紙の本
時代の変化なのか
2024/02/29 19:32
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投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的に合わなかった作品。時代的なギャップなのか全体的にどこか冷めた目線で読んでいたような気がする。ノワール的な作品は合う合わないがはっきり出てしまうなと改めて感じた。
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悪を許さず、組織に媚びない主人公にひかれます。話の展開が軽快なので、刑事ものに抵抗がある人にもおすすめでGoo!
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最後の展開は読めたし、偶然の重なりが多いところはどうかとは思うが、鮫島のハードボイルドな姿勢は次も読みたいと思わせる。
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話の展開としては若干ベタな気もしたが、スピード感や各キャラ達の魅力が非常に分かり易く書かれていて面白かった。オススメ。
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2015.05.29
ドロップアウトしたキャリア 拳銃密造 連続警官殺人 警察マニア ホモ ロックバンドの恋人 マンジュウ上司
ハードボイルド小説
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他のサイトでもファンが多いと書いてあったので、その第一弾(大沢作品は初めてなので、大沢作品デビュー作:笑)を購入。
スピーディーな展開、文字数が他の作品と比較しても少ない方なので読みやすいと感じた。面白い。
新宿鮫ってタイトルみて、ん?鮫?どういう事?思ったが、主人公の名前が鮫島だから。しかも過去に色々とやらかして、署内でも相棒を持たない一匹オオカミ。
ハードボイルドの、ど真ん中行ってる(ハードボイルドの主人公って、なんでこんな一匹オオカミ多いんだろう:笑
でもそれが、カッコ良くも感じる)
ただ1つだけ挙げるとしたら、最初に刊行されたのが1990年なので電話は公衆電話、呼び出しはポケベルといった具合なので、その部分だけはどうにも馴染めなかった。
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大沢在昌の新宿鮫です。
最新刊「絆回廊」
ブックオフで見つけて読みました。
長務所を出た大男から物語が始まりました。
恋人、上司、親子、同僚、、、が複雑に絡みあってます。
これからの新宿鮫シリーズの方向性が変わるかもしれません。
本編だけでは終わらない、後へ引く一冊でした。
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昭和ハードボイルド。
当時の新宿歌舞伎町の雰囲気が伝わってきますね。
タイトルだけ知ってたのですが、
主人公がここまでまっとうな人だと思ってなかった。
会話がウィットに富んでて面白いです。
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大好きな新宿鮫シリーズ。
当時の新宿が手に取るように目の前に広がります。
今では見られない公衆電話を駆使した犯罪・捜査が見どころです。
何より最高にかっこいい鮫島さんに一冊目から心を奪われました。
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J様が最近一気読みしてるので後追いちう。
R様も昔シリーズで読んだらしい。
新宿勤めの私には、土地勘も加わってさらに楽しめたかも。
ドラマ見てるような臨場感かな?
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警察内部の権力闘争の結果、新宿所轄にうつった鮫島が孤軍奮闘。新宿周辺で連続する警察殺し。
鮫島が追い続ける、銃の製造者。恋人のロックシンガー。色々なものが結びついていく面白さに、エンディングまで一気に読みきった!
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とにかく何にも考えずに、「面白いオモシロイ」と、するする読める、のめり込める小説を読みたいなあ。
と、いう衝動に駆られるときがあります。
若干、安易だったり、歩留まりが見えすぎていたり、恥ずかしいトコロもあったり、再読だったり、そういうのでも、いいや!という。
ちょっと歯ごたえのある本。
ちょっと新しい発見がある本。
自分の想像力とか、関心を広げてくれる本。
そういう本を読みたい時もあるんですけれど。
と、言う訳で、恐らく7年ぶり?か、そこらの再読。「新宿鮫」シリーズの第1作。
改めて読むと、やっぱり読みやすくて面白い。それでもって、なかなか部分的に恥ずかしい(笑)。
新宿署の一匹狼の警部、鮫島さん。
一匹狼、ってところでもう充分恥ずかしいのですが(笑)、そこの構造は、
「キャリア支配の警察組織に、反逆したキャリアである」
「警察組織がひっくり返るくらいの巨大な不祥事の秘密を握っている」
