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65歳でリストラを申し渡された男が江戸時代にタイムスリップ。蔦谷重三郎の下で人生の教訓を学ぶ、という荒唐無稽ながらもユニークで面白い作品。江戸時代の文化、料理、風俗なども詳しく興味深い。著者は江戸研究家。
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55才のリストラのおっさんが1780年代の江戸時代にタイムスリップ、そこで会う蔦重三郎に人生を教わる。
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リストラを言い渡された日、吉原でやけ酒を呑みつぶれてしまったら、江戸時代にワープしていた。そこで出会った蔦屋重三郎や歌麿らから生き方と商売の極意を学ぶ。
さらりと読める。極意ではあるんだけど、なんか軽いというか。でも、蔦屋の生き方や処世術、江戸時代の知恵というのはさすがだなと思ったわ。また浮世絵が見たくなった。
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『蔦屋』と同時に図書館に申し込んだが
こちらは半年待った。
現代人が蔦重の元へタイムスリップする設定がよかったのかなー。それとも教えがよかったのかなー。私的には、どちらも同じくらいのおもしろさだった。
名プロデューサー蔦重の、名プロデューサーぶりがおもしろい。
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解雇を言い渡された55歳のサラリーマンが、ひょんなことから江戸時代にタイムスリップしてしまう。
そこで出会った蔦屋重三郎の元で働きながら、仕事や人付き合いの極意を学んでいく。
ファンタジー小説の形を取ったビジネス(生き方)HOW TO本でもあり、江戸庶民の生活や浮世絵などの美術についてもわかりやすく説明してくれる歴史読み物でもあり、テンポよく一気に読めた。
「わかりやすい生き方指南書」をコンセプトに書かれたものだろうから、そういう役割ならちょうどよい文量だと思う。
私としては、登場人物たちがすごく魅力的だからもっと人間ドラマの部分も深く掘り下げて欲しかったな。
タイムスリップしたタケの生活をもっと見ていたかった。
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凄く凄く面白かったんだけど、現代に戻ってからの蔦重の手紙長過ぎ。蛇足が多すぎて読了の喜びが相当失せてしまった。それでもタイムスリップ物ってズルさを考慮しても相当面白くはあったけど、ノリノリのまま終わらせてくれなかったのが残念。
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ハラハラするようなエンターテイメント的小説を期待して読み始めてしまったら…。
あれ?なんだか江戸時代を学ぶ参考書のようだ。江戸東京博物館にでも置いてありそうな。。。
だけどだけど、現代に戻ってからが、よかった。蔦重の本当の凄さが、ここにきて判りました。
現代から江戸に伝える手段が無いのが、もどかしい!
作者なりの、写楽の推測も楽しいです。
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「いたこニーチェ」や「夢を叶える象」のような教え本、実用書の形を取っているけれど、その要素はいらなかったんじゃないか、と思う。
作者はビジネスではなく江戸文化の人だし、文化の話は楽しく描かれているのだから、蔦重とそれを取り巻く人たちの話として普通に書けば良かった気がする。
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広告代理店の営業マンが江戸時代へタイムスリップ!蔦屋重三郎に拾われた主人公、トップ出版社の企業秘密に迫る(笑)。まあ無理矢理タイムスリップの整合性を取ろうとしないのは割り切れてて潔いけど、喜多川歌麿を狂言回しにしているのが…ご愛敬で済むかなあ。贔屓筋から怒鳴られそう。しかもこの本、実はビジネス書なのか?巻末に、文中にあった「蔦重の教え」がピックアップされてるの。「人は得意なことで大失敗する」とか(笑)
ところで神田明神の算額って、電卓があったら解けるレベルだったんだろうか?
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仕事で大失敗し、早期退職を命じられた武村。突然タイムスリップした。ときは江戸時代中期。保護しれくれたのは蔦屋重三郎。版元として歌麿、写楽を手掛けた凄腕。彼の側で学ぶ、人の心を掴む方法、版画の製造法、江戸の風物・・・
めちゃくちゃ面白かった。何も出来ない武村の成長譚あり、蔦重の人柄あり、そして江戸がまるでそこにあるかのように描かれる。
ビジネス小説風に教訓が差し込まれるのはマイナスだが、それを補って余りあるプラスがった。
「いいえ。タケさん、蔦重の仕事ぶりを見ていると信じられないかもしれませんが、あの方にあれだけ人望があるのは、約束は必ず守る、というその一点を貫かれているからでございます」
人が他人との関わりの中で、まず大切にしないといけないのは約束を守るということだろう。そうでないと信用してもらえず、人望もなくなってしまう。そして、守らない約束なら最初からすべきでないということが、蔦重には分かっているわけだ。人が生きるときにリスペクトすべきルールが学べるという意味では、歴史だけでなく、倫理の副読本でもいいかも知れない。
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すごく期待してたから、その期待度からするとラストは今いちだったかな。 でも読みやすくて楽しい作品。江戸風ビジネス書とでもいいましょうか、生き方の教えがたくさんつまっている作品。ただそれも、素直に蔦重さんの言葉を受け入れる器が、自分にあればの話だな。結構人の好き嫌いの激しい私には【気の合わない人間ほど丁寧に接する】という教えは耳が痛い。【何かを捨てなければ、新しい風は入ってこない】 そうだよ、ほんとにそう。分かっているが、両手はグー。