投稿元:
レビューを見る
好奇心と疑問はほぼ同義語だという。相手に興味がなければ疑問も湧かず、質問も出来ない。そのことがよく分かる良書。
投稿元:
レビューを見る
質問力トレーニングの参考にもなる。
ユニチャーム、日本電産(永守氏)、AOKI、サイゼリア、ソフトバンク、ブラザー工業、Amazon等の事例と思考プロセスも興味深し。
投稿元:
レビューを見る
カンブリア宮殿と言うテレビ番組を好きなビジネスマンは多いだろうし、少なくともタイトルくらいは知っているだろう。
その中でゲストに対する『質問』という観点にフォーカスした一冊。
カンブリア宮殿での対談エピソードが盛り込まれているので、一粒で二度美味しいかもしれません♪
投稿元:
レビューを見る
村上氏のメモを本にした感じ。
うーん。買うまでもなかったか。
質問にかなりの準備をしていたのはわかった。
投稿元:
レビューを見る
質問の仕方についても書かれているけど、むしろちょっとした伝記本というかノンフィクション的な面白さがあった
投稿元:
レビューを見る
一言で感想を述べるとすれば、
村上龍はインタビューに向けてここまでやるのか!というもの。
書いてあること原則自体は、
決して真新しいものではないと思う。
まさに王道を愚直に進むというものに感じられるので、
てっとり早いハウツーを求める人には物足りなく感じるかもしれない。
僕の解釈では、村上龍の質問術とは、
自らの疑問や興味に正直になって質問をとことん考え抜く、ところにあるのではないかと思った。
「村上龍は少なくともカンブリア宮殿では、
このような粒度で、
こういう興味、疑問の持ち方で
インタビューの準備をしているんだな」
という、しみじみした部分が感じられる意味で非常に勉強になる。
抜粋ではあるが、
インタビュー自体についての記述もあるので、色々な経営者の考え方を垣間見れるため、
普通に読み物としても面白かった。
考え抜くための一つのヒントにもなったと感じ、非常に満足できた。
なお、一般教養的な知識として、
元々掲載されている企業や経営者のことをあまり知らないと、
読み進める際に色々ひっかかってしまうところがあるため、
そこには注意が必要である。
投稿元:
レビューを見る
一言で感想を述べるとすれば、
村上龍はインタビューに向けてここまでやるのか!というもの。
書いてあること原則自体は、
決して真新しいものではないと思う。
まさに王道を愚直に行くというものに感じられる。
なぜ?という自分の中の声に忠実。
質問術というタイトルにはなっているが、好奇心・興味の持ち方、という要素が強いと感じた。
考え抜くための一つのヒントにもなると感じる。
なお、一般教養的な知識として、
元々掲載されている企業や経営者のことをあまり知らないと、
読み進める際に色々ひっかかってしまうところがあるため、
そこには注意が必要である。(うす)
投稿元:
レビューを見る
質問の組み立て過程を見せていてその実戦時のやり取りを収録しています。
この組み立て過程のメモが読みにくい。メモがメモのままなので、自分で読み解かないと消化できないです。そこを読み解きたい人には価値があるでしょう。
著名な経営者との質問、回答のやり取りは面白いものもあるのですが、それが、主軸ではないのでまた物足りなさを感じちゃう。
当たり前ながらタイトルの通りの質問術の話でした。
投稿元:
レビューを見る
村上龍氏の質問に関するフレームが示されている。実際、番組で使用される質問は2~3こ。そこに集約するために、ここまで綿密な準備が行われているとは。
投稿元:
レビューを見る
質問の重要性と難しさについて解説された本。
事前準備に相当な時間をかけていることがわかる。
相手から重要なことを引き出すためにはそれに適した質問(なげかけ)をする必要がある。
投稿元:
レビューを見る
企業のトップなどへのインタビュー前に、人となりや、その人の経験を整理して臨んだメモ。番組作りの裏に、周到な準備があった。
投稿元:
レビューを見る
☆2(付箋7枚/P288→割合2.43%)
カンブリア宮殿で村上龍が番組作成をする際に、どのように考えて、質問を磨いているかまとめた本。
村上龍の発想の軌跡も少し辿れるけれど、インタビューは相手の魅力ありきなので、この本で面白い個所がTVのカンブリア宮殿の内容と被るところはある。
興味を持ったのは、危機へ対処するやり方が経営者の本質をもっとも明確にするという見方かな。
”「カンブリア宮殿」で多くの経営者と会ってつくづく思うのは、経営とは、「危機への対応に尽きるということだ。危機の連続への対応と言ってもいい。
創業時は資金難で倒れそうになり、主力商品・サービスの開発で、ある程度の成功を収め市場に足がかりを築いたあとでも、「事業や店舗拡大規模の設定」「流通と品質管理」「新しい人材の確保」「企業理念の正統的な浸透」「慢心への警戒」など、課題は山積みだ。
逆に言えば、どうやって成功を続けたのかということより、連続して起こる危機をいかに回避してきたかということのほうが、その企業、ゲスト経営者の本質をより明らかにする。
資本主義社会の企業において、最大で、かつもっとも一般的な危機は、商品・サービスの売り上げが何らかの理由で急激に減少することだ。”
よく失敗例でなく成功例を参考にすべきだ、と言うけれど危機にどう対処してきたか、という視点はもう一段深いですよね。
***以下抜き書き***
・村上:コダックになくて富士フィルムにあったものって何だったんですか?
