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中村航さんの文章と宮尾さんのイラストが比重1:1で合わさったような一冊。シンプルな話で読みやすいんだけどもうちょい読みごたえみたいなのが欲しかった。
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なんという幸せな読後感!
優しいけど、ちょっとヘタレな書店員、光とそんな彼の裏の顔デビクロくんが「デビクロ通信」を通じて奇跡を起こす。
おしるこキャンディはもちろん、お父さんもタカシくんもみんなかわいいやつらだな。店長もあれだけど憎めないな。
みんな幸せになりますように。
この聖なる夜だけでも幸せが訪れますように。
メリークリスマス!
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街がキラキラと装飾されて、その中を歩くカップルが目に付く季節ですが、それを横目に「じゃあコッチは航さんの小説を読んで対抗してやるッ!」と27歳らしからぬ幼稚な思考(もちろん、それだけではないですが…)で購入した一冊。
本作の主人公で、絵本作家を夢見る書店員の光には、「デビクロ通信」という手作りのビラを、夜な夜な街中にバラ撒いて歩く(これを作中では“ボム行為”と呼んでいる)デビクロくんというもう一つの顔があります。
抱えきれない、どうしようもない想いが胸の内からはみ出してしまいそうな時にニョッキリと顔を出す…それは言わば彼の「闇の顔」。
闇の顔とは言っても、“ボム行為”以外には悪いことはしませんが、彼にとってこれは人には知られたくない、知られちゃいけない顔であることに変わりはないのですが…。
そんな光に淡い想いを寄せる、溶接工の杏奈。
彼女は光が「デビクロくん」であることを知っている唯一の人物で、光が絵本作家を目指すきっかけを与えた人物でもあります。
親父さんの強かな策略(?)にまんまとハマって溶接工としての道を歩いているせいか、例えばファッションとかメイクとか…そういったことにはどうにも疎いというか興味が持てないタイプなのですが、それでも彼女はしっかり女の子なのです。
彼ら二人の視点を交差させつつ進行する本作は、中村航さんの伸び伸びとした文体もあって、読んでいて心がポカポカする作品でした。
職場や通勤中に読んでいたりもしたのですが、ついつい涙腺をグッと締めなければいけないシーンもあったし、思わずニヤリとしてしまうなど、あまり人目に触れる場所では読まない方が良かったかもしれないなぁとも思ったりもしたけど、本を閉じた時に「あぁ、良かったなぁ」と思いました。
密かな想いを抱きつつ、なかなか一歩を踏み出せずにいる…そんな人にはすごくいいんじゃないかな?って思いました。
季節的にも、まさにクリスマスシーズン真っ只中のお話だし、もしかしたら作中に挿絵として挟まれる「デビクロ通信」に勇気をもらえるかも…?
そんな作品でした!
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ストーリーは、ありがちなんですけど、ついつい惹き込まれちゃいますね~w
デビクロ通信がよかったです♪
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ある日、ふと出回っている謎のビラ。
それを書いているのは、絵本作家志望の本屋の店員だった。
彼の隣には、彼が『好き』な女の子がいて
けれどそこに気付く事無く、相談何かして…。
デビクロ通信の名前は、一体どこからくるのか。
それも出てきますし、女の子との繋がりも出てきます。
しかし…正直半分行くまで、だらりとした平凡なる日々。
しいて言えば人づきあい?
