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待ちきれなくて電車の中で読み始めたら泣きそうになって焦った。この作品の中では落語家が本当に生きて演じている。あえて、このストーリーの鍵となる助六と妻の死亡事故には触れまい。菊さんの『明烏』、助六さんの『芝浜』、本当に寄席で見聞きしているようだ。伝統を次の世代に継ぐことの難しさ、庶民の生活に根付く大衆芸はどうやって生き残れるのかという課題、血がつながった家族のややこしさと血のつながってない疑似家族のあったかさ。八雲師匠は先代文楽のスタイリッシュさと先代圓生のレパートリーの広さを足して、雲田せんせい的な「美おっさん」に仕上げた感じでしたが、「美じじい」も見られて眼福です。
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朝の連ドラ『ちりとてちん』がBSで再放送されているせいなのかなんなのか…妙に朝ドラ風なストーリーに感ずるのは気のせいだとしても、これまでの1~4巻の総まとめに落とし込んだこの巻は圧巻。
八雲と助六の因縁話も完結して、もうこの巻で終わっちゃってもいいなぁと思うけど、与太郎をめぐるお話はこれから。盛り下がらないといいなぁ…期待してます。
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八雲と助六とみよ吉のお話も終わり、それが現代の与太郎と小夏に引き継がれていく……。でもきっと大丈夫な気がする。ふたりとも強いから。これからの大きな転換を感じさせる良い巻でした。
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八雲と助六編が終了、舞台は再び与太郎編へ。
八雲助六編、ずいぶん長いなあと思っていたけれど、最後の最後で思いもかけない結末が待っていて…苦しくなった。
与太郎編は待ってました!という気分に。八雲助六編が長かった分、明るい気持ちで読める与太郎パートは本当に救い。与太は師匠と小夏の光になれるのかな…もうなってる気もするけど。
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波乱万丈の過去編が終わり、今の八雲師匠を見ると、幽鬼のような凄まじさ。ホントに笑える落語をやってるんですか?やってるんなら、なお恐ろしい。与太の男気に惚れ、八雲の救われなさに涙。
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「落語は人間の業の肯定」といったのは、立川談志でしたかねぇ。
最新の5巻では、劇中の落語家、八代目有楽亭八雲の昔話が終わり、再び現代の与太郎の話に。
一人の女性に絡めとられた菊比古(八代目有楽亭八雲の昔の高座名)と助六、東海テレビの昼ドラのような温泉宿での結末もそうだし、助六の娘小夏が一人で出産というくだりもそう。この話自体が、業に次ぐ業。すなわち、落語的な仕上がり。
そうして、情にひっぱられているうちに、八雲の江戸前のしゃべり方にとどめを刺され、落語を見にいきたくて仕方がなくなるという。
落語心中のタイトルの意味は、この巻でわかった気がしますわぁ。
そうそう、業の深い先輩が私にはおりまして。
その話も、振り返れば一つひとつが落語のよう。
まさに、「もののあはれ」でございます……。
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過去編が漸く終了。なかなか衝撃的な幕引きだった。そして現代に話は戻り...っていうか与太郎のこと半分くらい忘れてたwwwこれらも中々展開が早い。あー、また落語聞きに行きたくなったw
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助六とみよ吉の心中が唐突すぎてポカーンなりました…。展開が早すぎというか。もったいない!講談社の編集のせいに違いない!(笑)
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八雲師匠の久々の登場とその色気にノックアウトです……負った過去とそこからの仄暗い覚悟が、老いてますます凄みのある色気をもたらしているというか。
設定が昭和、てのも良いんですよね。落語という軸に対して、人間関係や状況に雑味が入らずに話が展開していくというか。
さて、次巻以降、願わくは与太郎がどうかご都合主義でなく、八雲師匠の救いとなりますように……
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みよ吉と助六の事故の顛末は、想像していたような修羅場じゃなかった。仕方がなかったのかな。
与太郎と小夏の今後が気になる。
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私の中で今一番熱い漫画!w
昔編は今回でラスト。
そんな最後だったんだな・・・助六・・・。
なんか切ない。。
そして与太郎!!
いつの間にそんなに出世したんだ!!w
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ここまで一気に買って一気読み。絵もステキだし話もスゴイ・・・八雲師匠カッコイイ・・・過去編のラストは衝撃だったな。落語ききに行ってみたい 14/2/16
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助六師匠の「芝浜」は、現実には叶わなかった、もしくは一瞬だった、みよ吉と助六の”幸せな夫婦生活”そのままだったと感じた。
基本、芝浜の落ちは「よそう、また夢んなるといけねぇ!」という笑える感じだけど、助六の芝浜は「…よそう。夢になるといけねえ」という”幸せな夫婦生活から覚めたくない”ような、含みを持たせた描写に感じた。
助六とみよ吉のあの最後の前に、幸せな夫婦生活を感じさせるものとして「芝浜」を持ってくる手腕と、5巻の一貫したテーマとして「名前」を持ってくる演出に感動しました。
小夏の名前、八雲を継ぐ事で現世の自分を捨てた事、みよ吉の名前、助六を継ぐ事、継がせる事。
一生大切にしたい、落語好きなら心打たれずにはいられない巻でした。
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三人の関係性をより印象づける過去篇のラストが来て、今の三人の関係性に背負わせる。過去篇の最後や今の助六のプロポーズは唐突な感じがして、そこがあれば話の深味もまた変わっただろうに。そう思うけど、全体を通じて感じる話の艶は得難いこの漫画の強さと思う。
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助六とみよ吉の最期に衝撃。与太郎が真打となり、今後の落語会にどう新風を巻き起こしていくのかこれからが楽しみ。