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配送業の肉体労働から一念発起してホワイトカラーに転職、その後数社を渡り歩き、自らの意識改革でスピード出世を成し遂げた著者が見出した「出世のルール」
マネジャーの条件にからめて、職人タイプが上に登れない理由を分かりやすく説明。
(引用)
○出世する人は、知識や経験など膨大な時間を要することでは勝負しません。年齢や経験年数に関係のない「考え方」で勝負します。出世できない人は、知識やスキルに固執し、知識やスキルを身につければつけるほど自分の未熟さを痛感します。そして、新たなる知識やスキルの習得に走り、「負のスパイラル」に陥っていきます。
○考え方(≒OS)が間違っていると、高度な(≒最新の)スキル(≒アプリ)を備えても素晴らしいパフォーマンスは発揮できません。
基本的な考え方。世にいう「上司は”お客様”」をさらに噛み砕いて説明。具体的な行動に落とし込む。
(引用)
○評価してくれる「相手」を知らずして出世はあり得ません。評価する側の上司があなたと同じ感情を持つ人間であるということは、その上司には必ず好き嫌いが存在します。…どの上司にも「仕事」の好き嫌いがあるということです。報告のしかた、お伺いを立てるタイミング、業務の進捗管理など、仕事をする上で必ずしもマニュアル化されていないもの、文書化しにくいものが多く存在します。人それぞれの仕事のやり方や業務上の癖があるのです。もちろん、評価する側の人間にも、「仕事」の好き嫌いがあります。
○私は、上司にゴマをするだけで出世できるなら、ほかの仕事をそっちのけで、すれる分だけゴマをすります。それが上司のニーズであれば…。
○会社にいて仕事をしている間ずっと猫をかぶり続けられれば、あなたの評価は必ず上がります。
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なかなかネガティヴ評価が出てこないので購入してみました。色々書きたいことはあるのですが…とても共感した箇所を引用させていただきます。
“会社は働く場所です。先に休むことを考えているのであれば、永久に休んでくれて結構です。そんな人には会社に居場所を設ける必要はありません”
“いかにすれば可能かを語れ、なぜ不可能かを語る必要はない”
リアル半沢直樹っぽい感じも漂いますが、自分が見落としていた点を認識させてくれる点も多々あり、久々に買った新書としては、かなり当たりだと思います。
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著者は「経営計画」一筋24年の(株)MAP経営専務取締役。職を転々とし、4回にわたる転職人生でキャリアアップどころか多額の債務を負うことになる。(株)MAP経営に平社員として入社し、死ぬ気で働き、スピード出世の法則を見つけ出し、入社1年後に取締役へ就任する。
人間、本気で出世すると決めれば、出世できるものである。もし、「本気で出世する」という決心をしているのに、うまくいっていないのだとすればそれは、あり方ややり方が間違っている。
どんな会社でも、出世して、経営陣の仲間入りをする人には、共通の特徴がある。
本書には、出世するために著者自身が実践してきた王はウト、著者が今まで収集してきた「経営陣がどんな人間を出世させているのか?」という共通項を体系的に以下の8章にわたり説明している。
①出世の大原則
②出世する人としない人の分かれ目
③経営陣に気に入られる評価の上げ方
④出世につながる実績の見せ方
⑤自分の能力を高く見せるモノの言い方
⑥課長からさらに上にいくためのマネジメント術
⑦出世コースから外れないための危機管理マニュアル
⑧会社もあなたも幸せになるための出世の掟
本書は何か特別な手法を用いて楽して出世しようということを書いている本ではない。
出世は手段であって目的ではないと著者がいうように、自己実現の手段であってゴールではない。ものすごく深い言葉。
本書に書かれていることは仕事を行っていく上で当たり前にしていかなければいけないこと。通常のビジネスマンであれば働くうえで上から求められていることをわかりやすく書かれているといったようなもの。
新入社員の方が読むのも良し。部下がいる方が読むのも良し。色んな角度から読んでもそれぞれに気づきがあるように思う。
本書を読もうと思ったのは出世のためではない。
読み終わって期待以上の収穫があった。
当たり前のことを当たり前にすることは難しいことではあるもののそれが出来れば他の人より一歩も二歩も先にいるということがわかった。
一人のプレイヤーとして求められていることだけではなく、視野を広げた管理という点においても学びもあり、一気に読んでしまった。
本書をプレゼントしてくれた職場の仲間に感謝したい。
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上司を客と捉え、困りごとは何なのか考える。考えて行動をとることが重要。
人事制度を理解して、会社が求める人材像になる。
会社はスキルでは無く、順応性を評価。
ベテランに知識で勝たない。考え方で勝負する。
質よりも量をこなす。
雑用にスピードをつけて付加価値をつける。
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入社当時は心がけようと思っていたことだらけだ。だけど今の自分を鑑みるとできていないことだらけだ。人の悪口は言わない、上司だってニーズを持ったお客様、ダメな理由よりもできる方法を考える、など、いつから心掛けなくなってしまったのだろう。仕事や会社に対する姿勢についてはもう一度初心に帰る必要があると感じた。
一方新しいインプットとしては、基本動作の精度を問題にせず仕組み作りに逃げるな、という箇所。これはまさにそのとおり。
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文字通り、「出世」に焦点を当てて、どうすれば出世するかを説いた一冊。
出世に興味のない自分には鼻につく言説があったものの、処世訓としては勉強になった。
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思ってたよりマネジメントの話が多かった。
それでも常に自分の一つ上の役職の気持ちで仕事に励むことは、今まで自分にはなかった考え方だったので、知れて良かった。