投稿元:
レビューを見る
古書と専門書の町ストーナムでミステリ専門古書店を営むトリシアは、地元出身のベストセラー作家を招いてサイン会を行うことに。
しかしサイン会終了後、店のトイレで作家が殺されているのを発見し…。
1作目よりもぐんと読みやすくなっている。
人間関係もしかり、古書店云々もしかり。
犯人とか動機とか分かりやすいミスリードもあって、推理するという面でそこそこ楽しめた。
やはり主人公がきちんと素人としての枠を守っているあたりが安心して読めるポイントなのかな。
本に纏わるやり取りもくすりと笑えて面白かった。
先に続く謎もあったりして、次作が楽しみになってきた。
でもよく考えてみたら、犯行の手口とかは起き去られたままなんだよね。
そこが気にならないタイプの小説と出来って事で。
投稿元:
レビューを見る
20140506
どんでん返しを狙いすぎたかな?と思ったけど、どっちかなーと結末を読めたのでそれなりによかったかな。
お姉さんとの関係があまり好みではないんだよね・・
でも続きは読みたい。
投稿元:
レビューを見る
人気作家ゾウイ・カーターのサイン会を開いたトリシア。途中店のトイレでゾウイの死体を発見したトリシア。店を閉鎖されたトリシアの捜査。ゾウイに届けられていた脅迫の手紙。ゾウイの過去。ゾウイの作品の盗作疑惑。
投稿元:
レビューを見る
「本の町の殺人」シリーズ2作目。
夢をかなえた女性書店主のトリシアが活躍します。
町おこしのために専門書の本屋ばかりを集めた本の聖地ストーナム。
今回トリシアは、愛する店で、ベストセラー作家のサイン会を開いていた。
地元出身だが変わり者で、ほとんどマスコミに顔を出さない作家ゾウイ・カーター。
ゾウイの姪が秘書なのだが、妙に態度が悪い若い娘だった。
サイン会が終わった後に、事件は起きてしまう。
事件現場としてトリシアの店は封鎖されてしまい、商売上がったり。
前作での誤解から、女性保安官はいまだトリシアに反感を抱いている。
実の姉のアンジェリカは、隣で料理書の専門店を出したばかり。
華やかで料理上手だがきついところがあり、次々に従業員に逃げられていた。
アンジェリカの部屋に厄介になることになったトリシアは、頭が痛い。
頼りにしている従業員のギニーとミスター・エヴァリットもアンジェリカの店を手伝うことになるのだが‥
店の封鎖を一日も早く解くため、自力で捜査に乗り出すトリシア。
地元育ちではないために知らないことも多いけど、前作よりは知人も増えて、色々な店をやっている町の人たちが教えてくれたり差し入れに来たりと、顔を揃えます。
だんだん町に溶け込んで行けそう?
素人なりの捜査がけっこうリアルで、無理がないのがいいところかも。
苦手な姉のアンジェリカとも、ようやく友好的な関係になっていきそうです。
視点はトリシアだけですが、一人称ではないせいか、おだやかな性格のせいか、意外に本音炸裂ではないんですね。
コージー系のヒロインには珍しく食が細く、事件が起きるとさらに食欲をなくすという。
コージーというよりライト・ミステリかな。
地元紙の編集発行人のラス・スミスと何度か会っているのだが、恋人未満の関係。
トリシアが迷っているせいか、ラスに魅力があるのかないのか、さっぱりわからない(笑)
何とか、いい方向へは向かいそう?なところで続く☆
投稿元:
レビューを見る
一作目より楽しめた。登場人物たちの人柄も把握できてきたせいかな。トリシアたちが「シナリオ」どおりに犯人確保出来ない(というか間違ってた)ところがよかった。うまくいったら面白さ半減なので。ギニーが具合の悪くなった原因にすぐ思い当たらなかったのは、やっぱりデザートは別腹だから?今回トリシアがコージーミステリにはまっているということで、いくつかのシリーズ名が挙がっていた。以前から「果樹園」シリーズが気になっているんだよね~「クッキング⚫ママ」も一作目しか読んでないし。当分コージーミステリには事欠かないかな。
投稿元:
レビューを見る
前作が面白かったので図書館で借りてみました。
個人的には図書館には大変、大変お世話になっているので図書館長様の肩を持ちますね。税金で使える中では最も価値のあるもの、という言い方に賛成いたします(笑)。
というわけで。なんというのか悲しいお話ですね。
個人的には主人公は食べることがあまり好きじゃないのかなあなんて思ったりします。食べ物を食べないで無駄にする場面が多いので。(まあ死体を発見した精神的ショックで食欲が落ちているという見方もありますが)そういう意味でアンジェリカの方が好きです。料理上手だし食べることが好きそうだし。近くに居ると面倒そうですが彼女の方が活発で好人物に思えますね。次もあるなら借りてみようと思います。
投稿元:
レビューを見る
<本の町の殺人>シリーズ第二作目。タイトルの示す通り、主人公・トリシアの営む書店を訪れたベストセラー作家が殺されるというお約束的な幕開け。前作同様、本の町が舞台である必然性は乏しく、ストーリーも前作以上にこぢんまりしているが、町民同士の人間関係が面白いのでそれなりに楽しめる。コージーミステリーは脇役のキャラクター造詣を深掘りするジャンルではないと思うが、犯人周りの人間関係をもっと丁寧に描いても良いような。本国ではシリーズが十四作も刊行されているようだが、この狭い町を舞台にそこまで話が広がるのか興味はある。
投稿元:
レビューを見る
保安官、仕事しろよー!鑑識どうなってんの!?
腹立たしくなるほど保安官が仕事しない。犯罪も起きてるのに、私怨で動かない。主人公は犯行現場に居合わせながら、凶器も犯人の性別も想像でしかわからない。
一作目と同様、主人公は聞き込みはするものの推理はしない。しかも今回は致命的なミスもしてしまう。
ただ、ラストの全員が乾杯したところは、ご都合ではあるもののなんかじんわりと来たし、アンジェリカの姉妹愛には心動いた。
次の作品がアガサ賞候補だとのことなので、いよいよ真骨頂!なのか?期待していいのか?!保安官仕事しろ!