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文句なしに話の展開としては実にうまく、実にテレビ的というか映画的というか、誰にでも分かり易いエンターテインメントに仕上がっているので、直木賞受賞も納得ではある。物語は物語として成立させるため、次々に襲い掛かる苦難に立ち向かう主人公に、時には、少々あまりにも都合よく登場する弁護士や新聞記者などの助け舟を出し、足をひっぱていたはずの脇役たる部下も、敵となっていた競合相手、ちょっととっつきにくくなっていた娘も巻き込み、最後の大団円になだれ込むので、出来過ぎ感が気になる様な捻くれ者には向いていないかもしれないが、素直に話を楽しんだほうが得だろう。
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面白かった。「鉄の骨」「空飛ぶタイヤ」に続くサクセスストーリー。自分の作った部品でロケットが飛ぶなんて、すごく夢のある話。
読み始めて、きっと最後は上手く行くんだろうなと分かっていても、読後感はスッキリ! 爽快です。
こういう池井戸作品大好き。半沢シリーズよりよっぽど面白いと思うけど。
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話題の本を遅れながらではありますが読んでみました。
状況がとても詳しくおもしろく書かれており、世界感にひきこまれました。心が温まりました^^
この方の本は初めて読みますが、他の作品も読んでみたいと思いました。
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いつもながらのアップテンポで軽快に進む活劇的小説。ロケット話は実際にH2ロケットあたりを取材したのか?というくらい具体的で、マニアならずとも楽しめる理系ネタだろう。バルブやシリンダの話は、そうそうと思わずうなってしまった。どんでん返しというわけではないが、多くの展開部があり、あっというまにまた読了。6、7冊氏の小説を読みすすめてきたが、ここに1つの極み?を見た気分。巻末の解説の方の説明ほどではないが、ちょっと大げさに流石です、といいたいです。
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いろんな難題にぶつかるも、果敢に挑戦していく佃。
元銀行員の殿村の熱い心。
最後には、皆の思いが一つになって…。
さすが、直木賞受賞作品。
一気に読めました。
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エンタメ小説の王道を行くような作品だけれど、骨格がしっかりしていて、読後の満足感が高い。勇気や活力をもらえる、良品。
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川端裕人や五十嵐貴久も、ロケットに夢を賭ける人々の小説を書いていたな。それぞれに面白かったけど、池井戸のはまた一味違う。企業戦略や経営者ビジョンの話をベースに紡いでいるので、これから社会に出ようという人には広く読んでもらいたいと思うところ。
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わかりやすい文章で読後は爽快感に溢れる。
大手企業vs潰れそうな中小企業。
映画「ソーシャンクの空に」を思い出すが、映画と違って何かが足らない。
読んでいて楽しく面白い本ではあるが、反復して読みたいとは思わない。
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元ロケット技術者が社長の下町の町工場が舞台。
熱い男たちの熱い物語。
俺たちだってやれる!そう思わせてくれる熱い作品です。
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半沢直樹を生んだ池井戸潤さんの文庫本。
池井戸潤さんの本はほとんど読んだが、これがベストかも。
元一流機関のエンジニアが下町で小さな企業を経営。その社長が大企業にやられそうになるがギリギリで踏ん張り最後はハッピーエンドというありがちな話なのだが、よくできている。
なぜこの本が面白いかというと、リアルさだろう。
銀行の話はもちろん、特許の話もリアルで面白い。
そして、そのようなリアルな話だけではなく、ロケットという夢のある話も散りばめているところがうまいな。
今年最後のオススメのビジネス小説。
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めちゃくちゃ面白い!
濃い人間ドラマ。
精緻に構成された魂のぶつかり合い。
働くとはどういうことかを自然と問いかける。
スイスイ読めちゃう。
さすがの直木賞といったところだ。
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ある中小企業が大企業と戦うストーリーですが、特許、裁判、資金繰り、と会社の経営の大変さや、中小企業と大企業の違いが学べます。
従業員200名ほどの中小企業の社長が主人公ですが、その人物はある夢を持っていて、それを邪魔する者がいたり、手を差し伸べてくれる人もいます。
大田区が舞台で、物づくりに対するプライド、品質に対するこだわり、男の夢がいっぱい詰まった感動作です。
池井戸さんらしく、銀行とのやりとりや銀行員の意見も多々出てきます。ただ今回出てくる銀行からの出向者はとても味のあるいい人でした。
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下町工場の社員たちがプライドを掛けて大企業の組織に立ち向かう姿に、仕事人として胸が熱くなりました!歳をとっても夢は持ち続けていたいと思いました。
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仕事とは何か?とあらためて考えさせられる逸品。筋も面白く、かつ、じんわり泣ける、企業人情物語。
こんな会社で、こんな仕事ができたらなと、フィクションと分かってはいながらも、いつの間にか自分に重ね合わせて読んでいた気がする。
直木賞、納得です。
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読みたかった本。文庫で出るのをずっと待ってた。
面白い。次々に起こる災難を丁寧は対応で乗り越えていく。
普段からきちんとした仕事していれば報われる話なので、爽快だった。
打ち上げの時には感動した。