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投稿者:ぱーぷる - この投稿者のレビュー一覧を見る
うどんが好きなので、伊勢うどんを食べてみたいと思いました。そして食べたことのない、うどんを色々と食べたいと思いました。
電子書籍
伊勢うどん
2018/08/28 00:15
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
松阪牛やら伊勢海老やら牡蠣やら赤福やらに比べるとちょっと地味な存在の伊勢うどん。
私も正直そこまでおいしいとは思わないのですが著者の伊勢うどん愛は伝わってきます。
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伊勢うどんとは、伊勢独特のうどん。
真っ黒い濃厚なタレの上に太い麺が乗っているもので、初めて見る人は(これがうどん?)とびっくりするものです。
私も一度食べたことはありますが、美味しいというよりも伊勢の味体験という感じでした。
ちなみに入ったのは、おかげ横丁内にある「ふくすけ」。
この本でも紹介されています。
でも、そんな伊勢うどんをこよなく愛し、ほぼ人生のほとんどを捧げている著者。
その情熱にとにかく圧倒されます。
コラムニストである著者は、伊勢から20キロ離れた松阪市出身。
伊勢うどんは伊勢にしかないもので、そう遠くない松阪市に伊勢うどん屋が出来たのも最近のことだそうです。
それほど、伊勢以外ではマイナーだったものを、タイトルにあるようにどうやって全国に広めたのでしょうか?
茹でに茹でた伊勢うどん。コシなんてどこにもないものと思っていましたが、作っている人曰く「伊勢うどんにコシはある」のだそうです。
「コシがなければ長く茹でたら溶けてしまうから」というのがその理由とのこと。
たしかにそうですが、それでもコシはないように思います・・・
伊勢うどん友の会の主催者となった著者。
精力的に広報活動を行っていきます。
東京では「東京カルチャーカルチャーの伊勢うどん祭」を開催したそうで、テリー植田さん、田中ひろみさん、石黒謙吾さんなど、本書3ページの間に私の知り合いの名が続々登場していることに驚きました。
(石黒さんがダジャレのプロと紹介されていました。笑)
B級グルメとしての切り口で都心へのPRを展開し、近隣の松阪市にできたよりもずっと短期間で、東京にまで伊勢うどんは進出したようです。
お店マップが掲載されていました。
全国展開するにあたってのこだわりの一つがネギ。
あの麺とタレに気持ちがいってしまって、ほとんどネギのことを忘れていますが、伊勢うどんは決まったネギでないと、本当の美味しさを味わえないのだとか。
三重県で採れる、葱の香りが強い中太の青ネギで「伊勢のねぎらいネギ」という名が付いているそうです。
関東のネギでも細いネギでもダメなのだとか。
どれだけネギで味に違いが出るものか、気になります。
著者はついには、昨年伊勢うどん大使にも任命されたとのこと。
個人の情熱が人に受け止められ、周りに浸透してことが動いていく、理想的なパターンです。
あの独特のクセのある伊勢うどんを、全国に広めようというその心意気がすごいです。
企画が通らない、広報が進まないという話はよく聞きますが、現実を打開していく一つのいい例が紹介されています。
ただ、そのためにはとことんその企画に惚れ込むことが必要ですね。
伊勢に嫁入りした人が、義母に伊勢うどんを出されて(さっそく嫁いびりかな)と思ったという話には、笑いがこぼれました。
たしかに見た目はイジメにしか思えない伊勢うどん。
知名度を上げるために、がんばれー。
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筆者の主催する『伊勢うどん友の会』の活動報告のようなもので、伊勢うどんそのものについての記述は少ない。伊勢うどんに対する熱い思いは伝わるものの、伊勢うどんそのものの魅力が伝わってこなくて残念。
正直、筆者の自慢話を延々と聞かされているようで苦痛でした。