでそのルールを生かしたせめぎあいから見事なラストまで一気に走り抜けていった。変化球の王道を行くような作品。麻耶さんの解説も的確だったけど、ひねくれてるとかあなた人のこと言えないでしょうとも思ったり。そう考えるとこの二人どこか似ているんだよなぁ。「スノーホワイト」目当てで呼んだけど、他の作品もチェックしたくなりました。
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名探偵三途川理プレゼンツ「注文の多い料理店」。
人肉工場を経営するネコ達との制約付き頭脳バトルはなかなか面白かった。
しかし途中から颯爽と登場した人間様、三途川理、ゲス野郎にも程があるぜ…。
猫好きには絶対におすすめできない、ゲスバトルはっじまるよー!
このシリーズ三途川が探偵役じゃないよね?違うよね?(不安)
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森川智喜デビュー作。刊行時から気になっていたが、続編の文庫が出るのに合わせて購入。
ファンタジーというより、独自の世界で展開されるロジックゲーム。
舞台やキャラクターの設計に長けていることもあり、読み易く、親しみ易いエンタメ小説。
他の作家にない発想、ユーモアにセンスを感じるし、これは他人にも薦め易い。
あとは、上梓を繰り返す中で、ミステリ面の完成度が上がれば、大好きな作家になると思う。
4
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人狼ゲームが好きで,猫が好きで,本格ミステリが好きな人には,文句なしでオススメできる作品。
主な登場人物と主な登場ネコが書かれたページがあるとおり,人間だけでなくネコが活躍するちょっと軽めのミステリだ。
登場ネコたちは,主人公格のウィリーを始めとして,腹黒そうでユニークなキャラクターのやつばかり。ネコ史にその名を残すネコになることを夢見るメス猫,プルート。ラット食品工業幹部の成功ネコであるグリン。長靴を履いたネコ,ペンタメローネ。そして脇ネコのブチとトラ。
プルートの魔の手から,飼い主的な存在である狼森ユキを守らなければならないウィリーの知恵比べ。ルールは,ネコはネコを殺してはいけないというもの。
ウィリーとプルートの対決はウィリーに分があったが,プルートは助っ人として,飼い主である三途川理を呼び寄せる。ゲス探偵三途川理の活躍で,すんでのところでキャットフードになりかけるが,最後の最後は,緋山燃という人物の活躍で,狼森ユキを助ける。
軽めのストーリーと魅力的なキャラクター,そして適度なロジックと十分に楽しめるエンターテイメント。★4で。
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童話の様な出だしから、徐々に白熱した推理合戦へと変化していく様がおもしろい。
人間は人間のルールに、猫は猫のルールに則って勝負しなければならないという縛りと
終盤での話の疾走感がよかった。
この人の新作が楽しみ!
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面白かったー
こういう小説ならではのトリック好きです。
ネコが死んじゃう場面は悲しい気持ちになるけれど。
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人肉を材料にした最高のキャットフードを作るため、4人の人間を工場に誘い込んだ化け猫のプルート。しかし、その中には人間に化けた化け猫のウィリーがいた。猫の世界の法律では殺人は罪に問われないが、殺描は罪に問われる。
ウィリーは人間たちを守るため、人間に化けつづけプルートたちを翻弄する。プルートは4人の人間からウィリーを見つけるため知恵を絞るが…
小説を評する際に「作者の遊び心が感じられる」という言い回しが良く使われますが、この小説がまさにそれです(笑)。やりたいことをやりつくしている、作者が楽しんで書いているのが、分かるようなそんな作品です。
猫が喋るというメルヘンな世界観。コミカルなやり取りとストーリー運び、そして殺人。倫理観だとか堅苦しいことを一切合切無視して、繰り広げられるロジックバトル! そしてそれを輪をかけて面白くするのが、途中から登場する名探偵”三途川理”(さんずのかわことわり)。まさかの化け猫側の助っ人として登場し、人間たちを追いつめていきます。
ダークヒーローとはまた違うのですが、三途川キャラのぶっ飛び具合も、また魅力です。
ひねくれた遊び心を目一杯詰め込んだミステリー小説。どこか不思議な中毒性があるような気がします。
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猫好きのためのミステリではない
猫が食品業界に参入?人間が缶詰にされてキャットフードに!おとぎ話の世界観で、猫や人間の心理戦をちょっとダークに描きます。
ミステリ初心者にも取っ付きやすい内容です。しかし、化け猫の無双ぶりに「果たしてこの頭脳戦は必要なのか」と疑問に思ってしまいました。所々の見せ方も、もっと上手く出来るんじゃないか、と勿体無く感じるのは気のせいでしょうか。解説にあった著者独特の企みは、確かに面白いところでした。
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謎解きが不親切だったり、ネコの性格描写がいまいちだったり、色々粗いけど、発想は面白いし、いわゆる「伸びしろ」は感じる。7.0
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ファンタジーとミステリが融合したような話。
ファンタジーときくと優しげな感じになるけど人間の中に混ざった化け猫を探すその理由がなかなかダーク。
ページ数も少ないし話もテンポよくすすむので読みやすい。
読みやすいけどミステリとしてもしっかりしてるのでこどもから大人まで楽しめると思う。
探偵の三途川理がなかなかゲスくて良い。
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極上のキャットフードを作りたい──化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。コテージに見せかけた人間カンヅメ工場におびき寄せられた四人の若者。が、その中に人間に化けた黒猫・ウィリーが混ざっていた。化けネコどうしの殺傷はご法度。一体どいつがネコなんだ?!食われたくないなら、頭を絞れ!……裏表紙あらすじより。
すっごく魅力的なあらすじでしょ?読んでみたくなるでしょ?
というわけで夜中まで読んじゃった。面白かった、頭使った。最後は、ん?どういうこと?って一瞬なるけどわかった瞬間ああ!って納得する。オチ、良かった。
…ただねー、思い出したんだけど、私が普段ミステリーを読まないのは、登場人物が死ぬからなんだよね!この本それはもうさっくり死んじゃうから、お、おう…ってなった…。
私は名探偵夢水清志郎シリーズがすきだよ…。笑
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人肉キャットフードっていうグロ設定のインパクトが大きすぎて一応最後まで読んだもののよくわかんなかったな。