酷評された絵本、ちょっと読んでみたかったです。
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中村航さん。
タイトルに惹かれて。
随分可愛らしい文章書くなぁ。
杏奈の恋心、切なかったです。光と杏奈の不器用っぷりが微笑ましかった。
正直、ラストまでの運びは駆け足気味であまり納得出来ず。
途中途中のデビクロ通信の挿絵も少々多過ぎたように感じました。
イラストレーターの方には申し訳ないですが。。
ストーリー上わざと多くしたのでしょうが、今の年齢ではちょっと辛かった。
ただ、杏奈はすごくかわいかったので、この人の書く他の女の子が読んでみたいなとは思いました。
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デビクロくんの恋と魔法、読了。
ベストセラーで今年映画化もされた「100回泣くこと」の中村航さんのこの冬の新作です。
頼りない主人公が何故だか夜な夜な妙なビラを配る。偶然なのか必然なのか魔法なのか、はたまた運命なのか、ラストはほっこりキュンとする感動に出会いました。
いやあ若者のベタ甘な恋愛小説。中村さんの軽いタッチを稚拙と感じるかは好みが分かれるかもしれない。おっさんが読むにはちょいと気恥ずかしい話です。ラノベに近いストーリーです。挿し絵のデビクロ通信がストーリーにイメージ付けされてます。絵と通信に書かれている言葉にも癒されます。
クリスマス前に読むにはうってつけの本でしょう。特に淋しい熱帯魚さんとか、好きな人に気持ちを伝えられない人とか…
メリークリスマス♪
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とても航さんらしさに溢れた作品だったと思います。ふうわりとした調子でゆるゆると紡がれていく物語の中には、思わずくすりとしてしまうような表現もたくさん散りばめられていて、今回もまたとても読みやすい作品でした。まあそのサクサク読めてしまう感じを好むか厭うかは大きく分かれそうではあります。どっぷりと作品に浸かりたい、という人には不向きなのかも。
わたし個人としては作中にはさまれるデビクロ通信が一番楽しめました。「どこか、326さんに似てる気がするなあ。そういやナカムラミツルとナカムラコウだし、名前も似てるね!」なんてことを思いつつ、「あーこの通信なら定期購読したいよ、光さん!」というくらい惚れ込んでしまうものでした。短い文章で人の心を揺さぶるってすごく難しいことだと思うんです。でもデビクロ通信を読んだ人の中には、そこに書かれた言葉をきっかけに勇気を出した人もいて。すてきな連鎖だ、しみじみとしつつ、ラストを読み進めていました。
航さんはじめまして、の人におすすめしたい一冊です。
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甘いラブストーリーに理系センスが混ざってる中村航さんのファンです。特にこの本はものづくりの楽しさを感じられる本でした。主人公はコミケで絵本を売る書店員、ヒロインは父親の町工場の一角でアトリエを構えた溶接女子。全く違った分野だけど物を作ることは同じで、お互いの夢中になってキラキラしてるところに惹かれ合うんだろうなぁと納得できました。
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「たまには、こんな軽い感じの本もイイナ!」と思って読んでたけど、途中から切なくなってきて、でも、最後は、何とも美しいお話!
おすすめです!
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素直で純粋なとてもかわいらしいお話でした。ちょっとホッとしたいときに読むといいかもしれません。
何だか最後は急だった気もしますが...。久々にこんなにまっすくな恋愛小説を読んだなと思います。
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若い作家さんだったっけ? と思うほど内容が若者向け。
いやいや1969年生まれだよ。ということは感性が若いということか。
中高校生が読めば目がキラキラするかな?
誰かを一途に思い続けるのもいいかもしれない。エネルギーがいると思うけど。
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とても考えさせられる言葉が詰まった一冊。
自分では「小さいこと」と思ってやっていることが、他の人を動かすきっかけになるのかもしれない。
少し残念なのは、エンディングが急だったこと。
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相葉さん主演映画の原作と聞いて購入したはいいものの、慣れない文体になかなか読み進められず・・・。後半は割と読みやすかったけど、ページ数が少なくなるにつれて、「ほんとにこれ終われるの?」と思っていたら、何ともう~ん・・な終り方で。主人公が相葉さんで映画化されるから星は3つつけさせていただきましたが、そうでなければちょっと苦手なタイプのお話だったので星は2つ★★だったかも。
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これはちょっと…どうなんだろう。
最初から「???」ちょっとよくわからない展開が続く。
確かに映画になること前提の話の作り方というか…映像化したらきれいだろうな、という場面が多い。
「おしるこキャンディはぼくのヨメ」は笑った。好き。
中村航は大好きだけど、やっぱり初期の作品の方がいいな。