古森:そこがポイントですね。
村上:一つはチャレンジャー精神でしょうね。
古森:チャレンジャー精神はあると思います。やっぱり巨大なライバルがいましたからね。
・年表を逆に読んでいく。iPad販売は、iPhone販売がなければできなかったかも。iPhone販売は、ボーダフォン買収がなかったらできなかったかも。
・Yahoo!BB対NTTの戦い「なけなしのお金と兵力で戦いを挑むというのは無茶な戦いであることに間違いはないんですよ。だけどね、かならずしも、いつも贅沢な立場にいる人が勝つとは限らないんです」
・村上:柳井さんが、「孫さんという人はビジョンがあるんだ」とおっしゃっていました。言葉だけなら「ビジョン、ビジョン」と政治家もよく使いますけど、ご自分では「ビジョン」というのはどういうものだと思われていますか。
孫:ビジョンの前に理念、あるいは思想というものがあるべきだと思います。どういうことをやりたいのか、ということです。我々の場合でいうと、情報革命で人々を幸せにしたいというのが理念です。その理念を実現させるために、どんなライフスタイル、生きざま、あるいは社会にしていくのか、どういうテクノロジーでそれを実現させるのか。
村上:そこがビジョンですね。
孫:そうです。それをまるでタイムマシンで未来に行って、その世界を見て帰ってきたように思えるか、語れるか。
・孫:そう。だからゴッホのような生きざまが、一番、尊敬できると思いました。要するに画家になるなら、展覧会に出して有名になるとか、画商を通じて高いお金で売れるという画家を目指す��いうよりは、世の中の常識と関係なしに、自分が一番納得できる絵を描く。自分が一番描きたい絵を描く。それも僕は、すばらしくでっかい夢だと思うんですよね。どんな夢であれ、夢を描くというのは、ある種、自分の人生に対するビジョンだと思うんです。そういう自分の夢も明確に持たずに、自分の人生に対するビジョンも持たずに、ただ生きていくために、どこかに給料をもらいにいく人もいるでしょう。でも、「現状はそれしか仕方ないじゃん」と言っている間に、人生、あっという間に終わるから。
・経営者の柳井正氏には、いっさいそんなイメージがない。クールで、曖昧さを嫌い、どんなことでも「言い切る」ので、危機や苦闘のあとが見えないのだ。「言われたことだけを実行するサラリーマンの時代は完全に終わり、一人一人が自営業者でもあるような、主体的な人材が必要とされている」と、ミもフタもないことを言う。だが、ミもフタもないことというのは、たいてい真実だ。
投稿元:
レビューを見る
人気経済番組カンブリア宮殿。
そこにインタビュアーとして登場する村上龍と小池栄子が経営者に対して質問する、聞き出したい話とその方向性は、推敲された内容であることがよくわかる。
村上龍はゲストとして迎える経営者の著書やこれまでの経歴を読み、調べて場合によっては年史にして構成や質問事項を練る。
一方、小池栄子はビジネス的観点というよりも女性的、市民的視点で質問を加えていく。
番組の実例とともに、その時、どのような意図をもって質問したのかが綴られている本である。
投稿元:
レビューを見る
インタビューについて知りたくて読書。
本書収録分のカンブリア宮殿を見直したくなる。
いいインタビューするためには膨大な下準備が必要なことが分かる。振り返って自分はどうかと反省させられる。
疑問、質問事項にさらにさらに疑問をぶつけてさらに核心となる事項をあぶり出す作業は時間がかかるが王道だと思う。
読書時間:約1時間10分
投稿元:
レビューを見る
圧倒的な情報収集力を持つ作家というイメージの村上龍氏はとにかく情報に飢えているという。それだから必要な情報をひきだし、そこで何かが閃く。カンブリア宮殿での数多くのインタビューは強い好奇心と情報収集力と抽出力の賜物だと思われた。核となる質問をきちんと立てて相手に対して強い好奇心をもつことがインタビューの極意。いろいろと参考になった。