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誰もが、一度は夢に見、想像したことがあるでそぅ。
『風の谷のナウシカ』に出てくるメーヴェに乗って、
ナウシカのよぅに、空を自由に飛んでみたぃな~と。
本作品は…、そんな夢に向かって、本気で取り組み、
本当にメーヴェを作って、空を飛んでみよぅといぅ、
オープンスカイ・プロジェクトの10年間の軌跡です。
単純に…、このよぅな取り組みって、大好きです。
公的機関や大学のプロジェクトじゃない点もよぃ。
(ちなみに…、ジブリ公式プロジェクトでもなぃ)
プロジェクトの企画から初テストフライトまでの、
大きな一区切りまでの足跡が語られておりますが、
読んでいて、なんとも心地よぃ気持ちになれます。
さらに、順調に、テスト飛行を繰り返していけば、
2~3年後には、大空を飛翔することも夢ではなぃ、
いよいよ、そのよぅな段階まできている模様です。
どんな夢でも、
夢が実現する、といぅその瞬間に出会える機会は、
とても稀なことでそぅ。でも…、
あきらずに夢を追い、夢を実現することの、
楽しさや素晴らしさを感じ取ることができる、
そんな、ステキな読み物でした…。
文章も、簡単なので、
小学校の高学年~中学生にも、オススメです!
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「風の谷のナウシカ」に登場するメーヴェを現実に(勝手に)作ってしまう話。
この、「中2のココロと大人の技術の融合」ってすごい。
いつの間にか「おっさんのくたびれたココロと中2のままの幼稚な技術の腐れ縁」になっていたんだな、と思うと、なんかすごい喪失感。
ちゃんと真面目にバカをしよう、と思う。
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YouTubeでこの機体の飛ぶのを見て以来、この本を読みたいとずっと思っていた。何と、勤務先の図書館に入りました。素晴らしい選書眼です。
さて、メーヴェを飛ばしたいという筆者の熱い思いで出来上がったこの機体。やはり、作るのも、飛ばすのも、大変な苦労の連続であったことがわかる。何しろ資金をどう調達するか、試験飛行の届け出はどうするか、などなど、作成と実験以外の問題にも対処しなければならない。ある意味で、この本な良質な問題解決の実践例と言える。
同時に、飛行機というものが人の夢を乗せるだけでなく、戦争ともつながりの深いものであることを意識させられる。筆者はそうした観点に対しても目配りを怠らない。アーティストとは、また優れた実践家でもあるのだ。
駆け足で読んだが、良かった。お勧めする。
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著者はポストペットを生み出した人だと知り驚いた。
風の谷のナウシカで主人公が乗っていたメーベを実際に作ろうとここ見た10年の記録をまとめた本。
正直題名からは、もっと気軽に作ろうと言う感じを想像していたが、実際はもっと骨太でビジネス的な話としてとても興味深く読むことができた。
また、どんなプロも最初はアマチュアからスタートしているので、志で負けなければいいと言うのは自分の子供にも聞かせてあげたいと思った。
一つのプロジェクトとして全体を俯瞰して、メーベを作る方法を考えている点や、実際にパイロットを募集して合格者にハンググライダーの講習を受講させる箇所等は、ビジネスで成功するには色々考えて落とし穴を埋める必要があると感じた。
またロマンとしてではなく、制作費用の捻出方法や移動を一人で出来る様にと考えて車を購入するくだりや、コンテンツの二次利用する許可を取る話などはビジネスで未踏の道を生み出す苦労を詳細に書かれているのでいい意味で勉強になった。
そして、自分よりも年上の人が真剣に夢中になってロマンを実現する姿はかっこいいと感じた。
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長いスパンで夢を実現。なぜこれを実現したかったか、自分のためだけなら、多分、ここまでがんばれないのでは。希望のためのソーシャルデザインだと感じました。
この本、面白いのですが、語り口があまりにも冗長で、読み進めにくかった…。話言葉のようにやさしすぎる感じ。文章の量にくらべ、情報量が少ない気がして、ちょっと食べ足りないかな。
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ナウシカに出てくるメーヴェの制作・飛行を記した。大人が本気で飛行機を作るとなるとこんなにも熱くなれるのかと感じた。
制作過程で様々な問題に直面するが、ひとつひとつクリアして行く地道さに学ぶところがあった。
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表紙の爽やかさと、メーヴェを作るというコンセプトのロマンティックな響にたがわぬ内容。一言でいってしまえば、メーヴェ、テスト飛行までの苦難の道のりになってしまうんだけど、読んでる間はずっと気持ちは軽やかだし、メーヴェに乗っている八谷さんを羨ましいと思う気持ちは、読了後、より強くなっている。とにかく本文からにじみ出てくる八谷さんの苦労も大変だと思うし、お金にならないプロジェクトに10年間意欲を落とさないで取り組むということが、ちょっと想像もつかない世界なんだけど、ロマンが人を空に飛ばすんだなということを確信させてくれる良著でした。
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タイトル通りの内容。メイカー系ではなく、メディアアーティストとしての活動。視点が異なっていて興味深い。プロジェクトリーダーとはこういうことなのだ、と理解できる。
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高校生の時に『風の谷のナウシカ』に出会った、著者と同世代の私。もちろん、メーべに憧れてましたよ!でもまさか、自分で作ろうとか思って、本当に作る人がいるとは!
