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2013年105冊目。
元国連難民高等弁務官&元JICA理事長・緒方貞子さんのインタビュー集。
「難民の命」という判断基準を揺るがせずに大きな決断を繰り返してきた、心から尊敬している方。
緒方さんの本を何冊も読んできた身からしたら物足りない内容だったが、
大きな文字・多くないボリューム・緒方さんがやってきたことが時系列である程度網羅されている点で、
中学生くらいの子が始めて緒方さんを知るには良い本かもしれない。
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情報だけは行き交うが、生活そのものは行き交っていないということがある 一番対応しなければいけないのは、国と国の格差、それに、国内の格差だと思うんです
子供を叱るのだって、みんな決断が必要ですよね。ものを決められなかったら、生きていかれないんです。そう思うにならないですか
人間らしさに徹底せよ
そうしたさまざまな格差がある中で、どうやって人々がある程度共同して暮らせるか。何もお金持ちである必要は無いんです。まず教育が必要であり、医療が必要
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歴史に学び、他者に学び、常に先のことを考える。
緒方さんは最初は三年の任期だったのに、結局10年やっていたそうだ。凄いな。
人道支援の一番の根幹にあるのは、生きてもらうことに尽きる。命を守ること。死んだら何もないから。
人間らしさに徹底せよ。いろいろな迷いや問題が起こる中で、人間が人間らしさを守ることによって、人間性というものを持てるじゃないか。
時代の先は、なかなか読めないけれど、読まなきゃいけない。読む努力をして同じような状況にある人々だけではなく、いろんな違った考え方を持っている人々や国々、社会というものと相互研鑽を図っていくことが必要。日本はこれだけの水準の教育と技術を持ったアジアで一番最初に進んだ国。その国が名にも先が読めない集団になてしまうのは、もったいない。自分たちのためだけじゃなくて、他の一生懸命頑張っている日飛び地や国々のためにも先を読んで行動しなければならない。
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NHKのインタビュー番組の書籍版。
国連難民高等弁務官という意義深い仕事があると日本に広く知られるきっかけを築いた女性、緒方貞子さんの人間性がよくわかる本。
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参考に出来るかといえばちょっとお育ちが違いすぎて…という感がどうしても拭えないんですが、女性の生き方はアイドルや芸能人だけじゃないんですよという例示のためにも塾文庫に置いております。国際的に活躍できる人材って、自己意思で決定されるものじゃない気がどうしてもしている…。
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国連難民高等弁務官、国際協力機構理事長を務められた緒方貞子さんのインタビュー本。確か何かの雑誌で紹介されていたのを見て読んでみました。
ひいおじいさんが犬養毅元首相、父親が外交官という元々、国際、政治のサラブレッドのようですが、お二人の子育ても頑張り、ガッツとパワーで重役も務められたということが分かりました。
イラク・クルド難民支援、ボスニア紛争などの経験談は私には予備知識が無いので内容的に難しかったけれど、危険にさらされた中で大きな決断を強いられ、それを実行した強さを読み取ることが出来ました。
本のタイトル「共に生きるということ」にあるように、国際社会では人に依存しないでは生き延びれないと。
最後にある「100年後のみなさんへ」のメッセージは緒方さんだからこそのメッセージでしっかりと受け止めて、「いい考え方、いい試み、多様な幸せのあり方」を考えていきたいと思った。
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Be humane 人間らしさに徹底せよ。
すごく良い。精神面において勇気付けられる。
人の命を守ることの重大さを改めて考えさせられた。
国際援助はスピード。心はチャリティの精神で、でも人が育つように工夫をする。
人間の安全保障 人が共通認識をもつこと。
表面上のコミュニケーションだけではなく。
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緒方貞子さんのインタビュー集。
子供の頃の話から、現在の話まで簡潔に載ってる。
彼女が国連難民高等弁務官になって以降の話は知ってるけど、子供の頃や若いときの話は知らなかったので、知れてよかった。
なりたくてなったわけではなく、流れでなったことが多いのに、全てを理解して、斬新な考えで動けた彼女はやはり尊敬に値する。
be humane
彼女らしい素晴らしい言葉です。
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p44
子どもを叱るのだって、みんな決断が必要ですよね。ものを決められなかったら、生きていかれないんです。そうお思いにならないですか。
自分の中では刺さった言葉。決断するということを常々求められている人の言葉は違うなと思った。
難民に対して、
p42
現状が難民の定義に合わないために不合理な状況が生じているなら、やはり、原点に返って人の命を救う形の理屈づけをしなきゃならない、ということだと思いました。
圧倒的に正しいけど、なかなか出来ない。
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憧れであり、尊敬する女性のひとり。訃報を聞いて、何か緒方さんの言葉に触れたくなって読んでみた。
育ちや家庭環境が自分とは違いすぎて、あんな女性になるのは無理、と心のどこかで思ってたけど、彼女を彼女たらしめているのは、そういうバックボーンだけのおかげではなくて、ご本人の努力とか強さとか、そういうものなんだな、と感じた。すごく聡明で冷静で、でもきっとハートは温かい人だったんだろうな。一度でいいから講演とかに行ってみたかった。
ご冥福をお祈りします。
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基本原則にたち、現場を重んじ、弱者を救う。日本人の中では、珍しいグローバルリーダー。存命のうちに、ノーベル平和賞を受けれたら良かったのに。
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簡単に、ことばで言い表せない方だなぁと思う。
自分の使命に向き合い、闘って生きた方だと感じた。
国内の問題も国際的に考えないと解決は難しいし、「国際」っていう外の問題ではなく、「国際」の中にいる一人としての責任として物事を考えるというような考え方にハッとさせられた。当事者意識よね。
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カテゴリ:図書館企画展示
2019年度第5回図書館企画展示
「追悼展示:緒方貞子氏執筆本等」
展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。
開催期間:2019年11月1日(金) ~ 2019年12月23日(月)
開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
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短くて読みやすい。
どんな人生を歩んでこられたのかとても興味がある。
ご本人の言葉で語られる実際のインタビューを聞いてみたい。
平和を築いていくためには、『共存』、共に生きることがいかに大切か、ということ。
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緒方貞子さんのインタビュー。日本人で緒方さんほど国際貢献した方はいない。危険な地域にも足を運んで、信念を持って職務にあたる、その姿に脱帽です。『be humane 人間らしさに徹底せよ。』同じ女性として勇気をもらいました。