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ああ、終わっちゃったなぁ~。
いつのまにか初期の探偵っぽいお話はなくなってましたが、
人間模様として、落語をはじめ演じごとをする人間の話として、
とても楽しく、また身につまされるお話でありました。
読み始めたら一気に読んじゃいました。
梅駆くんみたいにブレイクしたいわー。
あの境遇はいりませんけどね(笑)。
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シリーズ最終作ということで師匠が弟子を思う気持ちが描かれています…読みやすく面白いといえば面白いのですが…少しまどろっこしい説明が多い気もします。
また、飲酒運転やスピード違反等を安易に書きすぎているように感じます。この部分は批判があるやも…
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最終巻にもなると、もはや謎も何も出てこない(笑)。
竜二の成長(本人の本意・不本意を問わず)と取り巻く環境の変化がつづられている。
本筋の落語をモチーフにしたストーリは最後までブレは無かった。
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目次
・堀川
・上燗屋
・二番煎じ
・花筏
・狸の化寺
・子ほめ
・地獄八景亡者戯
シリーズ最終巻となりましたが、竜二の成長があまり感じられなかったな。
というか、落語も漫才もお芝居も、大して努力をしていないのに本人のいないところで「すごい才能」と言われていた竜二が、今巻だけはギャグも作れず、スタジオの空気も作れないダメダメな奴になっているのが、違和感。
そのダメダメが受けたのだけれど。
結局落語ができない状況にならないと、落語をやろうとしない。
そして何度も同じ過ちを繰り返す。酒、バイク。
現実にそういう成長しない若者がい手も、そんなに腹は立たないけれど、シリーズ5冊目でも成長の跡が見られないと、ちょっとイラッとするね。
でも、シリーズを読み通して思ったのは、どんなに飲んだくれでも理不尽でも、好き勝手なことをして愛されている梅寿師匠のような年寄りになりたい。
「全くしょうがねえなあ、このくそじじい」と思いながら、みんな梅寿から離れていかないもんねえ。
それは十分愛されてるよねえ。
実は梅寿が主人公だったのか?
自由に生きて「しょうがねえなあ」と若い者に言われる、そういう年寄りに私はなりたい。
落語部分とストーリーの絡みは、面白かったです。
やっぱり寄席に行って落語を聞いてみたいなあ。
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最終巻!!読了させていただきました!!!
物語のレビューの前に一言。どうして最終巻だけ表紙の絵のタッチが違うのでしょうか…。これまでの絵のタッチの方が好きだったのに…。
肝心の物語に関してですが、竜二くん(主人公)の人生の上がり下がりが激しくて、相変わらず面白かったです。初巻から読んできた者としては、竜二くんと落語との関係性の変化がとても微笑ましく感じられました。この物語の世界観で十分に楽しませていただき、ありがとうございました。