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単に歴史を追うだけでなく、時代ごとにお菓子の発展がどう関わっていたか書かれている。歴史上の名のある人物たちとお菓子の意外なつながりがあり、興味深い。フランスの歴史をお菓子でたどるという一風変わった切り口で、味わい深い一冊となっている。
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Flâneur 遊歩者/散策者
デュマの大料理事典読んでみたい!と思って検索したら、通常版はプレミア価格、特装版はその上を行くので手が出ないっ。
岩波さん、そのうち文庫化もお願いします…orz
お菓子分もうちょっと多めだったらな~。
口絵も絵よりは写真が良かったです。ぐぐりながら読んだり。
フランス人のイメージ戦略すごいなぁ。しみじみ。
少し前に「チョコレートの歴史」と言う本を読んだのだけど、チョコレートのところで同じエピソードが取り上げられていてふふっとしてしまいました。
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フランスの歴史を学びながら、国王・皇帝、ブルジョワ、カフェ、科学技術が、フランスのスイーツを進化させたと説得力あふれる歴史を学べる。
偉大な政治家の名前も大切だが、食の文化史も重要だと著者は、読者に問いかける。
これから、パリに旅行する人や職業として職人になる人にも、おすすめしたい良書。
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趣味が高じて本出しちゃった、みたいな本。 フランス史、と書いてあるものの、特に序盤などはフランス以外の部分も多い。簡単にではあるが世界史の流れも書いてくれているので、背景知識がゼロでも常識程度の世界史の知識で何とかなると思う。読んでいてとても楽しい。
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いろいろなケーキを目にすることはあっても、その由来は知らずにいたので読んでみた。お酒や絵画と同じく、ケーキもそのストーリーを知ることで楽しめると感じた。
ル・ププランというお店で、サントノーレというケーキを一目惚れして購入し、そのいわれを調べたのが本書を読んだ遠因だが、スイーツにそこまで興味がない私でも興味深く読むことができ、ケーキを好きになったと思うので、とても印象に残った本となった。
本書に限らず、児童文学は大人にとっても面白い本が多いと感じる。
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カトリック教会は食事と食卓において社会のエリートたちを文明人にふさわしい礼儀正しい立ち居振る舞いと慎ましやかな社交のできる人間に育てていこうとした。
フランスには甘いものやデザートと女性が結び付けられる傾向があった。女性は甘いものを通じてこの好みを子供と共有するとされていた。
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お菓子、それはフランスの歴史を彩る武器。
お菓子の歴史ではなく、フランスの歴史とお菓子。なぜフランス料理であったり、フランスのお菓子だったりが、一流の物として世界にフランスのイメージを作ったのか。フランスがフランスたる拠り所とは。
イタリアからやってきた洗練された食文化。それを取り込み、発展する宮廷文化。フランス革命によって、市民のものになる食文化。砂糖を使えることの意味。庭園や建築と共通する飾りへの興味と追求。鉄道建設と地方の名品がパリに集まること。そして、戦争と植民地、技術革新と新しいお菓子。
フランスは、このグローバル社会の中で、フランスであることをどこまで守るのだろう。また、どこまで「フランス」を広げるのだろう。今まで通りにはできない、きっとフランスには難しい時代。憧れの「フランス」はもうイメージの中にしか存在しなくなるかもしれない。フランスのこれからを見守りたい。
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お菓子のはなしをベースにした簡潔なフランス通史。お菓子の話題以外は重要なところだけポイント絞って概説してくれてわかりやすい。個人的に白眉はカトリーヌどメディシスがくるまえのフランスでは肉を手掴みだったりとか、イタリアの文化が入って洗練されあのだなということ。あと、受け入れるフランス。砂糖大好きフランス。ゾラの胃袋のはなし読んでみたいと思った。パサージュ。
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フランス史をザクッと振り返りながらお菓子の歴史も振り返るという本。フランス料理・菓子が現代に至るまで賞賛されたのはイメージ戦略によるものだというのは納得してしまった。中高生の時に読みたかった。
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「岩波ジュニア新書」の池上俊一さんの一連のヨーロッパ各国史の著作、スペイン史に続いてフランス史を読了。「情熱」という抽象的なコンセプトを軸にしようとしたスペイン史に対して「お菓子」という実体のあるものをテーマにしたこちらの方が構成としては成功している感じがします。
ともあれ、フランス史の概略を掴むのによい本でした。
なぜヨーロッパ史を概観しているかというと、ヨーロッパ史を知らないとアメリカ史の背景がよく分からないということがよく分かってきた(笑)から、なんですよね…
歴史は面白い。
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東大大学院教授池上俊一著 岩波ジュニア新書
生きるためには不可欠ではないのに生活に
甘美なうるおいを与え幸せを与える不思議な食べ物。おフランスで発展し国家戦略としてどのように利用したかがよくわかります。ゴーフル、ドラジェ、ビュッシュドノエル、マカロン、クグロフ、シャルロット、マドレーヌ、サヴァン、ブランマンジェ、ルリジュース、タルト・タタン、ミルフィーユなどほとんど食べたことないですがどれも優美な響きでおじさんも憧れます(笑)
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お菓子の立ち位置が凄い!
ただ甘い物ではありません。
スパイスの入ったお菓子が苦手でした。なんで?入れたんだよーと思ってました。
成る程ね。
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ジュニア新書だが、高校生でも楽しめる内容で大変面白かった。フランス史は今まで興味を持っていなかったが、この機に自分の興味ある分野の他にもフランス史の本を読み込んでみようと思った。
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フランスの中世から現代までのお菓子の歴史とともに紐解く歴史書。
お菓子が君主の威厳を表すためや、外交上に使用されていたというのは初めて知った。
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読了 2022/02/06
総じて読み応えのある面白い本
史実とともに発達したフランス菓子の種類や名称がよくわかったし、フランス史の復習になった
語彙表現も豊かでその意味でも何度も読みたい(買いたい)