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面白かった。
森沢ワールドらしく、心温まるストーリー。
おばあちゃんの愛が、孫の宏海くんにしっかりと伝わっていて素敵だった。受け継がれていくスピリッツみたいなものを感じ、我が身を振り返り祖母のことを思い出した。
カーリング、あまり興味のないスポーツだったけど、この本でルールも少しわかり、選手にも感情移入して身近に感じれたので、観戦するのが楽しみになってきた。
映画かドラマになったら面白いと思う。
仲間外れになって悶々としている人にお勧めの一冊。
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泣ける!爽やか!スッキリ!とにかく素晴らしい作品でした。カーリングにも青森にも興味がわきました。青森に行ってみたい!
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カーリングに出会った初心者でいじめられている中学生と、働きながらカーリングの大会の上位入賞目指して頑張っている子が主人公。
ベテランにはベテランなりの悩みがあり、初心者の方は、出会ったばかりのワクワク感があり。
最後の方で泣きそうになってしまいました。
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’青森三部作’の二作目。
舞台は青森市で、私は以前に住んでいたことがあるので、よく散歩に行った、合浦公園や、ご飯を食べに行ったアスパムなど、懐かしい名前がたくさん出てきました。
第1作の『津軽百年食堂』は弘前市で、本作は青森市、次に読む予定の『ライアの祈り』は八戸市で、三部作で青森の観光名所案内や特産品をちりばめた’ご当地小説’だそうです。
いじめられっ子の中学生の苗場宏海とその幼なじみの工藤雄大がカーリング選手の沢井柚香とその妹の陽香に出会い、青森ドロップキッカーズというカーリングのチームを組むスポーツ小説です。青森ドロップキッカーズは優勝を目指していますが、さて…。
「カーラーは、不当に勝つなら、むしろ負けを選ぶ。カーラーは、ルール違反をしたとき、自ら申告する。カーラーは、思いやりを持ち、常に高潔である」というカーリング精神があるそうです。
最後は一体どうなるのやらと思いましたが、こんな結末ありなの!と思える爽快なラストでした。
森沢明夫さんにしてやられたと思いました。
『津軽百年食堂』と登場人物がリンクしている場面もあり楽しめました。
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青森三部作の二作目。
見た目も性格も違う四人がカーリングを通して絆を深めてゆく青春小説。
爽やかさと温かさを感じる作品でした♪
苛められていた宏美が、カーリングを切っ掛けに自分の道を切り開いてゆく。
『一つでも好きなこと、支えがあれば頑張れる』
『居場所があれば安心できる』
カーリングとアスリート姉妹との出会いが、苦しい現実に生きる力をもたらす。
アスリート柚果の葛藤や不安。宏美の苦しみやカーリングとの出会い。
それぞれの立場を自分に置き換えて、嬉しかったり悔しかったり、応援しながら読んでいました。
読後感爽やかで面白かったです。
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チームで戦うカーリング。
チームだからこその難しさもあるけど、1人じゃなくて仲間がいるっていい。
好きなこと、やりたいことがあるって、ものすごく強い。そう思えた。
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青森ドロップキッカーズ(小学館文庫)
著作者:森沢明夫
発行者:小学館
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
氷上の熱き友情出演と勇気の物語。
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“青森三部作”の2冊目。
青森でカーリングをやっている姉妹に、いじめられっ子の日常から逃れるためにカーリングを始めた中学生、その幼馴染みでいじめる側にいた同級生のお話。
1冊目の「津軽百年食堂」とは、主人公の姉・桃子が脇を固めて登場する程度の繋がり。
カーリングと言えば、つい先日、北京オリンピック最終予選への出場を懸けたロコ・ソラーレvs北海道銀行の試合が、2連敗の後の3連勝という絵に描いたような大逆転劇だったこともあり、なかなか面白かった。
最終戦の最後のショットまでミスが許されない展開だったが、先を見据えながらも一投毎に変わる戦況に即応する大局観や戦略性、狙った通りにストーンを滑らせ止めることが出来るショットとスウィーピングの技量は、素人が見てても結構面白いよね。
この本でアイスや靴やハックのことも詳しく知れて、この次に見る時にはまた見る幅が広がりそう。
物語はと言えば、それぞれが持つ悩みや屈託をカーリングに打ち込みチームでの役割を果たすことで乗り越えていく、真っ直ぐなお話で、多分にうまく行き過ぎのようにも思うけど、作中紹介されるカーリングの精神『思いやりを持ち、常に高潔である』がずっと話の芯を貫いているようで好感。
