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いい本だと思いますが、ちょっと疲れるというのが正直なところ。でもあれだけの見識、構想力を持ったにほんじんはなかなかいませんねまして政治家には。
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冷戦後の変化の中で労働環境も激変した世界市場で通用する能力、専門性もないふつうの労働では競争力がない。
偏狭なナショナリズムと近視眼的自己主張では近隣アジア諸国かrなお孤立とアメリカからの失望を招く。
寺島さんの議論あhリアリズムに基づく途方もない理想主義。
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世の中が右傾化していく中でリベラルを再生する必要があるとの危機意識に立ち、まず「近代を正視すること」を掲げてその方法を議論していく内容の書だが、論じられている分野が多岐に渡るために簡単な一言で表現することが出来ない。
大まかに「安倍政権の批判」と「対米関係の再設計と「グローバリズムの中での公正な分配の実現」と「憲法9条」と「原子力の未来とエネルギー政策と震災復興の構想」と「代議制民主主義の鍛え直し」といった内容が主である。時代と向き合った思考の結晶といえる。現実に力を及ぼす知性とはこのようなものかと驚嘆した。
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I リベラルの危機と再生
リベラルの再生はなるか――真の変革への道筋
アベノミクスの本質と日本のイスラエル化――リベラルの危機と再生(その2)
リベラル再生の主体は誰か――リベラルの危機と再生(その3)
思考停止の夏と希望への視界――リベラルの危機と再生(その4)
リベラルなエネルギー戦略の模索――リベラルの危機と再生(その5)
II 対談編
山口二郎×寺島実郎
お任せ主義を超えて,いま「リベラル」を獲得し直す
中島岳志×寺島実郎
21世紀世界における保守の条件とは――立ち位置の確認のために
III 大震災復興への視座
東日本大震災の衝撃を受け止めて――近代主義者の覚悟
震災考――指導者の役割と国際関係
大震災復興への視座――柔らかい構想力を求めて
いま原子力をどう位置づけるのか――より国家が責任を持つ体制を求めて
戦後日本と原子力――今,重い選択の時
2012年夏の空気――健全なる経済主義の忘却
IV 世界認識の鮮明なる転換
米主力部隊のイラク撤退――「覇権なき中東」の序幕
オバマ政権の苦闘――2010米中間選挙の意味
2011年の意味――世界の構造転換と内なる成熟
ウィキリークスの衝撃――政権交代後の日米関係の結末
9・11から10年――迫る日本外交の転換点
2011年秋の世界潮流――縮む米国と欧州金融危機,そしてシェールガス革命
世界認識の鮮明なる転換――2012年日本の覚悟
マッカーサー再考への旅――呪縛とトラウマからの脱却
尖閣問題への新たな視角――大中華圏の政治化
2013年の主題としての米中関係,そしてウェッブ上院議員との面談