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自社から100億借りてカジノですった御曹司の回顧録。そこそこ正直になって全て出してるのかなあと思いきや、中盤にかけてはそうでもなくそこはやや期待外れ。カジノで崩れて行く様子は読み応えある。ただ、ビジネス面で有能であったというのはどうなのだろう。業績について見てみぬと。仕事、酒、ギャンブル、芸能人との交遊を出すと時間が足りないように思うがどうなんだろう。
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ゴシップ記事は読まないしテレビのワイドショーなどは見ないのでどういう人なのか全く先入観は無く,ただなぜ彼があまりにも幼稚な行為を積み重ねたのか,そこにギャンブル特有の何かがあるのか,に興味があった.なんとなれば私はギャンブルが好きで,だからこそやらないようにしているからである(全くやらないわけではない).
結論としては、本人には正確にはわかっていないだろうがおそらくギャンブル依存症,というある意味当たり前の理由.あまり読み応えもなく,期待外れな印象は否めない.
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自分からは買う気がしなかったが、人から借りて読みました。
全体的に自らが起こしたことを人ごとのように書いていることがすごいなと思いました。刑務所に入る事を普通人ごとのように書けないと思います。芸能人との交遊についても自分の立場であれば正常な事と書いていたり、自分は経営能力は高かったなど正当化する文章もちらほらと。
まぁ良い意味で軽い本です。
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大王製紙元社長/会長の半生記。
カジノで1−2年で104億円を子会社からの融資をバックにすってしまったところから始まる。
大王製紙の創業者の3代目で筑波大駒場高校、東大法学部とまじめにいくが大学入学からはBMW6を乗り、厳格な父親の手引きもあり銀座や西麻布で飲むと行った生活に馴染み始める。大王製紙に入ってからは子会社、おむつ事業などの立て直しに関わりうまく行ったとし、社長を父親から引き継ぐ。そこらへんからカジノに入れ込み毎週末マカオに行って徹夜でやっていたらしい。上客は、ジャンケットという仲介人がつき、すべての手配及び資金の融資を行う。またフライト(ビジネスクラス)、ロールスロイスのハイヤー、スィートルームはすべてホテル持ち。これで勝てると思うのが不思議なくらいだが、優秀な経営者である彼ははまってしまったらしい。一応一族の金で負債は返したということで判決は執行猶予がつくべきだとして、上告中。
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106億円もの会社資金を博打に注ぎ込んで懲役4年。数百万すった程度は屁とも思っていない。本人は「悪かったよ。けど家の金で返済したからいいじゃん」。この強力なプラス思考は見習うべきだろう。未だに父親を怖がっているところが興味深かった。
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幼少期から社会人までの生い立ちや働きぶりは読みやすく、やはり本当は頭のいい人なんだなという印象をもった。特別背任に関してはまだまだ裏の部分があるかもしれないが、由緒ある名門家の倅だから数十億もの借金も自己資金でちゃんと返せますよ、といった傲慢さが後半突出していた。
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元々意思と頭が弱く、論理的思考が出来ない人なのだろうけど、ここまでのめり込んだ一番の要因は借金斡旋する仲介者の存在かな。世間知らずのボンボンがカモにされただけというか。
創業一族の3代目の実像が垣間見えるという点では面白さはあるが、前半の2/3は基本的には金持ちが自費出版で書いた自伝的内容でしかなく、肝心のギャンブル依存の記述は残りの1/3であり、かなり期待はずれ。
著者は自己分析が出来てないというか、そもそも依存症の自己分析なんて事が無理なのかもしれない。ギャンブル依存について知るには専門書を読んだほうがいいのかもしれない。
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106億8千万というと普通はギャンブルで擦ろうと思ってもそんなに使わせてもらえない人がほとんど、という意味ではやはり選ばれし者なんだろう。
ところどころ垣間見せる世間とは乖離した金銭感覚や芸能人らとの西麻布での交友など、正直に書いているような印象。構成もエッセー風でたどたどしいが、かえってリアルな感じがしてよい。
ただし、読んだ後には何も残らない。
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「熔ける」という書名に惹かれて。あるいはあれだけ大きな金額の犯罪に突き進んだ本人の著作だということに惹かれて。でも読後感は「溶けてない」でした。もちろん状況は「地獄の釜の蓋の中に」でしょうし、バカラ賭博に呑み込まれる高揚感も伝わって来るのですが、なんか自我が崩壊していくようなヒリヒリ感は伝わって来ず、乾いた自己弁明みたいに思ってしまいました。そんな風に感じるのは読了したのが、文楽を大阪で初観劇した帰りの新幹線の車中だったからかも。「女殺油地獄」の主人公与兵衛の傲岸な自分勝手の中にもしかしたら微かに生じた悔恨を見出して人間の業に感応した直後でした。ダメですよね。近松と比べて薄っぺらいとか言っちゃ…でももしかしたらその浅薄な感じに現代の恐怖はあるのかも。
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会社から金を横領してよく「ギャンブルに使って残ってない」なんて言ってる人は本当はどっかに隠してるもんだと思ったがそうではないことが今更わかる。106億8000万円、よく使ったものだなあ。
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自分の仕事っぷりを正当化するのはいいが、もう少し借金まみれになっていく過程を書き込んで欲しかったかな。それと芸能人ネタを入れる意味があまりよく分からない。
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同じ業界としては、評判作。
読んでみたら、ちょっと鼻につく部分もあるけど(笑)、たしかに根性主義から外れた部分での戦略性、みたいなものは感じますね。
ただ、自省録というか転落していく過程はあんまりわからなかったかな。
ばくちに引き込んだ人を悪く思えない、とかただの金持ちのいい人なような気もするし。
興味本位というよりはビジネス書(失敗と成功と)で読みたい本です。
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話題になっている本みたい。真面目に仕事は出来ていたのに残念だ。会社のお金と私的なお金を区別できなかったことはやはり経営者としてありえない。経営者としての意識が薄かったとしか言えない。全てにおいてもう少し突っ込んで書いてほしかったな。重要な部分が伝わってこない感じがする。
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仕事関連で大王製紙可児工場に出入りしているので、とても興味深く読んだ。懺悔録だが、言い訳にとれる部分が多くスッキリしない。
結局自力で返済したと言うが、創業家に生まれた立場を利用したに過ぎない。裸の王様だったのだろう。
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自信満々御曹司の懺悔&自己分析本。カジノの内情やギャンブルにハマる人の心情を知れて、少しゾクっとしつつ自戒になった。愛媛発の企業をボロボロにしてくれて有難う。涙
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•36時間食わずでもいられる、ギャンブルがもたらすアドレナリン
•ビジネス&リーダー的に優秀かつ論理的な人でも、仮面の下のプライベートは……