『不当に勝つなら、むしろ負けを選ぶ』『ルール違反をしたとき、自ら申告する』も、話のクライマックスでうまく使われていてちょっと泣かされた。
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青森を舞台にいじめられっ子の中学3年生の宏海と、プレッシャーに弱いカーリング選手の柚香の2人の視点から交互にお話が進みます。
カーリングって、世間に認知され始めたのってソチオリンピックの頃からですかね?私はやったこともないし詳しくもないですが、でも見ていておもしろいなぁと思います。
カーリング精神とは…
カーラーは、不当に勝つなら、むしろ負けを選ぶ。
カーラーは、ルール違反をしたとき、自ら申告する。
カーラーは、思いやりを持ち、常に高潔である。
宏海がいじめられているところや柚香がカーリングをやめようか悩むところは読んでいても辛かったですが、カーリングを通じて悩みながらも自分自身と向き合い、それぞれの葛藤を乗り越え成長していきます。読後は爽快で清々しくほっこりできます。
あとがきを読んで知ったんですが、この本は森沢さんの「青森三部作」の2冊目だったんですね。他の2冊も読まなきゃ〜。
***
「目に見えるモノはね、誰かに分けると、減ったり無くなったりするでしょ。でも、目に見えないモノは、その逆なの。誰かに分けてあげれば、どんどん増えていくのよ」(17頁)
「この一年、知らぬ間にぼくは、いくつもの「小さな一歩」を踏み出していた。そして、すべての一歩を踏み出したその瞬間から、人生が確実に変わりはじめていた」(260頁)
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青森三部作?!
そんなこと急に言われても近くの図書館に置いてあるところないよ〜
(なんと生活圏内にそこそこ大きい図書館が4つもあるのです)
ということで急遽買ってきましたw
だいぶ趣きがかわって青春ものでしたね
カーリングの楽しさが伝わってくる内容でした
カーリング精神もね
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何で表紙の男の子はキズだらけなのかと
不思議だったけど、読んで納得。
表紙を描いた方はよく作品を理解してる。
シンプルな青春が描かれてて、
読んでスッキリした。
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☆4
「青森三部作」の2作目。
カーリングがテーマの青春小説ということで、とても楽しめました❁⃘*.゚
スポーツがテーマの小説は、試合の場面では結果が気になってハラハラドキドキしてしまい、続きが気になり過ぎてページを捲る手が止まらず一気読みしてしまうという…。
人との繋がりや、仲間の大切さを改めて実感出来た作品でした(*´˘`*)
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つい先日、カーリングの「ロコ・ソラーレ」が、カナダで行われた「グランドスラム」で、アジア史上初の優勝! というビッグニュースが飛び込んできました!
という訳で(どういう訳?)本書を手にしました。そうです、カーリング小説です! 加えて森沢明夫さんです! 勝手に期待しちゃいますよね。 そして舞台は、先日読了した『いとみち』と同じ青森! むむむ、これは運命に導かれているのかも‥。
そだねー。(って、ロコは北海道の常呂だろ!)
本書は、そもそも森沢明夫さんの「青森3部作」の一つなのでした‥。
いじめられっ子の中学生・宏海とちょいワル友人・雄大、カーリングで上を目指す社会人・柚香と妹・陽香の4人の、カーリングを通じて巻き起こす、爽快で温かく泣ける物語です。
物語は、柚香と宏海の視点で交互に描かれ、とても読みやすく、カーリングのルールを知らなくても楽しめます。競技の描写もとても臨場感があり、見かけほど柔な競技ではないことも伝わってきます。
宏海の祖母の言葉「目に見えるモノは分ければ減るけど、ご縁や幸運のように、目に見えないモノは分けると増える」と、カーリングの精神が支えとなり、宏海たちも柚香姉妹も大切なことに気付き、支え合って成長していきます。
人として、カーラー(カーリング選手)として成長していく4人の姿には共感を覚え、一歩を踏み出す勇気をもらえます。
人を思いやること、仲間を信じることの大切さが、ジーンと強く感じられ、中高生の皆さんはもちろん、万人におすすめできる作品です。
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07月-02。3.5点。
青森三部作、第二弾。カーリングが舞台、青春もの。前作との繋がりは、津軽蕎麦屋の跡取りの姉「桃子」が活躍。
わかりやすい物語、ホロッとさせられる。
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40/100
いじめられっ子の中学生と中途半端な不良、そして再起を目指すアスリート姉妹。何をやってもうまくいかない彼らを結びつけたのはカーリングだった。「4枚揃わなければ、四つ葉のクローバーにはならないのだ。自分だけが逃げ出すわけにはいかない」
青森三部作の2作目
青森のことも、カーリングのことも知らない千葉県生まれの作者が青森にハマったわけは…?