アーティストであり、楽しんで、本当に飛べるメーべを作った作者八谷和彦さんを尊敬します。
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ツイッターなどでナウシカのメーヴェを再現した人がいる…というのはなんとなく知っていて手に取った。読んでみて、ただの再現ということではなく、実際に飛ぶ飛行機をイチから作るということに込めた思いがよく理解できた。また、それがどれだけ大変だったかも。「飛行機」という具体的な機能のある機械が「アート」になるというのは、読む前にはあまりピンとこなかった。けれど、この飛行機作品に至る八谷さんの創作活動を原点まで遡って紹介してもらうことで、なぜ飛行機を作ったのか、メディア・アートというものでどこを目指しているのか、一端を知ることができた。何より、八谷さんが一つ一つ障害を超えながら夢を実現していくストーリーにわくわくした。
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著者はメディアアートというジャンルで作品をつくっています。宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」に出てくる架空の乗り物であるメーヴェに憧れて本当に作ってしまおうと考えます。完成したとき乗りこなせるようにとハンググライダーの訓練も受けます。幾度かの危機的状況を突破してついに大空へ。
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「ガンシップは風を切り裂くけどメーヴェは風にのるのだもの」
クマがメールを届けるポストペットの開発者八谷和彦氏がイラク戦をきっかけに実際に飛ぶメーヴェを作ろうとしたのが2002年ごろ、当初の予定ではメーヴェをイメージした尾翼のある機体だった。宮崎監督も実際にはメーヴェは飛ばないと言ってたらしいが設計を担当した有限会社オリンポスの代表四戸哲が「メーヴェの形でも飛ばせますよ」と言ったばっかりに無尾翼機ででのプロジェクトが始まる。
ペットワークスにはポストペットなどを開発しているソフトウェア事業部、稼ぎ頭でもある人形遊びをする大人のためのドール事業部そしてオープンスカイプロジェクトを手がける航空事業部が有る。メーヴェの開発に突っ込んだ費用は9000万円以上、アート作品の制作費としてはかなり高額だ。オリンポスに依頼した3機の見積もりだけで3000万円だが、1億円以上したらしい鉄人28号やガンダムの制作費と比べるといくら材料費がかからないとは言え割安に感じる。事業としては完成したメーヴェの貸し出しとなるのだろうが「中二の心のまま、大人としてそれをビジネスにできれば最高!」という会社なので作りたいから作ったと言う感じだ。ドール事業部も非売品ながら1/6モデルのAKB48ドールを作成したりしている。
1/2モデルのラジコン機、人力でゴムを引いて飛ばすグライダー機に続き、2010年にはジェットエンジンを搭載した滑空テストが始まった。380万円をかけて購入した初号エンジンのベアリング破損では製造メーカーが倒産し、修理がきかずこのエンジンを放棄するしかなくなった。しかし、代替のエンジンをオランダから120万円でネット購入することができプロジェクトはなんとか生き延びた。推力40kgと言う小型ジェットエンジンを売ってる会社があるというのもドローンの技術が転用されているからだそうだ。
メーヴェが飛ぶ姿はこちら直近は振展がなさそうだが。
http://www.petworks.co.jp/~hachiya/works/OpenSky_movie.html
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タイトル通り、ナウシカの飛行具メーヴェを実際に作った話です。
モノづくりのわくわく感が漂ってきます。
また、いろんなトラブル、プロジェクト推進の難しさが書かれています。
写真が多いのでわかりやすく、飽きさせません。
ただ、全体的に、出来事を淡々と書いているので本としてはどうかなと思います。
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①困難なことほど萌えますし、もし成功すれば簡単に他者が真似できないものになるのも事実です。
②小さな企業は他社とは明らかに違う何かがないとすぐに潰れてしまう
③この人に見せたいから作るという動機で作品を作ることが多い。
④人間はできるようになると出来なかった自分を忘れてしまう。
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数式こそ出て来ないけど、ちょいちょい難しい話や専門用語が入る。無尾翼?トライク?ゴム索…?でも、"ツラメーター"を根拠に「ナウシカはすっぴん!」とか、ちょっとズレてて可笑しい。「愛・地球博」は懐かしいけど、ボトムズのスコープドッグって、モビルスーツみたいなものですか??
軍事技術周辺に個人でアクセスしにくいのは万国共通だと勝手に思っていたので、外国の企業からだったら個人でもジェットエンジンとか買えちゃうって知って、ビックリした。
合間にロケットも飛ばしてます、ホリエモンと。
「たきがわスカイパーク」とか「野田市スポーツ公園」とか、行ってみたい。