という仕掛けで、なんとなく読み進められます。ここのところ、ウマイなあ。
(もちろん、警察の本当のリアルとの齟齬については、分かりませんが)
それでもって、けっこう恥ずかしいのが、
「インディーズロックの女性歌手が恋人であり、主人公の警部は作詞のアドバイスもする」
というあたりですかね(笑)。
この線は、なかなかに男性読者の安易なヨロコビツボを突いている感じで、逆に恥ずかしい(笑)。
そこの恥ずかしさを補填する感じなのが、犯罪者の側のダークサイドを「擬似一人称」的に描く、ハードな部分なんでしょう。
基本、三人称で主人公の鮫島さん越しに描写が進むのですが、章を変えて、犯人側の意識を三人称で描く。
その章は、小説の特徴を生かして、「心理を描くけど、全体像を見せない」という仕掛け。
この仕掛けは、確かシリーズを通した特徴のはずです。
それから、新宿歌舞伎町を中心に、東京周辺の地理を丁寧に舐めるように描く語り口も、恥ずかしさを補填して読ませてくれます(笑)。
第1作は、
●男色家の密造銃器製造者・木津を追い詰める鮫島。反撃に出る木津との攻防戦。
●木津の作った銃で、新宿を舞台に連続警察官殺人事件が起こる。その顛末。
●警察内の、悪役=香田、主人公の味方=鑑識の藪、上司の桃井。
●警察オタクの異常心理的な男の内面と、彼が連続殺人事件に絡んでいく経緯
というパラレルで描かれます。
なんといっても、主人公の「はぐれエリート刑事」という立ち位置が、娯楽的に絶妙。それに絡む脇役が、悪役含めて粒だっていて、面白いですね。
ただ無論、全般的に「男のロマン」的なご都合と、独特の臭さ(笑)。これもすごいです。
(大沢さんの他の本もちょっと読んだのですが、その「ご都合」と「臭さ」が凄すぎて、今のところ、新宿鮫シリーズ以外、のめりこめず…)
恥ずかしいけど「男のロマン」臭がこぼれあふれる娯楽も、たまには良いよねー…という向きには、読まない��は勿体無い傑作ではあります。
(1作読んでしまったら、恐らく全作を今年中に再読してしまいそうな気配…。
なんだかんだ、好きなんですよね…「ゴルゴ13」だって、好きですし…)
※ちなみに、何度か映像化されていまして。
正直、これはかなり小説らしい小説なので、原作を読む楽しみには適わないと思うんですが、
好みで言うと、映画版の真田広之さん=鮫島、奥田瑛二さん=木津、というのは、配役的には好きでした。
もうけっこう、昔の映画ですけれど。
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鮫島刑事がカッコ良すぎ!清廉潔白な正統派ヒーロー、優秀でおまけに男にも惚れられるほどの男前。ケチのつけようがない。優秀過ぎて嫉みを買うという刑事ものにありがちなパターンだが、こんな完璧な男が傍にいたら、上司も嫌だろうな~と納得。桃井が(陰ながら?)味方に付いてくれるのが心強い。
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もっと血と汗と暴力のハードボイルドかと思って腰が引けていたのだけど、とても読みやすくて一気読み。
食わず嫌いはいけないね。
黙っていればエリートコースまっしぐらだったはずなのに、警察の身内意識を無視して捜査にまい進する鮫島は、二人一組で捜査するのが基本なのにもかかわらず、いつも単独捜査だ。
キャリア組にもたたき上げにも与しない。
ただ、犯罪を許さない。犯罪者を見逃さない。それだけだ。
“「俺が嫌いなのはやくざだけじゃない。法に触れるような悪事をして、それでばれなければ、まっとうな人間だと思っているような奴は全部嫌いだ」”
その正義感は時として、犯罪者になる手前で救えたかもしれない人間を、救えなかった自分にも向けられることがある。
そんな時、彼女(といっていいんですよね)である晶が、彼女の歌が、心が、存在が彼を救うのですね。
口が悪くても、彼女は実に真っ当。
ごりごりのハードボイルドって、時に悪人ばかりが主張して、読んでいると酸素が足りないような息苦しさを感じるけれど、この小説にそれがないのは多分に晶の存在によるもの。
連続警官殺しに使われた改造拳銃を作った男も、実行犯も、自分と自分の好きなものでできているとても小さな世界に生きている。
もうひとり。
直接犯罪と関係がないのに、自分から犯罪のほうに身を寄せていく男もそう。
自分。自分の好きなもの。
世界にはそれしか置かない。
それが認められない時は、世界ごと壊して終わりにする。
なんと現代の若者を見事に切り取っていることか、と思ったけど、この本が出たのは30年近くも前のことなのである。
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山形小説家になろう講座で、大沢先生の講義を聞いてとても面白かった。非常に失礼ながら著作を読んでいなかった。講座の後で読んで見たのだがとても面白かった。
特に改造銃と、銃の工房と、その経路が素晴らしくワクワクした。あんな感じの秘密の仕事場が欲しい。今のオレは仕事場として借りたアパートにネットも引けずに困っているし、夜中作業していて隣人に迷惑を掛けていないか気が気でない。
捜査をかく乱するオタクもみっともなくて素晴らしかった。彼の物語をもっと読んでみたい。
悪人のゲイが何人も出てくる。主人公を強姦しようとするのも恐ろしくてよかった。
ライブハウスはドリンクチャージがないようであった。