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いい話だ。うん、とても良い。13巻までなんか、いまひとつかなあ、と思ってたけど、考えを改めた。
トルフィン、えらい。
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「人は人にとって喜びなのだ。」ほんとに毎度のことながらこの作者は上手い文章を抜粋してくるものだ。プラテネスでも宮沢賢治の「やってしまへやってしまへ」から始まるうまい文章を抜粋して載せていたのが印象にのこっている。この言葉にここ最近のストーリーの全てが詰まってる気がする。オルマルの成長も、旦那の悲しみも、トルフィンのこの物語全てを表しているとも言えるし、クヌートも今回のトルフィンとの再会によってスヴェン王の亡霊から解き放たれた。今回のトルフィンのように、人が人に与えることができる影響力をもっとフルに活用すれば、もっといろんなことがうまくいくのだろうと思った。そういうところはいつもなんだか見落としがちになってしまって、虚栄心が先行してしまう。冷静さとはその時のために必要なものなんだろうなあ。旅をしていたり、人との別れを経験するときは、この言葉の意味をより深く実感できる。だから知らない地に行くことや、人との出会いを大事にすることは重要だ。トルフィンも10歳?の時から家出して戦争にでて果てには奴隷になったわけだが、まあ結果論だけどその経験をして帰ってきたことに大いに意義があったと思う。ずっとアイスランドにいるよりもよっぽど価値がある年月の過ごし方をした。ただほとうに結果論ではあるのだけれど。。
なんていうかほんとにこの人が書く話は男の成長なんだよな。今巻はかなりプラテネスっぽかったというかリンクしていることが多かった。舞台が全く異なる二つの作品だけど、テーマは意外と一緒なのかもしれない。また両方の作品を読み返したくなったな。一巻を読んだ時から思っていたが、ユルヴァはほんといいいキャラだと思う。この人が書く女性キャラは本当に最高なんだよなあ、全然出てこないけど。マンガに出てくる女性キャラはどうしても作者の趣味とか性癖とか?が反映されてしまった嫌悪感を持つこともままあるけどこの人の作品の女性はみんなステキすぎ。たぶん好みが近いのだろう、もっとでてほしい。
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話も一区切りつて、さてここからどうなっていくのか。
しかしトルフィンはカッコ良くなったな。美しく……はねえけどw
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奴隷編終了です。凄惨な事態に転がって行く中、トルフィンの徹底的な無抵抗と説得がクヌートの気持ちを変える…そんなんありかと思いながら、読後感が良かったのでそんなんありなんだと思います。
故郷に帰った時の話が良いですね。姉ちゃん最強。
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キンドルで購入。バスの中で読みながら泣きそうになった。従来の漫画とは一線を画した胸を熱くさせる作品だと思います。未読の人にはぜひ全巻読んでほしい。
次巻も楽しみにしています。
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11世紀のヨーロッパを舞台にしたヴァイキング叙事詩。奴隷の身分から解放された主人公トルフィン。奴隷編がフィナーレを迎え、ついに新たな旅が始まります。かつて狂犬のようだったトルフィンが、対峙したクヌート王に国を説く姿に胸熱がとまらんすわ。
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ストーリーは、ここで一区切り。と言うか、切りが良すぎる。
ここまで文句ない出来映えだっただけに、14巻までの内容を15巻以降は越えることができるのか、楽しみでもあり、不安でもあった。
15巻を読んだ。今後も十分期待できる。必見。
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トルフィンは本当の強さを身につけたんだなあ、と。
プラネテスのような笑えるシーンもあって、少しほっとできる巻。
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こんなにカッコイイ顔面ボコボコキャラがかつていただろうか…?(いたかもしれない)
とにかく戦わない、という意思を貫くトルフィン。
それは確かに彼の得たたった一つの答えであり、目指すべき道…なのでしょうが。逃げる、というのも難しいものです。財産や土地、地位…狙われているものを全て捨てていかなければならないわけですから。
殴られ続けるトルフィン。それはもうひたすら痛々しかったわけですが…彼の行く手にはその比ではないほどの苦難が待っているのでしょう。
結局、「逃げだす」事だって自分から足を踏み出さなきゃ何も変わらない、のだと。
それから、トルフィンだけじゃなく、クヌート、そしてオルマル達。全てに救いがあったのがよかったなぁ、と。
特にクヌートはまさか救われるとは思ってなかったので、これは本当によかった。
もうきっとトルフィンとクヌートの道が交わる事はないのだろうけれど、友達としてがんばって欲しいものです。
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トルフィンは戦が終わった後になってようやくクヌート王に面会に行く。
そこでトルフィンの思い描く真の戦士として非暴力により面会を勝ち取る。
トルフィンとクヌートの邂逅。同じ楽土を求めながら、方法が異なるふたり。
ここではクヌートが描くヴァイキングの王としての楽土への道が示される。
永久に交わらないふたりの道だったが、この邂逅によりクヌートは方針を転換することになる。
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農場編の結末と、帰郷とが描かれた14巻である。
悲惨な戦争の終わりは、驚くほどに笑いに溢れていた。これはまた恐ろしく優れた結末だ。本当に笑わされてしまった。
帰郷の折の顛末なども、これは確かにユルヴァらしいというか、なんというか。彼女の肝っ玉母さん具合は、北欧の血筋を強く感じるところである。
面白かった。ただそれだけが感想であり、星五つをつけた理由もまたそれである。
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クヌートここで改心するか。クヌートとトルフィンは対立すると思っていただけにこの展開は意外だった。
あぁーでもクヌートは呪いから解放されて良かった。目つきも穏やかになったし笑顔も見れた。あと悩みの種はフローキやトルケルのような戦い好きのヴァイキング達かな。クヌートの周囲ではまた一波乱ありそうだ。
一方、トルフィンは何より家族と再会できてよかった。母親がトルフィンの眼の変化に気づいた場面はグッときた。あとトルフィンはヴィンランドを目指すのみか。あまりワクワクする展開が予想できないが、これからどうなるのだろう。
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クヌートはトルフィンと別のアプローチを取っていただけで目指す方向せは同じだったということね…
現実的にはクヌートのやり方がリアルと言われるんだろうな。楽土をつくるのは神に叛逆っていうのがよく分からなかったけど、これから二人は神に逆らって平和を築こうとしているわけか。
蛇の本名が明かされて今後一枚噛みそうな予感。
クヌートもなんだかんだ和解したし、こっから1・2巻以来の少し平和なターンが落とずれそう。
久しぶりに会った母にトルフィンはトールズに似た目をしていると言われていたけれど、もうトルフィンは本物の戦士ってやつになったってことなんだろうか。殴られ続ける道を選ぶトルフィンはやっぱり本物の戦士の道を歩んでいるんだろうけど、まだ完成形ではない気もする。